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鷲は舞い降りた
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【この小説が収録されている参考書籍】
鷲は舞い降りたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 41~60 3/4ページ
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バイク乗りなら この世界観 わかるかも | ||||
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ハヤカワは生理的に合わない様だ。 どの本を読んでも、話の展開が悪く、文章もクドクドして、面白さがピンと来ない。 退屈になって、後半の面白いところへ飛ばし読みをしても同じで、面白い個所が出て来ない。 最高のとか一級品のとかの書評にいつもだまされている。もっと面白い本は沢山あると思うが.. | ||||
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発表当初は半年ほどベストセラーであり続け、今では冒険小説の古典的位置づけにある一冊です。またいくつかのレビューにもありますが、最後の方の戦闘シーンが白眉ということで、そこがいつ出てくるのかを心待ちにしながらページをめくりました。 執筆当時は、第二次大戦時のドイツ人兵士をクルト・シュタイナーのようにヒーローとして描くことが冒険だったのかもしれません。また、第二次大戦末期のドイツ軍人の敗戦を悟りつつ上層部の命令に従っていた様子が意外でした。 ボーア人、アイルランド人にまつわる歴史を知っていれば、もっと楽しめたかなという気がします。 | ||||
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ジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」を読了。冒険小説の傑作の呼び声に負けない出来でした。通勤電車で読んでいたのですが、やはり後半は一気読みになりました。 何が凄いかって、数多くの登場人物たちが魅力的に描かれていることです。数が多くて普通は混乱してしまうのですが、本作ではあまりそのようなことは無く、物語の世界に引き込まれていきます。 そして何よりストーリが最高です。ラストにもびっくりしましたが、全て読み終えてから第一章だけを読み直すと、また新たな発見があります。 冒険小説とは「男の物語」と定義して問題ないでしょう。本作品はその「男」が魅力的に描かれており、すべての男が引き込まれる要素が盛りだくさんなのです。こんないい物語をほっておいては、正しく「男が廃る」のです。男なら読みましょう。 | ||||
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小説というものは、要するに人物描写の力で決まる。この『鷲は舞い降りた』を読むと、つくづくそう思う。シュタイナ、デブリン、ヴェリカ神父、ジョウアナ・グレイといった主役級の描写はもちろん、この小説では、かれらを取り巻く「脇役たち」の描き方がすごい。いったいどういう言葉のノミを使えばここまで完璧に物語を形作れるのか、ほとんど驚嘆の域である。絶対に読んで損はない、と断言できるハードボイルド小説、冒険小説をただ一冊だけ選べと言われたらこの本を選ぶと思う。古典である。訳者が妬ましいが、べと付かない、淡々とした訳文もまた完成品であるといいたい。作者ヒギンズの真骨頂が出た作品。すばらしい。 | ||||
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単純な勧善懲悪ではなくナチスドイツも相対化。 あらゆる文化のなかに優劣はなく絶対悪もない。 その言葉に惹かれて読んでみたのですが全然違いました。 単に冒険小説の主人公をドイツ軍人にしただけであって 価値観や思想はイギリスとかそっちの方の人のものです。 ナチスドイツの政策等は貶されています。 自分の側から見て善い人間を普段悪役をやっている側に配置するだけなのは相対化とは言わないのではないでしょうか? ただ、これはあくまで価値観、文化の相対化を期待して読んだ場合の感想であって 単純なヒーロー物として見るならば名作なのかもしれません。 | ||||
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前半は数多くの登場人物や舞台の背景の導入が続き、あまり上手とは言えない訳も相俟って若干退屈したが、盛り上がる後半ではぐいぐいと引き込まれた。ストーリーはいたってストレート、結果もおよそ見当がつく、それでも引き込まれる。 チャーチル誘拐という常軌を逸した計画の遂行に、敵国に飛び降りて行く男達。散見されるクサい表現も吹き飛ぶ程に、登場人物が魅力的だった。非情な現実と対照的に描かれる彼らの命懸けの冒険は、ロマンに満ち溢れ、滑稽なまでに儚い。 まさに映画化されるべくして映画化された、冒険小説の代表作という呼び名に恥じないエンターテイメント作品。 | ||||
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こういった冒険小説は、絵面が浮かべば面白いと思う。この小説も、映像的で面白く読めた。 | ||||
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冒険小説の名作という事で、大いに期待して読んでみたが、期待通り名作だった。何より、登場人物が実に味わい深い人物ばかりで、シュタイナにシュトルム、ゲーリケにケーニヒと紛らわしい名前が付いてるのだが、作者の表現力でそれらの人物像を自分の頭の中でクッキリと描く事が出来た。また、ヒトラーやヒムラーといったビッグネームも登場するが、ビッグネームが登場する場合、ストーリーが安っぽくなる事もあるが、本作はうまくビッグネームを使い出しゃばりすぎなくしている点は良かった。冒険小説にはつきもののロマンスも、登場人物の中で、恋愛とは縁遠い感じのデブリンとイギリスの田舎娘とのはかない恋という形でうまくストーリーに組み込まれている | ||||
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書評家の茶木則雄によれば、本書を冒険小説の“東の横綱”。“西の横綱”はケン・フォレットの『針の眼』としている。新直木賞作家佐々木譲は、本書のハヤカワ文庫版の解説をしているが、この両横綱へのオマージュとして『ベルリン飛行指令』と『エトロフ発緊急電』を書いたそうだ。そればかりではない。『ミステリ・マガジン』のアンケートをもとに、’92年に早川書房から刊行された『冒険・スパイ小説ハンドブック』において、「冒険小説ジャンル」で名だたる作品を押しのけて堂々第1位に輝いている。 時は1943年11月6日、第二次大戦で敗色の漂うドイツにあって、「英国首相チャーチルを誘拐せよ」との密名をおびた、歴戦の勇士シュタイナ中佐率いる落下傘部隊の精鋭が、チャーチルが週末の休暇を過ごすとの情報をもとにイギリスの寒村に降り立った。この荒唐無稽な作戦の立案から実行までを、史実を巧みに取り入れ、克明に描ききったのが本書である。 シュタイナ中佐たちの実際の死闘は本書の後半4分の1に凝縮されているのだが、そこまでの話のもっていきかたが実にうまい。作戦を任される軍情報局のラードル中佐、老女のスパイ、グレイ、シュタイナと共に任務に就く、一癖も二癖もある面々。これら魅力的な登場人物の言動や心理状況をキャラクターとして配したうえで、刻々と作戦の準備が整うさまはドキュメンタリータッチで、まるでノンフィクションのような現実味を帯びており、エンターテインメントであることを忘れるほどだ。 彼らは史実の通り失敗する。にもかかわらず読者が手に汗握るのは、「あわや」成功する寸前までいくからだ。彼らが窮地に陥る最大の原因は、戦争だから敵は抹殺するが、人道にもとる行為はしないという騎士道精神のようなところにある。だからこそ読者は彼らに感情移入し、応援したくなるのだ。そして読後になんともいえない余韻に浸ることになる。 | ||||
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ドイツの敗色濃い第二次世界大戦末期、歴戦のドイツ空挺部隊員シュタイナー中佐は武装親衛隊のユダヤ人狩りの現場に居合わせたばかりにユダヤ人少女を助けようとする。そのため、懲罰的任務として何と英本土に潜入して英首相チャーチルを誘拐するという途方も無い作戦に赴くことになる。もちろんチャーチルが誘拐されたなどという歴史的事実は無いからこの任務は失敗する。 読者ははじめから任務が失敗することを知っていて読むのだから作者がどのように最後まで読者を引っ張るか、これは作者のストーリーテラーとしての力量が試されることになろう。ところが、これがうまい。じつにストリーの展開がうまい。これはなるほどこんなこともあったかも知れないと読者に思わせるような現実的な細部を積み上げるので読者は最後まで作者に引きずられるように結末まで読まされる。 ところで、この作品を読んで印象的だったのは、たとえそれが敵であっても勇敢な軍人は尊敬されるという事実だ。英国の軍人からも騎士十字章を受賞しているドイツ軍人が尊敬の対象であったことがわかる。 この作品、冒険小説人気ランキングの上位常連であるが、うなずける。まだの方はぜひ一読をお薦めする。英文の難易度はあまり高くないので読みやすいと思うが、軍隊の編成や階級などに多少の軍事的知識があればさらに理解がし易いだろう。 | ||||
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第二次世界大戦を背景に描く暗殺計画の小説 570ページあまりの大作です。この本がすごいのは こんなに厚い本の場合、多くは中だるみをしてしまうのですが ほとんどのページが濃密で、よく構成されています。 私の悪い癖で、終わりから結末を知ってから読むのですが、 この本は結末は一部であり、それまでの人間関係の機微が 大きな主題の一つであり、充分楽しめました。 読み飛ばすことも出来ず、しかし一旦読み始めると、作品の世界に 引きずり込まれる力を感じる本です。 ほとんど女性が登場しない本で、その点から考えるとハードボイルドなの です。とはいえ、女性が理解できない本かというと多分それも違うような 気がします。 文庫本で単なるエンターティメントの本ではあるのですが、 920円という定価以上に楽しめました。 | ||||
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始めて読んだときの興奮はいまだに忘れることが出来ない。この作品のストーリーの素晴らしさは語りつくされているが、自分は主人公たちの人間的な魅力に圧倒された。シュタイナ、ラードル、デブリンのなんと魅力的なことよ!男ならこうなりたいと思わせる圧倒的な人間性を書ききったヒギンス筆は冴え渡っている。ヒトラーという怪物の下での宮使えはまさに悲劇。無責任な政治家と現実の間で板ばさみになる人間は何時の時代にもいるものだ。 | ||||
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絶対にこれは冒険小説の最高傑作などではない。 鷲が舞い降りるまでが無駄に長すぎるし、 肝心の戦闘の場面も面白いが、最高などといえるものではない。 冒険小説の最高傑作は「深夜プラス1」。この本の5倍は面白い。 誰がまちがって流布したのか知らないが、本書を最高傑作などといって褒める価値はない。 | ||||
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ドイツ軍が秘かにイギリス本土にパラシュート降下しチャーチル首相を誘拐する…荒唐無稽にも思えるような話ですがイタリアでムッソリーニを救出したオットー・スコルツェニーの空挺部隊がシュタイナーのモデルであると言われていますし、実際に机上の作戦ではありましたがそういった計画がありました。 今までドイツ軍=悪者というレッテルから少なからず解放した作品でもありますし(ドイツ人が共感したかはどうかは別にして)、冒険小説としても、戦争アクション小説としても、充分に読むに値する傑作小説です。 | ||||
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第二次大戦中、シュタイナ中佐率いるドイツ落下傘部隊による、チャーチル首相の誘拐作戦を描いた冒険小説の傑作で、映画化もされている。 前書きには、本書の内容の少なくとも50%以上は資料に基づいた歴史的事実であると書かれており、 またジャック・ヒギンズ自身も小説の中に登場して生き残った登場人物たちと会話したりしている為、 ストーリーの大部分が事実であるかの様な気にさせられてしまう。 まあ、ラストの大どんでん返しを含めて、事実にしてはあまりにも出来すぎた話だとは思うのだが、 最高の冒険小説として楽しめるのは確か。 鷲が舞い降りるまでが、ちょっと長すぎると感じてしまったが、 そこから先は一気に読めます。 | ||||
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名作の誉れ高いが、普通の戦争小説つーか、スパイ小説。 高評価されたのは、誰もが悪の権化として描写するナチスドイツの軍人にも、 立派な男がいると主張したからである。 イギリス人が敵国のドイツ人を魅力的に書いたので、 個性溢れる傑作とされたが、 これ以後、そんなパターンは当たり前になってしまったので、 現代に読むと、たいして感動しません。 最後の最後まで諦めない主人公のシュタイナ中佐は確かに魅力的だが、 ラストで引き金が引けなかった理由が甘い。 死んでいった13名の部下への想いはどこへ消えた? なんか中途半端な感じ。 傑作とされるが、書かれた当時に傑作だっただけで、 時代がヒギンズに追いついてしまった現在、 この程度の作品はいくらでもあるよなw 戦争小説の最高傑作は、アリステア・マクリーン の 『女王陛下のユリシーズ号』 にケテーイである。 | ||||
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一言で言えば自分ができることに最善を尽くす、そういう人間のあるべき姿を描いた作品だからだと思う。 ところで話はがらりと変わるが、毎朝、民放で放映されているニュース番組の占いコーナーが大嫌いだ。 「双子座の人、ラッキーです、今日は気になる人から声をかけられるかも」だの「獅子座の人、ごめんなさい、今日はアンラッキーな日です。」だの。。。 占いでの運勢がどうあれ人間は自分がその日にできることしかできないと私は思う。 あくまでテレビ番組だから真面目に受けとる必要はないというツッコミもあるだろうが公共の電波で流している内容なのだから少しは責任を持って欲しい。 閑話休題。 この作品は男の小説である。 決して女子供には理解できない男の戦い。 絶対に負けると分かっていても戦わないといけない時が男にはある。 女たちに分かってもらう必要は無い。それしか選択肢が無いだけのことだ。 「断る理由はないな。どの道を通っても結局は地獄に行き着くことになるのだ。そうだろう」 | ||||
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既に他のレビュアーがお書きになっている通り。 「完全版」で付け足された「筆者の書きたかったこと」は蛇足である。 さらに言うと、このオリジナル・エディションのままでは『鷲は飛び立った』との間で整合性の取れない部分が出てしまうため、その帳尻合わせのために「完全版」を再編集したのではないかとさえ思える。 書店で今でも新刊で買える「完全版」よりも、明らかに旧版の完成度のほうが上。 | ||||
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既に他のレビュアーがお書きになっている通り。 「完全版」で付け足された「筆者の書きたかったこと」は蛇足である。 さらに言うと、このオリジナル・エディションのままでは『鷲は飛び立った』との間で整合性の取れない部分が出てしまうため、その帳尻合わせのために「完全版」を再編集したのではないかとさえ思える。 書店で今でも新刊で買える「完全版」よりも、明らかに旧版の完成度のほうが上。 | ||||
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