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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 161~180 9/11ページ
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孤独の中で生きたヒロインの弱さと強さが胸に沁みました。また沼地の豊かな自然が舞台設定として大きな役割を担っていました。 | ||||
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今年のベストです! | ||||
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作家の池澤夏樹さんが「この本はハックルベリーだ」と評していました。 ハックルベリーフィンの冒険が好きな私はどこがハックルベリーなのか知りたくて本を読みました。 事件が起きた1969年とその事件が起きる前の時代を行き来しながら話は進みます。 同じような状況描写が続いて飽きが出る頃に時代が変わるので 長編ですが最後まで興味を持続できました。 話のテーマは様々です。 大自然や人種差別や宝探し(失くした物探し)はハックルベリーと似ています。 主人公の成長過程や恋愛模様はハックルベリーと違います。 自然に対する畏敬や主人公の周りの大人の深遠な気遣いには感動しました。 | ||||
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ひとたび本を開けば湿地の世界に取り込まれるような美しい自然の描写、本質を突いた人間の営みと心理、そしてジャンピンや初恋の少年を通して広がるカイアの世界に夢中になりました。 読み終えた今も隙あらば「ザリガニの鳴くところ」のことを考えてしまいます。 とても素敵な作品でした。 | ||||
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好き | ||||
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かなり前に、意外な情報の紹介に驚きを表すへぇ~!の数を競うTV番組があって、背の青い魚ばかりを食べさせたザリガニは青くなる・・と、実際に真っ青なザリガニを観てTVの前で百万へぇ~!と叫んだことをザリガニと聞くたびに思い出す私・・と、どうでもいい余談から始まりましたが、久しぶりに本の世界に首までどっぷりつかりました。 ミステリの要素はありますが、最後に明らかになる真実は、おそらくそういうことだろうと予想はしていましたし、それよりも他の方も同様だろうと思いますが、一般社会から隔絶した湿地帯の自然とそこの動植物の描写が美しく、日常とはかけ離れたその世界に誘われ、引き込まれました。カイヤと一緒に湿地をボートで巡ってました(笑)。 主人公のカイヤが美しく聡明・頭脳明晰な女性に成長して専門書を出版する、なんてディズニー映画のような、、とのレビューもありましたが、まともな生活を送れない貧乏白人の家庭で育ち、その後家族に次々と見放されていく女の子ですから、美人かつ聡明とでもしないと、、、およそ、物語の主人公とはそうしたものですしね。他にも、・・や?という箇所もいくつかあるのですが、やはり湿地という場所のインパクトや存在が大きくて、結局、細部はあまり気になりませんでした。 こういうアメリカの暗部・恥部とでもいう社会の階層を描いたドラマ・映画や本は今までも観たり読んだりしましたが、読んでいるうちにジェニファー・ローレンス主演の”ウィンターズボーン”という映画を思い出しました。 この映画も、アメリカの現行の連邦法が適用されるのか?というようなミズーリの山間部の非常に貧しい小さなコミュニティを描いた胸に染み入る映画でしたが、広いアメリカ、社会から零れ落ちた人達がたくさん点在していますね。アメリカのそういう部分にもっと触れたいなぁと思いを新たにしました。 私は英語を生業としているものの、洋書を読むよりは翻訳本に手が延びますが、この本の自然描写(いい訳だと思います)を読むうちに、英語ではどのような表現をしているのか?と、原著を読んでみたくなりました。 最後の方は読み終わるのが残念だったので、再度、原著で楽しみたいと思います。 | ||||
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エンディングのあと何回も考えなおしました 読んで良かった作品です | ||||
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原作本も購入して並行して読んでいますが、 友廣純さんの翻訳が美しく素晴らしいです。 特に自然の風景描写が、眼前に浮かび上がり、今まさにその場にいるような気持ちにさせてくれます。 また、主人公カイアの心情表現も細やかに翻訳されていて今更ながらに日本語の美しさに気付かされました。 | ||||
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時間を忘れて読み込みました。頭の中の小さなスクリーンに映し出される情景にどんどん引き込まれます。文字を追う目が止まりません。読書中は主人公カイヤの守護霊になったかのようでした。そして最後、その豊かな情景とたびたび登場する詩が力強く、悲しい。いつまでも忘れない一作になりました。 | ||||
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単純な小説かと思いきや、読み進むほどに深く引き込まれて衝撃を受けること請け合い。 | ||||
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読みながら、すっかり湿地の自然に魅せられてしまいました。 普段人は人間を特権的な立場にした上で世界を自然を見ていたんだなと思い至ったりもしました。 そして物語のラストこそ、その人間の特権的な立場(あるいは人間的な倫理)を突き崩すようななんともいえない気持ちを味わいました。 | ||||
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徹夜して一気読み、してしまいました。 それほど、先が気になって気になって・・・。 人間の男女関係が、昆虫(生物)世界のそれとリンクして意外な面白さがあった。 ただ読後、 実母の出て行った後の実家での言動を鑑みると、 どう考えても、カイルを置き去りにするタイプに思えず、違和感が残った。 DV夫は不在がちなんだから、なぜその時にでも一緒に連れて出なかったのか? それと、カイルの判決が出た後、数日後(?)、思わせぶりにテイトを迎えに来る保安官。 そこって、読者の推理を、二転三転させるための(?)描写?なんでしょうか? そこもなんだか不必要に思えて違和感残った。 ですが、最後の最後で、テイトのカイルへの深い深い真実の愛、 それが本物だったんだなぁ~と思い知らされた感がありました。 人生で、それだけ愛される人物に出会えられたら、 それほどの倖せは無いと思いました。 自分にとっての理解者は、1人いたらそれでいい、そう思いました。 | ||||
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推理小説にしては読みやすい。人間関係も分かりやすい。そして普通におもしろい。アメリカでベストセラーになる本とはこういったものなのか。人種差別の問題を扱っている社会的小説というのもひとつの理由にあげられるのではないか。この問題に対してはそこまで気にならなかった。それよりは、ホタルやカマキリの話の方が記憶に残った。 | ||||
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本当にたくさんの人に寄り添える本だといえると思います。ただ言えるのは心温まる物語だけが人に寄り添えるわけではないってことですよ | ||||
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一人の少女の一生が、湿地周辺の動物たちと自然界の交流の様子が手にとるように表現されています。 差別を受けても、たくましく成長する様子には、励まさずには、いられません。そして、やっと見つける愛。なか、なか、こんなに感動する本には巡り会いません。 | ||||
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Amazonで書籍のレビューをするのは初めてです。 幾つかの雑誌の書評を見て、好奇心から購入。 海外ミステリが好きなので、謎解き、法定ミステリと思ったら良い意味で裏切られました。 社会の底辺で打ち捨てられた主人公の少女が自然とまじわりながらも1人で生きていく強さが、少女の野生を見つめる冷静な視点とあわせて描かれる。 人間も所詮動物だと思わせる描写も少女の野生を見つめてきた経験と視点から描かれていてなるほどと膝を打つ。 まだ人種差別も残るアメリカ南部で、人との関わりを避けてきた少女を見捨てる社会の冷たさを記すその一方で彼女を見守る周囲の人々の温かさに心動かされる場面も多く、最後の100ページは涙を抑えることができなかった。 翻訳も読みやすく、巻頭の登場人物リストと地図もプラス。 あっという間に読み終わり、ミステリー的な驚きとハートウォーミングの両方を味わえる素晴らしい一冊でした。 涙活にもおすすめします。 | ||||
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両親にも兄姉にも去られて、1人ぼっちになった7歳の少女が、64歳で亡くなるまで、湿地の子と蔑まれながらも何人かの人々に支えられ文字を覚え、食べるために知恵を絞る。そして、自然学の本まで出版する。裏切られて悲しみの淵に沈む時もあるけれど、私は涙を流し、この人生に強い尊敬と共感を覚えずにはいられませんでした。 | ||||
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最後の最後でエッと驚かされたのと ア~やっぱり...と得心がいってのスッキリ!! かつ、 やはり、真実は暴かれねばならないという ほの悲しい思いとの狭間で 主人公と共に複雑な思いで 読み切りました。 | ||||
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沼の少女と呼ばれるカイヤ。かのじょの生き方に引き込まれ自然の様子が浮かんできます。そして、その中でおきた殺人事件。話の展開が面白く一気に読んでしまいました。 | ||||
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カイアは還って行きましたね。自然、湿地、鳥、貝、砂浜。 彼女が生まれてきた処に。本能の世界の中に。 複雑な余韻を残しています。 そして、映画化される日を楽しみにしています。 アメリカ映画でなく、日本映画でも十分可能と思いました。 とても清楚な感じのする、無垢な印象の若手女優さんがいいと思いますね。 | ||||
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