■スポンサードリンク
もし今夜ぼくが死んだら、
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
もし今夜ぼくが死んだら、の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近のSNSによる誹謗中傷による事件を思い起こさせる内容です。 SNSへの書き込みのより追い込まれる少年とその家族、味方は誰なのか?居るのか? 途中で予測していたのとは思っていなかった結末で、これはこれでありかな?と思いました。 イヤミスかな?と思ったらそうではなかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「もし今夜ぼくが死んだら "If I Die Tonight"」(アリソン・ゲイリン 早川書房)を読みました。 フェイスブックへの書き込みで始まるスリラー。その遺書?を書いたウェイドは17歳の高校生。彼は母親・ジャッキーと中学生の弟・コナーと共にニューヨーク近郊、架空の町ヘブンキルで暮らしています。ウェイドはある理由からいじめを受けており、落ちぶれた女性歌手がナイトクラブでのライブを行なった帰り道、若者に車を奪われ、その車はウェイドの同級生を轢き殺して逃亡してしまいます。そして、SNS上にはウェイドが犯人だと示唆する書き込みが飛び交うようになりますが、ウェイドは何も語ろうとせず、何かを隠し通そうとしているようにも見えます。轢き逃げした犯人は誰?ウェイドが隠そうとする「秘密」とは一体? ウェイドの母・ジャクリーン、弟・コナー、この事件のきっかけとなる女性歌手・エイミー、そしてある過去を持つ女性巡査・パールの視点を通して、このスリラーはドメスティックに、シーンがシーンを補填しながら語られていきます。 テーマは、SNSに席捲されたこの世に蔓延る悪意、憎悪、不信感、疑心暗鬼。親が子供の携帯を覗くことに「罪悪感」を抱き、フェイスブックの友人が減ることが寂しさをもたらす時代の米国の小さな町の<悲劇>。スリラーですからあまり多くを語ることができませんが、ミスディレクションとその揺り戻し、散りばめられた伏線は終盤で綺麗に回収されていて、不自然さが少ないと思います。 感じる欠点もいくつかあります。中盤、盛り上がりに欠け、少し退屈です。女性たちが魅力的に描かれている反面、二人の「少年」を除き、男たちは多く登場していますが不在ですね。登場シーンが少ない女性巡査・パールの恋人、名字のないポールだけが活き活きと描かれています。作者の心が反映されている「男」は、彼だけのような気がします(笑) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!