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三体



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【この小説が収録されている参考書籍】
三体
三体 (ハヤカワ文庫SF)

三体の評価: 3.94/5点 レビュー 564件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全391件 61~80 4/20ページ
No.331:
(5pt)

それでも宇宙人はいてほしい

あなたにとって宇宙人とはどんなイメージでしょうか?劉慈欣の『三体』は、オバマ元大統領も絶賛した現代中国最大の衝撃作です。

私事で恐縮ですが小学生だった頃、地球に生命が存在すること自体が、過酷な宇宙環境では奇跡的なことだと知った私は大きなショックを受けました。
「UFOなんて嘘じゃん。宇宙人絶対いないじゃん!人類まじでひとりぼっち?寂しすぎる」と思ったものです。

しかし実際いたとしたら?
この本を読んだ皆さんは恐らく、宇宙の生存競争の苛烈さや、同じ知的生命体であっても、互いを理解した上で尊重し共存することがいかに難しいかを思い知り、打ちのめされたのではないでしょうか?

ことに三部作中の『黒暗森林』編では、自分が生き残るためにはこれしか道は無い、という究極の理論が展開され、その冷徹さは心胆を寒からしめます。

にも関わらず読み終えて本を閉じた後「いや、何があったとしても、やっぱり地球以外にも生命が存在する星があってほしい」「互いに理解できなくても一生会えなくても、どこかに宇宙人がいてほしい」と思ってしまう自分が在り愕然とするのです。

難しい物理理論や複雑な世界観、想像力を駆使しても理解の及ばない場面が多々あるにもかかわらず、読み出したら止まらない
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No.330:
(5pt)

評判通りの大傑作

中国人作家の作品ということであまり食指が動かなかったが、あまりにも評価が高いため読んでみた。結果、評判通りの大傑作だった。とにかく発想がすごい。よくこんなことを思いつくなあ、という展開が次々に発生して大いに楽しませてくれる。この後、Ⅱ、Ⅲとシリーズが続き、本作がプロローグ編のように紹介される場合があるが、個人的にはそうは思わない。勢いに乗ってⅡを読んだが、ところどころに共産党への配慮(リスク回避?)を感じる部分があり心の底から楽しめなかった。エンターテイメント性という点では、やはり本作がベストなのでは?まあ、Ⅲも読みますが…。
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No.329:
(5pt)

要に「人」を据えたハードSFは読みやすい

ハードSFにはこれまで縁がなかったですが、この「三体」は大変に読みやすく、一気呵成に読み切れました。
要になっているのは「人」、文革という狂気に痛めつけられたはずの人が、その狂気の張本人である紅衛兵同然のカルト集団の首領となる。
人類社会にしばしば見られる皮肉な光景が基調になっているからこその読みやすさでしょう。

WOWOWで放送されHuluでも配信されているテンセント版のドラマを見た人、Netflix版を見ようと思ってる人、どちらもこの原作を読むことを強くおすすめします。
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No.328:
(5pt)

ナミの小説ではない!

まずはスケールのでかさ。
多様な人物が出てきますが、一人一人がしっかり出ています。
化学知識の深さ(深すぎて 分からん部分もありますが( ;∀;)
中国の汚点 文化大革命の怖さ。
度肝抜くカラクリ。
翻訳もぎこちなくなくスムーズに読めます。ただ 登場人物は中国人が多く 誰が誰かわからなくなったりしますがね…
ヒューゴー賞だけでなく ノーベル文学賞でも貰えるんかとちゃうかと思えるほどの作品。
劉 慈欣のファンになりました。
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No.327:
(5pt)

圧倒されました!!

底流に流れる反共主義=反全体主義の大作が中国で大評判になるとは!!!
複雑すぎて反知性主義の紅衛兵上がりのオポチュニスト揃いの党幹部の皆さんが、批判して吊し上げするためには難しすぎたのかもしれません。
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No.326:
(5pt)

奇書(世界三体奇書)を名乗っていいレベル。

冒頭、何の前置きもなく、実況描写が始まり、「紅色連合」「紅衛兵」など似たような団体名の人たちが殺し合っている中に、突然放り込まれてワケワカメ状態に。文革時代の歴史の真実を浮かび上がらせる超硬派なフィクションなのかなと思って読み進めていると、時は現代に戻り、いきなり、「デスノート」の死神の目のような超常設定が入り込んできて、「リング」のようなオカルトサスペンス作品?の匂いもしてきて、今度は、どこを狙っているのかワケワカメ状態に。

そうこうするうちに、主人公が、とあるきっかけで、ヴァーチャル・リアリティゲーム(Vスーツ着用。SF設定ありの文明構築シミュレーションゲーム)をプレイするようになります。ゲームの設定から得られる情報によって、本作のタイトル「三体」は、共産党的な政治用語や何かではなく、実はSFど真ん中の作品であることが漸くわかってくるという回りくどさ(英語タイトル「The Three-Body Problem」は、まんま科学用語で、てんでダメだと思う)。

この、次から次へと読者の予想を覆していく、しなやかな変わり身と重厚な筆致は、ちょっと「ドグラ・マグラ」を彷彿とさせるし、奇書と言っていいレベルだなと思いました。

で、このヴァーチャル・リアリティゲームを、作中現実世界にフィルターをかけて読者にちら見させる装置にしている点、なおかつ、ゲームとして、誰も体験したことがない奇抜な舞台に加えて、歴史上の人物に滑稽なアレンジをして登場させるなどのシャレを効かせ、メチャクチャ知的で面白い文明構築シミュレーションゲームのように思わせている点が、秀逸だなと思いました。

作品の色合いが、次々と変貌しつつも、冒頭の文革シーンがキーパーソンの行動の動機に繋がっているなど、全般的には、よく練られていると思いました。最終的にはオカルト設定も回収されますが、もはや何でもあり過ぎでちょっとなあ。カウントダウンは、効果が不確かな割に、さすがに難易度高すぎるだろと。
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No.325:
(5pt)

近年まれにみるSF大作だと思います。

世界的な大ヒットになったのは当然です。満足しました。
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No.324:
(5pt)

とんでもないスケール

真の展開を掴むまでに時間がかかったが、とんでもないスケールだった。続きが楽しみ。
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No.323:
(5pt)

面白い。いや、超面白い。

40代です。割と色んな本読んできたけど、こんなに興奮しながら熱中して読んだの久しぶりですわ。今3冊目の黒暗森林(下)を読んでいます。1巻目、2巻目、と読み進めるにつれどんどん面白さが倍増してもう抜け出せないです。読み終わったところをもう一度オーディブル版で聴いていますが、新たな発見があってより一層面白いです。

仕事の休みが無い忙しい時期なのに、うんこしながら読み、タバコ吸いながら読み、シャワー浴びながら読み、飯食いながら読み、眼精疲労と肩こりで体調が悪くなりました。

読むにつれ難しい言葉がたくさん出てきます。天文学とか物理学とか知識がないので、何度もYouTubeで学術的動画解説を視聴し、一つ一つ学びながら読み理解が深まりました。

群像劇で、色んな人物が登場しますが、キャラクターたちはシンプルに、あっさりと描かれていて、でも世界についてはしっかり書かれていて、中国の十八史略とか三国志とか歴史小説を読んでいる感があります。それゆえに三体危機の世界を俯瞰して見ている学者的立場になったような感覚になれて新鮮です。

この本の内容で1番気に入っている事は、敵の宇宙人の設定が最高すぎる点。まじで切ない。助けてあげたい。彼らを幸せにしてあげたい。なぜかそう思える。

広く読まれてほしいです。とりあえず息子が歳とってきたらプレゼントしようと思う。
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No.322:
(5pt)

Netflixで映像化されるということで読んでみました

軽い気持ちで読み始めましたが、とんでもない作品でした。展開が想像を毎回凌駕してきますし、SFとしての完成度も高すぎる。
映像化される前に読んで良かった。
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No.321:
(5pt)

ヒューゴー賞も納得の名書

とにかくSFが好きな人は必読。むしろ読んでいない人は幸せ過ぎる。何故ならこの物語を私はまた記憶を消して読み直したいと思える位に知的刺激を受けて最高に楽しかったから。お勧めします。
 
物語は中国の文化大革命から始まり遥か未来の地球の物語となります。知的生命体がもし地球以外に居たら、そして彼らはどんな事を考えているのか。いわゆるファーストコンタクトを描いた作品です。作者は文化大革命を描くだけあって、中国の方。流石ですこれだけスケールの大きい物語を大風呂敷を広げて更には伏線を散りばめ、そして綺麗に畳んで回収する。文化を常にリードしてきた自負と自信があるのでしょう。
 宇宙は真っ暗でひとりぼっち。善人など居らず、見つかり次第殲滅される。だから見つけ次第先制攻撃をするか、見つからない様に暗黒に身を潜めるか。これは異民族との戦いに明け暮れた中国の歴史からなる作者の考えではないでしょうか。その視点も新しいと感じました。何も隣人が良い人ばかりじゃない!

人間が書く物語としては三体1巻と2巻黒暗森林までで良いかと思いました。人間が必ず勝つというオーソドックスな展開をしますので安心して読む事ができます。刺激が足らない!未知のSFが読みたいと言うならぜひ3巻の死神永生までお読みください。予測不可能の展開が待ち受けています。人間って何だろうか、、そもそも生命の定義って、、、、読了した時、もうこれ以上三体の世界は堪能出来ないのだな、と三体ロスな悲しみが貴方を覆い尽くすと思います。

今から三体を読む方は幸せ過ぎる!未知の世界へと旅立つ事が出来ます!
ドラマがWOWOWとネットフリックスで製作されています。こちらも期待しています。
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No.320:
(5pt)

天体物理、科学、環境、歴史…示唆に富む超弩級SFエンターテイメント

物理学のデパートの1階から屋上までを隈なくウィンドウショッピングしているかのようにそのエッセンスに触れられるのは勿論のこと、歴史、自然、生態系、環境問題と多岐にわたって深い思索があり文学があって人間がある。しかも専門的なことが分からなくても楽しく好奇心を刺激されつつ読み進めることができるエンターテイメント作品で、久しぶりに感動しました。

個人的なことで言うと、宇宙についてどんなに夢たっぷりに述べられる時にも絶望的に憂鬱な気分になることがあって、そのどうしようもない暗い可能性について「三体」ではじっくり語られているのが痒いところに手が届く思いであるし、登場するのがほぼ科学者でそうした大問題についても冷静に知性を持って科学者魂を持って対処している姿がまたよく、いち地球人類としても希望を抱くことが出来るのがうれしい。(科学者たちに混じった刑事、史強も頼もしい前向きさがあってよい)

しかし全く世界観が目が眩むほどドでかく、バラク・オバマ前アメリカ大統領が任期中にNYタイムズで「とにかくスケールがものすごく大きくてこれに比べたら議会との日々の軋轢なんかちっぽけなことでクヨクヨする必要はないと思えてくる」と発言されたそうだけれども全く日常の瑣末なことが愛おしく思える程である。

好きなキャラクターは何と言っても葉文潔。なんて魅力的な謎なんだろう、、
(難点を言えば、2023年11月現在Amazonに掲載されている出版社の紹介用マンガで大事な展開が読めてしまう点。公式自らネタバレを?一番美味しい「ははーーん、さては……」の楽しみを返して欲しいです)
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No.319:
(5pt)

最高です

今は三体Ⅲ上巻ですが、読み終わった後のロスが予想出来るくらい面白い。
しかしよくこのような話を思い浮かんだものだ。作者の頭の中はどうなっているのか。
翻訳も大変だったのが各巻の後書きからうかがえる。
内容は当然フィクションですが、描かれている未来が現実の未来に本当に起こりそうなくらい相当リアルに表現されている。
ダン・ブラウン、貴志祐介以来久々に読み込んでます。
Kindleで読むのがおすすめ。
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No.318:
(5pt)

三体運動と超ひも理論

謎(というか原理)が徐々に明らかになる点、特に三体ゲームを通じての世界の理解が広がっていく点が面白い。1次元先を操る文化圏が、技術成熟度を表すものになっているのが格好良い。最後らへんの次元展開の話は若干ついていけなかったが、知的好奇心を刺激されて楽しかった。
例えば日本の作家さんだと、その方の良い意味の特徴が文章に表れているが、翻訳なのでそういったクセが良くも悪くも無い。また、個人的にキャラクターもあまり魅力的では無かった。
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No.317:
(5pt)

まだ24ページしか読んでいないのですが、これまで読んだ小説の中で断トツに一番面白いです。

私は注意散漫なので、読んでいる途中で他の事をしたくなるため辛抱を求められるような本との相性が最悪です。

三体は数行読むだけでも最高に面白いので、途中で他の事をしてから読んでも小説を楽しく読み続けられます。
こんな小説は人生で初めて出会いました。

Twitterを見る代わりに読めるくらいにカジュアルに楽しく読めて、文章としての表現力も高く感じます。

カジュアルに読めますが、そこまで簡単に理解できるような文章でもありません。
中には文章の意味を理解できなくて、ChatGPT4に聞いてやっと理解できた文章もありました。

面白いと評判の小説の多くは読んでみると確かに楽しめるけど映画と比べると楽しめないのがほとんど。

三体は小説なのに映画みたいに面白いです。
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No.316:
(5pt)

ドラマより先に

1~3まで読み終わりました。
絶対にドラマで映像のイメージを植え付けられる前に自分の脳みそでイメージしながら読む方が面白いと思いました。次回作が楽しみです!
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4150124345
No.315:
(5pt)

何故だろう

現実の世界に息苦しさを感じた時にこの小説を読み返すと、その壮大さに何故か癒される。僕にとってはそんな作品です。
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No.314:
(5pt)

量子論の正体

量子論という直感的には理解も想像できないような現象は、宇宙人が人間の科学力を向上させないように嫌がらせをしているのではないかと、、、本書を読んで考えてしまいました。
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4150124345
No.313:
(5pt)

今世紀最高の傑作SF

ぜひ読んで三体...
三体 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:三体 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124345
No.312:
(4pt)

テーマ:高度な文明を保有する国への対抗

面白かった。☆5を挙げてもいいぐらいである。文化大革命の描写から始まり、思想の行き違いにより、父を殺された葉文潔は復讐の念をいだき、地球三体協会のリーダーとなる。その中で、三体人を迎え入れようとする。それに対し、汪淼と丁儀が絶望に打ちひしがれる中、史強が外出に誘い、車で田んぼに向かう。そこで、史強は蝗害が起きている田んぼを見て、「絶望するにはまだ、早い」という内容のメッセージを送る。そのメッセージにより、汪淼と丁儀はこころを持ち直す。こういう粋なシーンは最高である。史強ははじめ印象が悪かっただけに、ゲインロス効果により好感度が爆上がりしたという格好であろう。三体人は三体人で可哀想であり、年がら年中狭い部屋でグラフを見続けるという生活を送っている。三体文明では、「文明が発展する」ことにのみ特化しているため、三体世界での一般人は娯楽も知らず、ただ同じ作業を永遠とやり続けるという生き地獄を経験しているのである。ある意味、ベルセルクのガッツよりきつい状況なのかもしれない。反旗を翻した三体人にはリスペクトを送りたい。多分もう死んでいるが、、。途中の物理学の説明は少々難解だったが、普段理系分野を勉強しているおかげでなんとか対応できた。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708

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