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帝都地下迷宮
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帝都地下迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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本書の様な題材の小説は、初めてよみました。さすが、中山先生だと思います。 | ||||
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著者のファンですが、この連続刊行シリーズは残念な作品が多いです。 生活保護や原発問題など、過去の作品の材料をよせ集めて、地下の廃駅という一点を新しく投入して強引にまとめた感じです。鉄道や社会問題のディテールは細かいのですがストーリーも登場人物もおざなり。殺人事件の謎はほとんど触れられないまま、最後数ページであっけなく畳まれます。 筋立てのリアリティの有無ではなく、適当に一冊仕上げましたという感じが拭えません。 | ||||
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鉄オタの主人公が、工事を装い作業服を着て、密かに地下鉄の廃駅に潜り込むと、そこにはすでに100人もの住人がいた。拉致された主人公は特別住人となるのだが、実はこの人々はすべて同じ町の出身だったのだ。すると女性住人が殺される事件が起きる。しかも、彼女は現役の公安刑事で、どうも原発の事故が絡んでいるらしいのだ。 鉄オタの主人公が自分の知識を総動員して、住人のために動こうとするのだが…。 一体どうなるんだ、痛快な活劇が起こるのかと期待したが、そうでもなく終わってしまった。政府の原発行政への批判は分かるんだけど、それだけじゃあね。もっとダイナミックな動き、結末が欲しかったなあ。 | ||||
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東京にはいくつも廃駅、使わなくなった駅がある。主人公は廃駅オタクで、銀座線萬世橋駅に忍び込み、そこで地下で暮らす人々と出会い、殺人事件が起こるという物語。廃駅に人が住むというアイデアは面白いけど、正直アイデア倒れ。どうして地下に住んだか、なぜ殺人事件が起こるか、そしてどう解決するのかが小説の骨格だが、そこに全くリアリティがない。タイトルからは、荒俣宏みたいなファンタジーを連想したけど、ファンタジーでもない。 著者は希代のストーリーテラーだけど、本書はアイデアひとつで書き飛ばした感じがする。作家生活10年を記念して月に1冊出版する企画の一環での出版のようだが、量のみを追い求め質がおざなりになるなら、無理して毎月1冊出版する必要もないのに、と思う。 | ||||
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①廃線の地下鉄駅に住み込む老若男女の物語。奇妙なストーリーだ。主人公は区役所で生活保護受給手続きを担当する職員。 ②いつものことながら、社会問題をストーリーに盛り込む。 生活保護という社会保障問題が顔を覗かせる。財源不足のため手続審査を厳しくして受給件数を抑える区役所。社会保障費の財源が乏しい都には当然の暗黙の了解事項である。企業に売上目標(ノルマ)があるように、生活保護申請認可にもノルマがあるのだ。 ③意外なことに、この地下空間では犯罪等の事件が少ない。フリーメイソンのように、特別に認められた住民たちは、約束(ルール)を守って規則正しく生活している。だから問題は発生しないのだ。 ④しかし、これではミステリーは成立しない。今後のストーリーの急展開を楽しみにしたい。 いったいここの住民はどうして、いかなる目的で地下空間に住み着いたのか、どうしてこの地下空間の所在を知ったのか、何か特別な事情があるに違いない。 こんなミステリー小説があっても良い。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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廃鉄マニアの小日向が、地下空間に暮らす集団エクスプローラーと接することで、なぜここで生活しようとしているのかの事情が明らかになっていく。 原発被害者、公安警察、警視庁捜査一課を巻き込んだ大きな話になっていくのだが、最期は駆け足の展開となってしまったのが残念だった。 殺人事件も捜査という感じではなく、ただ結果だけ伝えられた感じだったし、最期の終わり方もどんでん返しというほどではなかった。警察側の視点や細かい捜査の情報もあれば、もっと楽しめたと思う。 小日向が損得勘定ではなく、義務感と倫理観、己の良心に従ってエクスプローラーを助けようと考えた行動は男気があって個人的には好きだった。 | ||||
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国の原発政策とか、犠牲になる国民とかが背景にあるのはわかるけど、物語としては設定が無理筋で、リアリティもなく、かといってエンタメとしての広がりもなくいったって普通の小説になってしまっている。 著者の作品としては、出来がいいかどうかは別にラストの展開を変えようとする特徴があるが、本作については特にラストの意外性もなく。 政府とか警察の設定がもっとありえる内容だったら、また違ったかも。 | ||||
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鉄オタ的知識に関する部分は面白くないことはないのだが、いくら何でもこんなバックグラウンドが日本でまかり通るはずがない。それこそ中国か(古いが)ソ連が舞台でもなければありえない世界観にはとてもついていけなかったのだが、どうか。 | ||||
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ヲタっぷりが面白かった。しかし、文字で読む分にはへええ〜、と思っても目の前で語られたら早々にうんざりするかもなー ラストが余りにパタパタと手際よくあっさり片付いてしまったのが少し拍子抜けの感じでした | ||||
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この本そのものは、娯楽本なんだけど、印象に残った部分が。 主人公は、公務員で、生活保護の申請窓口で、仕事をしているんだけど、上司から呼び出されて言われる。 『生活保護費は、年間予算の10%減で抑えるように言われている。(君は心情的に同情して許可し過ぎている)そういう正義感は分かるし、素晴らしいことだけど、本当にやりたいのならば、自腹を切って助けるべきでは無いか。自腹を切らないのなら、上の方針に従うべきでは無いか』 『君が、上の方針に反対なら出来ることは3つある』 (3つもあるのか) 『ひとつ、しっかりと上の方針を理解するように努めること』 『ふたつ、自分が上になって、制度を変えること』 『3つ、(言わずもがな)』 | ||||
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中山さんの作品は全て読んでますが、これが一番どんでん返しが無くて普通かな。 | ||||
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