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三体
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三体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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それなりに面白かったが、そんな過酷な三体の世界に生命は発生するのか、さらに文明は発展するのかという疑問が生まれた。後半自衛隊員が馬鹿にされる記述があったが、こんな作家でもしょせんは中国的発想から逃れられないのかと逆に情けなくなった。 結局、世界を滅ぼそうと考えるのも自己中の中国人だし、世界を救うのも中国人で、めでたしめでたしという話になるんだろうな。小さな幸せを日々つづけている庶民は一切無視のお話でした。きっと中国で映画化されて、大ヒットするんだろうな。 | ||||
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劉慈欽の「三体」。才能ある著者の壮大で独特な世界観は確かにあるし、続編も読みたいですが、敢えて言うなら、VRの箇所は冗長的な感じがしますし、また、葉文潔の内面に比重が掛かり過ぎてるのか、全体の統一感がやや削がれている気がします。後は三体人のリアリティーがもう少々欲しいのと、宇宙科学と物理の記述が専門的かつ難解すぎるように思いました。ラストの昆虫を引き合いに出しての展開は素晴らしいと思います。 個人的には、ダン・ブラウンの作品みたいに、汪びょうともう1名ヒロインがいて、タッグを組んで進む展開を期待してしまいました。 | ||||
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久しぶりに本格的なハードSF大河ドラマを堪能した。 中国本土では貧富の差の拡大から毛沢東主義に回帰する動きが庶民の間には広がってもいる中で文化大革命をここまで否定的に描いて大丈夫かと心配にもなるが、文革を絡めたSFは中国ならではともいえるかもしれない。 異星の高度な知性体が、西洋文明下での人類と同じ価値観、行動パターンを持っている理由が明確に説明されないのが不満なところではある。 | ||||
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ホラー要素があり、また表現も秀逸でエンターテイメントとして出来が良く、読んでいて楽しい。 が、登場人物たちの言動に違和感がある。まず文潔の行動(三体文明との初コンタクト)は楽天的を通り越して思考停止の結果としか思えず(第一部で彼女の悲痛なバックグラウンドが語られるが)同情できなかった。 玉ひは三体文明の救済のため魏成に三体問題を解決させようとしているが、そもそも仮に三体問題を解いて未来の軌道が正確に予測出来たとしても、星ごと消滅するのだから救済しようがなく、彼女の行動は理に適っていない。 そしてとにかく三体"人"に魅力がない(人列コンピュータは笑ったけど)。彼らは(活字の中では)ほぼ地球人なのだ。環境と進化の中で特別ユニークな性格、意識を身につけるでもなく、悲観的で窮屈。とにかく"地球人っぽい"。 でもまあ、だからこそこういうエンターテイメントが成立するんだけど... | ||||
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オバマ前大統領やザッカーバーグ氏も本書を愛読しているらしい。 Amazonレビューでも高評価が並んでいるので、期待は高まるばかり!! が、期待し過ぎたせいか、いたって普通という印象であった。 よく考えてみれば、オバマやザッカーバーグが普段からSF読んでるとは思えないので、彼らとはSF的な趣味が合わないのであろう。 読み終えてから、あらためてレビューをつらつら見た印象だと、普段からSF読むような人は星1個や2個にしてる感じ。 とは言え、三部作だそうなので続編が出たら読みたいと思う。 絶対読むべきとまでは言えないけど(高いし)、読む価値なしとも思わないので星は3個。 以下、ネタバレ含みます。 序盤は正直言って退屈であった。 文化大革命なんて、今の日本人にはよくわからないし、やたらと出てくる「反動的」という表現の意味もわからない。残虐な描写にちょっと嫌気がさす。 時間軸が現代に戻ってきて、やっとSFっぽくなりテンポも上がるが、登場人物がほぼ中国人なので漢字の名前が馴染みにくい。 なお、三体世界がどこにあるのかは、SFを読み慣れている人なら途中で見当がついてしまう。 でも、現実のアルファ・ケンタウリは三連星ではあるものの、本作中の太陽ほど互いが接近して存在してはいないはず。 さらには、三太陽や三飛星で溶けたり凍ったりしながらも完全に滅亡せずに、何度も文明を再興できるのか?(不完全ながらそれまでの文明の記録まである) しかも、惑星が2つに分裂してしまうほど太陽のそばを通過した後で、文明が再興できるのか? 「衝突する宇宙」か? 体中の水分を全部放出する脱水(生命活動を一時停止できる)と、元に戻る再水というアイデアは面白いと思う。 地球侵略艦隊の内部で脱水して乾燥倉庫で「その時」を待つ兵士と移民者たち・・・。 終盤には三体人たちが、それまでの限られた交信記録から地球人の文化・習俗を予想してしているが、それが的確すぎてちょっとな、という感じ。 これってハードSFなのかなあと思いながら読み終わってしまった。 | ||||
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作者の発想はすごい。すごいけどそれを物語に載せて読者に見せていくやり方が後半になるにつれて雑になり、 ほぼ会話だけでアイディアを披露していく。 しかも三体人はどんな生物なのかと期待したら肩すかしみたいに設定が平凡で、彼らは単に次元を展開するというアイディアを披露するためだけに作られたキャラの感じだった。 SF小説を読んでいていつも残念なのは、アイディアや設定や世界観はすごくても登場人物の人間味がヒドく薄い点なのだが、この小説も紛れもなくそれに当てはまる。 唯一よかったのは史強だが、彼も後半になるにつれて平凡化していく(マンネリになる)のが残念だった。 発想ばかりにこだわるよりも、人間らしさをもっとこだわれば小説として楽しめたのだが・・・。 葉女史は、はっきりいってまったく共感できない。 父親のことでいろいろあったとしてもなぜあんな発想にいたるのかが突拍子なさすぎる。 しかも高学歴ほど悲観的&破壊的になってあのような運動を始めるという考えも賛同できない。 また読みづらさという点でも。最初から3章まで過去中国で起こったような政治対立や思想闘争の話が延々と続き、「これが本当にSFなのか?」と思うほど前置きが長い。 これは葉女史の動機付けのために必須なシーンなのは分かるが、逆に、そんなもんだけで全人類を滅ぼそうと考える思考が狂気と言うよりも、むちゃなこじつけに思えてしまった。 ただもし「人類」が実が中〇共産党を暗に示しているのならば、この小説はこのうえなく素晴らしい作品かもしれない。 | ||||
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貴方の為に宇宙が瞬くと言う場面、後半の40分割スライサーは読書とは興奮出来るものなのだと思い出させてくれた 特に後者は想像力が刺激されて堪らなかった ただ、なぁ・・・。 人類こそは地球悪だとか、異星人のメンタリティが地球人と差がないとかは流石にどうなんです? これがヒューゴー賞って、中国人もこんなの書けるようになったんだね、ヨシヨシとでも言われてる気がする それとも続編でこのあたりが伏線だったりするのだろうか? 手垢の付いたSF素材の再構成ならば、ゲームだけど十三機兵防衛圏あたりのがよほどよく出来ていた 読者の想像力を刺激する手腕はあると思うので今後に期待 | ||||
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華々しい評価に期待しすぎた為、読了後には正直拍子抜けした。 中盤までは退屈で読むのに努力が要り、その努力が後半で報われたかと考えるとそうでもなかった。 色々なSF要素を組み合わせて構成された作品だが、各要素に目新しさがなかったり理解不能だったり、 あまりセンス・オブ・ワンダーを感じなかったせいでもある。 ただ、本書は三部作の第一巻で、分量としては全体の2割強ほどしかないらしいので、 すべて読み終わった後には違った感想を持つかもしれない。 | ||||
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文化大革命で科学が否定される冒頭は圧巻。そこで絶望した科学者の、全体主義政府からのイジメられ方からは、映画『V for Vendetta』を思い出しました。ただし、最初は謎的に惹き込まれますが、本全体としては哲学不足で、『幼年期の終わり』の焼き直し程度の本のような。 (ネタバレ) - 太陽系から最も近い恒星: ケンタウルス座α星系が三重連星だとは存じませんでした。 - 活性炭素粒(小さな点に大きな吸着面積)を例にした、次元折込みの発想は新鮮でした。 - 実験結果や知覚を操作することは、たしかに可能でしょう。 - ナノ・ワイヤの切れ味が、それ程とは...。 - ゲーム『三体』で賛同者を集めるというのは、今ひとつ合理性が...。 | ||||
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本は好きだけど、SF小説が特別好きというわけでもなく、数学物理もわからない文系なのに歴史に造詣が深いわけでもない私には、読み終わるまで楽しいというより苦痛だった。最低限の教養を備えている人か、もしくは想像力が非常に豊かな人しか、本書を楽しむことは出来ない気がした。 ただし選ばれた読者によっては、そのスケールの大きさや突飛な設定を存分に堪能出来るだろうことは想像に難くない。 | ||||
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騒ぐほどじゃないな。 70ー80年代の日本SFを知らない若い人には新鮮かもしれんが、小松左京や光瀬龍、平井和正ほどの衝撃は感じなかった。また、ハードSFとしては谷甲州やロバート・L・フォワードらには遠く及ばない。 SFというスタイルを採ってはいるが、本質はもっと別のところにある。 あの文革は何故起きたのか?ということだ。 異星人が地球の科学技術発展の停滞を狙って、科学者の抹殺や組織的妨害などを行う描写が出てくる。 これはいま現在、中国共産党が行っている徹底した情報統制や思想弾圧を暗喩として物語に組み込んだものだ。 逆に言うと、これ以上表立った体制批判的な描写を持つ作品は出版を許されていないということだ。 人類ダメ小説から終末論に至る一連の流れは既視感がある。 70年代から80年代にかけて、日本もこういう雰囲気だった。オイルショックや米ソ冷戦、ベトナム戦争、中東戦争も深い影を投じていた。外貨の持ち出しにも制限があった。今の中国も同じ道を辿っているのかもしれない。 ネットも監視され、個人情報も当局がすべて把握し、資金移動も自由にできない。 智子に支配された地球の姿は、中国国内に蔓延する閉塞感そのものだといえる。 | ||||
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読みやすく引き込まれる。科学的知識に裏打ちされたSF。まだ途中だが、人名が覚えられない。 正確には読み方が覚えられない。 全部のページの名前にルビを振れ!名前の所で引っかかり読み味が非常に悪い。 | ||||
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こういう表現方法があったのかという驚きとともに読了した。著者は「三体」の世界を通し中国社会がディストピアであることを描写しているが一方で中国は今後も超管理統制下の超軍事独裁国家として世界を制覇していくことを暗示している。(この大作も愛国映画として中国共産党の宣伝にされていくだろう)著者は現役の技術者であり多くの中国知識層の絶望が深いことを感じる一方で、近く本物のカタストロフィーが現実の世界に訪れるかもしれない、そういう著者の予感も感じる。 ただSF作品としてはホーガンやACクラークや小松左京などの影響は感じるものの評判ほどの独創的な作品ではない。 | ||||
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「三体」という題名からして、意味不明なこともあり、大々的に宣伝されている新聞広告を見て、久々に「未知の」小説を読むことにワクワクして読み始めた。 中国の「大躍進政策」「文化大革命」などの暗黒時代についてはかなり関係の文書を読んでいたこともあり、暗い気持ちになり、「三体」のゲーム場面では、ゲーム自体に辟易している私にとって、読んでいる途中に眠ってしまうほど読みづらかった。 「三体」が、地球に最も近いアルファ・ケンタウリであることの場面になってSFとしても面白さは出てきた。 しかし、相対性理論や紐理論にも興味がある私だが、「智子」の高次元展開などは文章を正確に理解することすらできず、結果的にこの本に「のめり込む」ことができず、もう2部・3部を読もうという気持ちは全くなくなった。 本書を全面的に否定はしない。 これまで読んだ日本の小説より、スケールの大きさは感じたし、何より、中国の小説を読んだことも初めてで、読んだことの意義は感じている。 | ||||
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うーん。第一部は読まなくてもいいな 期待しすぎたか | ||||
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中は壊れてないですが、梱包はちょっと甘いです。 | ||||
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山田正紀の『神狩り』を彷彿とさせる冒頭で「確かにこいつは久々の大傑作かもしれない」と一気に物語に引き込まれ、VRのくだりも“冒頭”は三体世界の異質感にぞくぞくする興奮を味わえた。 その後、分厚い本書の2/3にも達しようかという、引っ張りすぎのVRシーンがダレ始めたところで、ついに三体人が登場! 業界各所の絶賛の声も相まって、どんなセンスオブワンダーを見せてくれるのか期待感MAX。 しかし。異質極まりない世界で生まれて進化したはずの三体人、思考が地球人そのまんま! 彼らの会話があまりにも地球人なんで、最初はVRの続きか、自分が地球側の会話を三体側の会話だと勘違いしたのかと思ったほど。何度か同じくだりを読み返して、それがリアル三体人の会話だと確認できた時点で、あまりの肩すかし感に椅子から転げ落ちそうになった。本書の大半を費やして三体世界の異質感を極限まで高めたのはいったい。。。著者の想像力の限界を超えた? 三体世界の演出で力尽きた? 出版不況が叫ばれ始めて久しく、ただでさえ売り上げの見込めないSFというジャンルでは、大々的なプロモーションを展開して著名人の絶賛の声を拡散し、前評判を上げられるだけ上げたいという出版側の都合はよく分かる。しかし伊藤計劃の「PROJECT ITO」といい、いくらなんでも著者や作品に下駄を履かせすぎじゃないかな。。。 読み終えてみると正直、続編を買うかどうかは微妙なところ。 | ||||
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あとがきに中国版の順序が書かれていたが、kindleで読む人はどこで移動すればいいかわからないと思います。 Kindleの人に順序を教えてほしいです。 ただ内容は面白かったです。 | ||||
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う〜ん、スケールが大き過ぎて現実感がないというか、自分の思考がついて行ってないのか。思ったよりのめり込めない思い。 | ||||
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まあまあかな。リュウ編アンソロジー所収の 作品が良かったので期待したし最初はばっちりだったけどなんか腰砕け。でも続きは読みたい。現時点では巨神シリーズよりは上等くらいな感じだけど、この先で化ければホーガン級には届くか?でもハイペリオンとかイーガンとかワッツとか読むべき物は沢山ある。 尚、文学好きだけど SF慣れてません、て方々 はクライトンばりに人物表現とかひどいので 読んではいけない。 | ||||
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