てらさふ
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開いて終わる傑作。 だから、その後の展開はすべて読者の手に委ねられる。 ……とはいえ終わっていないわけではない。 青春小説としても、クライムノベルとしても……。 日本の庁の中でも優秀な国税庁が果たして、どう動くか。 そんな興味まで引き出している。 さて、作者はデビュー作「コマドリさんのこと」以来、一貫して『痛い』話を書いている。 今回のお話では作者が描く『痛さ』がほぼマックスだというのに読後感が爽やかだ。 何故かは読めばわかる。 視点人物は二人で主人公とサブキャラクターといった作り。 プロット及びストーリィは、かなりはあざとい。 また『芥川賞』(……と直木賞)はそのままの表記なのに他の雑誌名などがぼかされているのは文藝春秋社の刊行だからか、と愉しませてくれる。 前半はハラハラ・ドキドキ。 果たして『芥川賞』が獲れるのか、で引っ張り、後半は予想通り仲間割れ……というか、ずれ、ずれ、ずれ。 そこに淡い恋も絡み、二人の感情はぐっちゃぐちゃ。 けれども作者の今風に丁寧な描写があるので(この行動をとったのは主人公のこういった想いから云々)、人間心理に迷わず、どこまでも見通せる。 だから小説が苦手な人でも大丈夫。 多くの人に読んで貰いたい。 ところで主人が描く将来のセルフイメージは所謂自己啓発書における『なりたい/既になっている 自分イメージに同じ。。 成功して有名になれば良いが、途中段階ではとにかく痛く見えるので諦める人が多いのだろう……と主人公の真摯な足掻きを見、素直に感じる。 | ||||
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