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招かれざる客
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招かれざる客の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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サスペンステレビドラマの原作小説かと思いきや案に相違して戯曲。まるで舞台をみている訳ではないのに舞台をみているがごとき変な気分にさせられそうになりました、小説のような気分で読みましたから読みにくいったらしょうがありませんでした。アガサ・クリスティー氏の作品を読むのは初めてでしたが、殺人事件が発生してそれに絡む犯人推理を邪魔する様々な登場人物の入り乱れる思惑は、やはり中々の物であるような気がします。今回もある富豪が殺されて、それに絡む富豪の妻や様々な周囲の人々の錯綜する戯曲ならではの言葉の嵐はちょっとやそっとでは目が離せそうにありません。一見、簡単な事件捜査に見えましたが、少し部外観の感じが出て来た男によって事件が引っ掻き回され捜査は混迷を極める、それでもポワロではないキャドワラター部長刑事等の捜査によってやっと事件が解決するのかと思いきや、とんでもない落ちがついていました。その落ちがそのまま事件の謎を目の当たりにしてくれるのかと思い込んでいたら、更に作品の解説へと読み進めていったら、この目の当たりにされたはずの真相が再びモヤモヤと霞に溶け込んでしまいそうになりましたから、嫌なものです。クリスティー氏の作品を読みきっている方でしたらそんなことは解説を読むまでもなく予想できたかもしれませんでしたが、どうにもこうにも何かあやふやな気分が残ってしまいました。私は戯曲作品の結末のままの事件解明で思っていたいです。 | ||||
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