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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 101~120 6/11ページ
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一気に読み上げた。内容の余韻が残る。 | ||||
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この本をミステリーだと思って読むと、500ページはいささか長い。 でも、豊かな湿地とそこに1人残された少女カイアの生き抜く様と、テイトやジャンピン、メイベルなど温かく包む穏やかな人々のストーリーだと思って楽しむと、急いで読むのはもったいない。 ぜひ、繊細な描写を味わい、想像しながら味わって欲しいと思いました。 | ||||
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両親に捨てられた湿地の少女の成長記的に読みましたが、ミステリーとしても面白かったです。 前半は、少女がいかに生きるか 中盤は恋愛 後半は法廷ミステリーと欲張りな一冊!! 大自然の描写も美しく本好きにはぜひオススメしたい一冊です。 | ||||
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とにかく読んで下さい。 多くの人に読んでほしいと思いました。 最後は驚きました。 | ||||
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カテゴリー的にはミステリーですが、 湿地で孤独に生きる少女を取り巻く愛と拒絶、喜びと哀しみ 普通の小説として良い本でした。 | ||||
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面白かった…が ミステリーとしては星3つ。書き方の「視点」から結果が予想された。ちょっと無理のある展開かと…。 | ||||
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幼い頃見た映画、太陽がいっぱいでも途中でラストシーンが浮かんでしまい、最後の驚きを味わう事ができなかった。 20数年前に見たユージュアルサスペクツも途中で最後の状況が浮かんでしまい魅力半減。 この本でも、ミステリーであったあのアイテムがああなるなっと途中で浮かんでしまい、あ、ここで出てくるぞっと先読みしてしまい驚きも半減、読み終えても後味が悪かった。この疑い先読みする性格を呪いたい。 しかし、陰鬱ながら美しい湿地の情景や、裁判の迫力は読んでいて心を動かされた。 皆におすすめしたい本です。 | ||||
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読むほどに先が気になり、読むのが楽しみになりました。 | ||||
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評判の話題作で、私の地元の図書館でも異例に4冊も購入されているが、それでも2か月以上順番待ちがついていた。 …読んでみて、納得。独特ですごい内容だが決してファンタジーではないと感じさせられる。名作だ。 細かい内容は他のレビューにお任せするが、一言でいうと『人よりはるかに困難な状況で自分の道を伐り拓いてきた(文中 P450)』女性の物語。 ラストはじーんときた。大満足できるすばらしい物語。 | ||||
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少女の成長物語でもあり、サスペンスもあり、大自然の美しさもあり。大満足の一冊だった | ||||
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素晴らしい小説だった。ミステリーという分類であるが、犯人は最初から分かりきっている。本書の心に残るところは、謎解きのプロセスではなく、主人公の孤独と希望の持てない環境、それと闘う強さであった。 多くの女性は少女期に孤独を感じたことがあるのではないか? そんな中でも、主人公のカイアほど孤独と疎外感を抱く存在はいまい。私が読んだ小説の中でもトップのボッチ・ヒロインである。 孤独と戦い、時には負ける主人公カイアが愛おしかった。自然や野生生物から育まれた主人公の人生観に、ぶれない深みを感じた。カイアを取り巻く湿地の美しさと沼地の恐ろしさに鳥肌がたつ思いがした。 面白さは後半に行くほど加速する。読後感も良い。 | ||||
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やられた… 読了後妙に清々しい気持ちにさせられた。 湿地で見つかった1人の青年の変死体。疑いの目を向けられたのは幼い頃からたった1人で湿地に生きてきた女性カイア。カイアの送った人生と一つの事件とが絡み合いながら物語が進行する。 ミステリーとしての性格に加え、動物学者たる著者ならではの自然と人間に対する慧眼、人間性に対する独自の洞察が秀でている。 そしてやはりこの2020年という年に本作が持つ意義も忘れてはならない。舞台となる時代は異なるけれども、Me Too運動、BLM、トランプ旋風など現代を取り巻く様々な社会問題を背景として読むとき、本作の描く深く暗い「沼地」がみえてくる。カイアは白人でなければならず、少女でなければならず、「ホワイトトラッシュ」でなければならなかった。 しかしこの物語を最後まで読むとき、カイアは「沼地」ではなく「湿地」を生きたのだと感じさせられる。社会も権力も届かない、ただ力強く拍動し自然の摂理が支配する世界を。そしてそこにいかなる社会的圧力にも屈しない生命の本質があると著者は見たのではあるまいか。「やられた…」と感じるのはまさにその部分なのである。 | ||||
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動物やら自然やらが好きでないと、前半は少し退屈。 場面がパラレルで展開しだすとだんだん面白くなるが、犯人は誰かをつき詰めるミステリーではない。 場面の展開は、まるで映画化を想定していたかのよう。 結末はちょっと予想外だったけれど、なるほどでもある。 どんな風に映像になるのか興味は沸くが、結末を知ってしまうと、映画を見たいという気持ちは半減するかも。 Kyaをカヤでなく「カイヤ」としたのはなんかよかった。 | ||||
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絶対に読んで後悔はしません!! 今まで読んだ小説の中でもかなり面白いです。 そして私の予想は外れしまいました… 皆さんの予想は当たりますか?試しに読んでみてください。 | ||||
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1969年、ノースカロライナ州の湿地帯にある火の見櫓から若い男チェイス・アンドルーズの転落遺体が発見される。事故なのか、事件なのか。地元の保安官が進める捜査線上に、「湿地の少女」と言われてきた女が容疑者として浮上する。“少女”の名は、キャサリン・“カイア”・クラーク。母も兄も姉も、そして父までもが昔、彼女を置いて村を出てしまっていた。天涯孤独の身のカイアは、果たしてチェイスを殺したのか……? ---------------- 2018年にアメリカで出版されると、ベストセラーとなり、昨2020年に出た邦訳は本屋大賞・翻訳小説部門で1位に輝いたという話題の書です。 物語の仕立ては、犯人探しのミステリーですが、その一方、1960年代の貧困白人層の末娘が文字も読めない生活から少しずつ人生を切り開いていく教養小説(Bildungsroman)でもあり、アメリカの大自然豊かな湿地帯に暮らす人々の人種差別や経済格差を描く社会小説でもあります。そうした幅広いジャンルを横断しながら、主人公とともに成長を感じられる見事な小説です。 カイアが恋をし、裏切られる切なさが胸に迫ります。 最後に意外な犯人が、意外な形で明らかになる様子には大いに驚かされるとともに、上質のミステリーを読んだという満足感を味わえました。 友廣純氏の翻訳は実に読みやすく、翻訳調のバタ臭さは微塵もありません。500頁を超える大部の書ですが、すいすいと読み進めることができます。こうした日本語が書けることが羨ましく感じられます。 ------------------------ この小説を読みながら、二つの作品を思い出していました。以下に紹介しておきます。 ◆J.D.ヴァンス『 ヒルビリー エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち 』(光文社) :ヒルビリーとは、アイルランドのアルスター地方から主にアパラチア山脈周辺のケンタッキー州やウェスト・ヴァージニア州に住み着いたスコッツ・アイリッシュのこと。著者のJ.D.ヴァンスは1984年にケンタッキー州の北隣に位置するオハイオ州ミドルタウンのヒルビリー出身の親のもとに生まれました。これは彼の自叙伝であるとともに、アメリカの<忘れられた白人労働者階級>の現状を描いた書です。教育を受ける機会と意志をもつこと、そして努力を続けることがいかに人生を向上させることか。それを鮮烈な形で示してくれる優れたノンフィクションです。 ◆映画『 ネル 』(1994年) :ノースカロライナ州の山で奇妙な言葉を話す女性が発見される。彼女は言葉が不自由な母親に育てられ、教育を受けたことがない女性ネルだった……。ジョディ・フォスターがアカデミー主演女優賞の候補になった作品です。 | ||||
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湿地で逞しく暮らす少女の成長物語。親の暴力と闘い、差別、貧困と闘い、ごくたまに優しさという休息を得て、また偏見と闘う。自然で育った少女は強かった。 | ||||
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圧倒的な孤独の中を生きる少女の人生をただただ祈りながら読み続けた。 家族や恋人に幾度となく捨てられても、また人との繋がりに焦がれてしまう。 そんな孤独と共生の狭間で揺れ動く心情が生々しく表現されていた。 また、湿地や動物など自然豊かな描写が美しかった。 ㅤ 事件の真相は、墓場まで持っていく。 | ||||
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主人公に移入し、裁判の場面などこの手があったかと感心しました。 最後の1−2頁はびっくりでした。 | ||||
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読み物として、面白いのは面白いです。 特にヒロインの幼少期は、とっても可哀想で切ない。まあ、これ系好きな人は「レミゼラブル」があるし、別に新鮮というわけでも無いけど。でも、幼い少女があまりにも顧みられない社会って、ちょっと酷いよね。可哀想で読んでらんない。そんな社会有る? おそらく歯磨きの習慣も、躾もマナーも無い、栄養状態さえ悪い少女がシンデレラのように美しく魅力的に成長する。もろもろにリアリティーを感じられるか? おとぎ話や遠い外国の話としてなら理解できるのかな~。 そんな希有な状況下で、奇跡的に湿地でたった一人生きることになった少女は、やがて殺人事件の容疑者となる。 作者は著名な動物行動学者なので、動物の生態をときどき人間社会に置き換えたりして、その描写が面白い。 以下ネタバレ注意。 「ザリガニの鳴くところ」という場所は結局出てこない、一度だけ言葉が出たきり。 しかし、これは結末がそうなんでしょうね。人間のルールが通用しない場所という意味でしょう。 ヒロインは、自然のルールにおいて問題を処理した。それは、人間社会のルールを超えた自然の原則があった。 ヒロインが心の支えにしていた作家、実はヒロイン自身というオチ。でも、作家は母親が好きだった作家じゃ無かったけ? 当然幼少期には、文字も書けないし、もしかしたら、母親がオリジナルの詩人だったて事かな? そもそも、詩人の存在を意識していたのはヒロイン自身で、ヒロインはずっと孤独。叙情トリックにしても独りよがり過ぎるでしょ…。 裁判でさんざん、時系列的な犯行不可能性を指摘しておきながら、犯行のトリックは一切説明無し。まあ、ええか! 要は、自然は残酷。 人間社会の善悪やルールは、あくまで人間の作った物にすぎない。動物の研究をしている人が、よく言うセリフですが、それを物語にした作品。 70歳の女性学者の処女作で、いろいろ荒っぽい部分もあるんだけど、一般的には普通におすすめできる良書! かな? | ||||
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打ち捨てられた少女が生き抜く姿、無視する多くの人、助けるわずかな人、 法廷闘争、サスペンス要素等々、素晴らしい本です。世界を見れば、 素晴らしい本がある。 | ||||
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