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平場の月
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平場の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 81~100 5/6ページ
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時系列が飛ぶので、いつの話をしているのか分かりにくい。つまらない日常生活をダラダラと書いていて、小説の内容に必要があるとは思えない。アマゾンだけではないが、不自然にレビューの評価が高いのでステマでもやっているのかと勘繰りたくなる。 | ||||
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海外からの購入で送料が高いため本は慎重に選んでいますが、この本は入手して良かったと思えます。 日本語独特の、そして主人公年代の使う言い回しや気持ちの変化が最初はじれったく思えましたが読み進むうちにそれがしっくり理解できるようになり、何かを大切にする気持ちに感動しました。 息子の歯医者通いのお供に、家でゆっくりできた時読んでいます。 まだ読み終わっていませんが購入して良かったです。 おすすめです。 | ||||
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最初、書店で見た時、この小説のタイトルや帯は魅力に乏しく感じ、購入しなかった。『平場の月』って何? 50歳の恋愛? ……自分も50代だが、ピンと来るものがなかった。 しかし、作者の朝倉かすみ氏が山本周五郎賞を受賞した時のインタビュー記事(朝日新聞2019年5月16日朝刊)で「大人の『世界の中心で、愛をさけぶ』、『君の膵臓をたべたい』を書いてみたいと思った」と執筆の動機を語っていて、興味をもった。私は、命の瀬戸際の恋愛ものが好きなのである。まだ当分生きられると思うから、人は真剣に考えない、先送りする。しかし、命の瀬戸際の恋愛では、真剣で切実な想いが語られる。愛の心が研ぎ澄まされる――そう思うからである。(もっとも、作者例示の2作は出来が悪い。このジャンルなら、古くはノンフィクションの『愛と死をみつめて』『永遠の愛を誓って』、近年の小説なら『余命10年』あと最近の『永遠の片隅で君と』が良い) そんな「命の瀬戸際」の恋愛を期待で購入したのだが、読んでみると、実際はちょっと違った。 描かれているのは、むしろ「パッとしない人生を歩んで来て、もう後は老いぼれていくだけ」という50代の純愛である。 しかし、十分に良かった。 二人とも人生の辛酸をなめて来たため、とても臆病で、不器用である。夢なんかないし、お金もなく、あるのは孤独死すら視野に入れた秋風吹く人生だ。 そんな二人が、不器用に少しずつ心を遣り取りするさまが良い。「命の瀬戸際の恋愛」ではないが、「人生最後の恋愛」を、相手の心を思い、病を得た相手の体を気遣いながら、まるで壊れかかった瀬戸物を慈しむように、大切に想う姿が、胸に沁みる。 そして、この『平場の月』というタイトルが凄く良いと思えた。 平場でモゾモゾ動くザッツ・庶民(p55)の貧しい、パッとしない人生にも、こんなに尊い、美しい心があるのだ……と、そう感じさせてくれた。 まさしく、二人の間にあったものは、はかなくも美しい「平場の月」だ。 そして、この感動は、2度読みし、1度目では分からなかった主人公たちの言葉や行いの意味を知った時、さらに大きなものになった。 なお、直木賞の選考会では、主人公の2人の会話が「50代の会話ではない。30代にしか読めない」という声もあり、結局、受賞にならなかったそうである。しかし、自分に照らしても最近の50代の会話は、こんなもんだと思い、直木賞選考委員の発言には違和感をもった。 言葉少なに語られる遣り取りは、微妙な心理をうまく伝え、とてもリアリティがあると思う。 | ||||
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青砥と須藤の会話が、自然でリアル。 50代の主人公の会話が 30代のようで違和感、 という評があったみたいだけど 田舎町で育った平場の同級生どおしの会話なんて、あんな感じ。 素っ気ないけど温かい会話のやりとりに どっぷり浸る快感がありました。 明るくて世話焼きで悪い人じゃないんたげど けして気を許せないって感じの どこにでもいる中年おばさんなウミちゃん、 質素で凡庸な日々を マイベースに丁寧に過ごす同僚のヤッソさん、 粒だったキャラでもない脇役たちの存在感も 心に残ります。 直木賞も「平場の月」で良かったのになあ~ | ||||
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読売新聞の書評欄で激賞されてたので読んでみたけど、実につまらない。いわゆる難病ものの範疇だと知ってたら、スルーしたのに。 主人公も馬鹿過ぎ。癌患者と恋仲になって、1年会わずにいたらどうなるか、想像がつきそうなものだけど。 それ以上に馬鹿なのは須藤の妹。例え誰にも言うなと言われても、大人の判断は出来るでしょうに。結果、登場人物の誰にも感情移入、共感出来ず。 | ||||
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青砥が須藤に出会ったのが「売店」だったのか「花屋」だったのか?気になり、それが何時のことだったのか? プロットの時系列がこんがらかり訳が分からない。しかも物語がスタートしたばかりなのに「須藤の訃報」って なに?最初から引っかかってばかりで思考渋滞、なかなか前進できない。著者だけに景色が見えていて、読者は 置いてけぼり。乱暴で意味不明なブツ切り会話が続く。高校生の様な会話ばかりの二人は一体歳いくつなんだ? ストーリーはと言うと幼馴染の中年男女の日常生活から一歩も踏み出していない。思考範囲、行動範囲が狭す ぎて、閉塞感に息がつまりそう。たまに女性作家にみられる作風である。もし貴方が男性の読者なら50~60 ページ程立ち読みしてから(購入の)判断されることをお薦めする。 私は途中で放り投げてしまった。 | ||||
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内容については多くの方が書かれているので省略します。私からはこれからこの本を読まれる方には読み終わるまでカバーや帯を外さずに読まれることをお勧めします。読み終わった後にカバーや帯、見開きのイラストを味わってください。そして最後にカバーを外して装画をじっくりとご覧になれば切なさが倍増です。ストーリーに沿ったイラストだということがよくわかります。 | ||||
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皆さんご指摘のとおり「切なく、哀しい」という言葉がぴったりのアラフィー男女の恋愛小説だ。だが私は2人の恋愛模様より、2人とそれを取り巻く人たちの暮らしぶりが切なかった。東京の大学を出たり東京で働いたりしたこともある2人なのに、今は埼玉の地元で働き、限られた生活圏で買い物をするというつましい生活を送っている。私自身、お金もなく地方都市で暮らし東京にめったに出ることもないが、登場人物のつましさには胸を抉られた。教養とか文化、洗練と程遠い2人がいとおしい。 つまりは舞台設定が上手だいうことだ。ささやかなつましい生活という背景があるから2人の恋愛が光るのだと思った。 | ||||
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いい監督に映画化してほしい。主演は薬師丸ひろ子と堤真一あたりでどうでしょうか。 | ||||
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本作は冒頭の早いタイミングで結末が予告される。 だからこそ、読みながら過ぎ行く時間が惜しく、「いい大人」同士の縮まらない距離感が焦ったくもあるが、そこにリアリティがあり、この密やかな物語に引き込まれた気がする。筆者の構成の巧さということか。 結果がわかっているからには泣かされまいと覚悟して読んだが、ラストの鮮やかな筆致に涙が止まらなくなった。 | ||||
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小説をあまり読まない自分がひきこまれました。連続して2回読みました。50歳男性の心に響きます。 | ||||
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この著者の作品はこの本しか読んでいないので、作風については詳しくないことを前置きとしておく。 例えば(文才はこちらのほうが明らかに上だとは思う)少し前の別の作家のヒット作『キミの膵臓をたべたい』同様、ターゲット層が明確で、その層に共感されるように書いている感が強すぎて、登場人物の台詞も、説明文も読んでいてくどさを感じる。 売ってなんぼの商業小説なので多くを求めるのは間違っているのは分かっているが、「書ける」という凡人には持ち得ない稀有な才能を持っているからこそ、こういうものはあまり書いてほしくない。 | ||||
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書評や書店でもかなり高レビューが煽られていたので読みました。 映画館を途中で退出したくなるレベル 自分には合わない。男性は読んでも途中で飽きると思う。完読できないと思う。 あくまでも個人的意見です、偏見かも。 好感のレビューが多いということは私がずれているんだなというのも認識。 | ||||
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主人公の女性とほぼ同じ年齢なので、体のことや将来への不安、気持ち、異性に対する感情など、自分と重なる部分もあってすんなり受け入れながら読めました。でも、モヤモヤしたり、なんでそうなの⁇と思う場面も多々あって、辛かったり切なかったりでしたね。 読み終わったあと、乳ガンと大腸ガンの検診に行きました。 | ||||
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同年代、同じような経験をしたばかり、朝霞、志木で育った。 手に取らない理由がなかった。 切なくて仕方がなかった。 でも心が落ち着いた。 | ||||
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期待値大で、本を開き、まずまずの作品。 中学時代に淡い関係だった二人が、50代で再会して深い関係になっていく話は、ほとんどの読者の心に響くだろう。 まだ若い人たちはそういうものか、と思い、その世代を過ぎたものには、懐かしい映像でもある。 生活も、今を暮らす人々には細部にわたって共感できて、小説の有難さを味わえる嬉しさがある。 | ||||
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自分が受容され、自分を必要だと思ってくれる存在。人生が半ばを過ぎると、そうした存在に新たに出会うことは稀である。だからこそ、そうした存在を失ったときの喪失感は筆舌に尽くしがたい。今年、母を喪った私は、この本を恋愛小説としてでなく、死ぬまで生きるという、万人に課せられた大きな荷物を背負って歩く、青砥に心を寄せながら読んだ。著者の作品は初めて読んだが、他の作品も読みたいと思った。 | ||||
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久しぶりに 泣けた、、、熟年の恋愛は 分別があり過ぎて辛い。 映画化するなら 須藤は吉田羊のイメージ | ||||
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50代の男女が主役の恋愛小説。 それぞれ結婚・恋愛において痛い思いをしたシングルの二人は、元中学の同級生。ばったり出会ってから、お互いの近況を話合うことから交際が始まる。 決してゆたかとは言えない暮らしむきの中、ゆるやかにお互いを労わるような愛情を育む。若いおじいちゃん、おばあちゃんといてもいい年代の恋愛のリアルがあるね。要介護の母親がいる男性。思い病気を抱える女性。二十代の恋愛にない風景を見せてくれる。どうなる二人の行く末は。 男性の決意が固まったとき、女性は思いもしない反応を示すことになる。じれったさを表すのにSNSが効果的な使われているね。胸がアツくなるラストに向けて物語は進み、読了後はしばし余韻に浸ることにだろう。 女性の芯の”太さ”がとても印象的な作品だ。 | ||||
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青砥と須藤、中学の時に叶わなかった恋愛が50になって再会し再燃するのだけど、不運にも女の方に癌が見つかって。章題は全て太い(体型ではなく神経が)女・須藤の台詞で、ぶっきらぼうな調子なのに繊細なムードが漂っていますね。ああ!須藤よ、若い時にDV男や浪費家ヒモ男らのろくでもない野郎に惚れたのは不仲な両親の影響で無意識に幸せを拒んだのか。青砥は結婚に拘る事はなかったのに、須藤には最後くらい素直に男に甘えて欲しかったな。 | ||||
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