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百舌落とし



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百舌落としの評価: 2.83/5点 レビュー 23件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(3pt)

記録

2019/11/07、読了。
ラストが、少しあっけなかった気がします。
百舌落としAmazon書評・レビュー:百舌落としより
4087716724
No.2:
(1pt)

つまらない

よみがえる百舌、までは最高だったのにその後はどうしてこんなことになったのか、というつまらなさ。

今回も当事者同士がバラバラに動くので、何度も同じ説明描写が出てきてウンザリする。

結局最後もあっけなく、百舌シリーズの最後がコレって・・・という残念感しかない。
百舌落としAmazon書評・レビュー:百舌落としより
4087716724
No.1:
(3pt)

飽きさせず、でも期待値を超えられなかった

シリーズ外の「断裂回廊」を経て、<百舌>シリーズ「墓標なき街」が2015/11月。「墓標なき街」のラスト、ある人のモノローグから4年の時を経て<百舌事件>の新作が上梓されました。近頃、好きな作家の出版が続いているため、強迫的な読書になっているのは承知の上で「百舌落とし」(逢坂剛 集英社)を読む。
 百舌と言えば早贄か?瞼を縫い合わされた百舌。民政党を引退した茂田井が千枚通しを突き立てられ、殺されます。<百舌事件>は終わっていなかったのか?いつものように元刑事の大杉、警視・倉木美希、東都ヘラルド新聞の残間が当然の如く巻き込まれていきます。「過去」の<百舌事件>が語られ、その後、残間が拉致され、ある命題の下に東都ヘラルド宛の脅迫状が舞い込みます。山口タキ、洲走かりほ、まほろ、弓削ひかる、そして民政党幹事長、三重島と役者が揃ったところで、事件はいかに動き出し、いかなる決着を生むのか?一方、大杉の娘であり警視庁生活安全部の刑事、東坊みぐみは、日本の研究機関に助成金を出すOSRADと呼ばれる米国国防総省の出先機関に関連した企業、大学を調査し始めます。果たして、<百舌事件>との関わり合いは?スリラーですから、これ以上は書けません(笑)
 逢坂剛は、いつものように巧みに小道具を使ってヒッチコック・タッチでサスペンスを盛り上げ、アクションは往年の西部劇のように丁寧にそのカットを積み上げ、飽きさせません。特に、新聞記者、残間に関連したある<繰り返し>は、エド・マクベインの87分署シリーズ、「警官(サツ)」(1968年)を想起させ、内心快哉を叫んだと言っていいと思います。
 また、作者のこのシリーズを含むいくつかのシリーズ(例えば、「岡坂神策シリーズ」)は「東京」をまるでもう一人のヒーローのようにとても魅惑的に描いていますね。エド・マクベインのアイソラのように。ルヘインのボストンのように。コナリーのL.A.のように。
 但し、今回はいくつかの不満も残りました。
 OSRADに纏わる「軍事研究」テーマが、「断裂回廊」と関連しているとは言え、未消化だと思います。決着も後付けの感が否めません。また、多くは、大杉、倉木、残間、あるいはめぐみの会話によってストーリーが進行していくため、<悪>の側の情念が希薄にならざるを得ず、おそらく最後になるであろう<百舌>シリーズとして期待値を超えることができなかったと言わざるを得ません。
 とは言え、我が国の警察小説史上、最も妖艶で魅力的な警視・倉木美希を生み出したシリーズとして私は忘れることはありません。
 そして、我がままだとは思いつつも「禿鷹」はもう戻っては来ないのだろうか(笑)
百舌落としAmazon書評・レビュー:百舌落としより
4087716724

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