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絶声



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【この小説が収録されている参考書籍】
絶声
絶声 (集英社文庫)

絶声の評価: 2.92/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

新しいトリックという意味では評価したいですが...

とにかく今までにないトリックを創作したのは見事だと思いました。本書に関する限りちょっと踏み込むとすぐにネタバレになってしまうためは多言できませんが、最初はよくある手のコンピュータテクニックを使った嫌がらせのようにみえます。これは故人が死ぬ前に仕掛けたのかな、などと思わせるのですが、これが思わぬ人間ドラマに発展していきます。不満をいえば、こういう謎解きものの常として少々図式化されてしまっているため、主人公やA子の人間があまり描けていない点でしょうか。また、進行を急ぐあまり愛子がなぜ失踪宣言をしてほしくないのかといった内容を地の文であっさり説明してしまっているあたり、すこし話の進行を急ぎすぎている感じがしました。作者としては斬新なトリックを思いついたので早く結論部分に持っていきたかったのでしょうが、もう少し寄り道した方がミステリーとして以前に小説として厚みがでたのではないかなと、その辺が残念です。
絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
4087443078
No.1:
(3pt)

工夫されていると思いますが

失踪中の大物相場師の資産家のブログが更新され、失踪宣告が先送りされるなか、遺産目当ての3人の子供達の思惑が交錯する。

当然、物語のメインとして次々と更新されるブログに仕掛けがあると想像出来ます。一方、一癖ある家政婦や策略めぐらすチンピラ等の脇役、そして父親の知られざる過去の告白などが活かし切れず、ラストに至るまでのサイドストーリーが、テーマが遺産争いにしてはやや盛り上がりに欠けた印象です。
絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
4087443078

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