(短編集)
田村はまだか
- 同級生 (93)
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かなり売れた本のようだが、ここのレビューには厳しいものが多く、最近はもう読まれないのか、レビューがほとんどない。当レビューアーは、気になっていたもののなかなか読めなかったが、ようやく読む機会があったので、ひとこと。 この作者の本は、過去に何冊か読みかけたが、途中でこれ以上は無理と思うものがいくつかあって、実はもう読まないことにしていた。そうした過去の経験からすると、この本は、まず、最後まで展開が気になって読了できただけでも、出色である。会話も、以前の作品と比べると格段に良くなっていて、普通に面白いのだ。作者の進歩の跡を評価した受賞ではないかと当レビューアーには思える。確かに、田村が実際に現れないで終わる方がよかったかも知れないとは思う。作者の腕がもう少し上がれば、そのような作品になるのかも知れない。これ以降の作品も読んでみたくなった。なにしろ飛躍的に進歩しているのだから。平場の月もいいかも知れない。 | ||||
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タイトルだけは秀逸。昔「一杯のかけそば」と言う小説がブームになり、この話で日本国民全員泣いた、みたいなことが言われました。私は「こんな話で泣くわけ?」と思ったのを思い出しました。 大体30年近くも前の話を昨日見たかのように覚えていることに不自然さ極まりないです。 それに、人間が感動すると言うのは、もっと奥の深い事象だと思います。 | ||||
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身近に居そうな人々の、ありがちな泣き笑いなんだけど、それだけにグッとくるものがあるお話。 小学校のクラス会に集まった人々が、様々な想いや想い出を抱えながら、「田村はまだか」と、なかなか来ない田村を待つ、という趣向がなかなか良い。 | ||||
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[印象に残った言葉] ・一生懸命やった方がいいよ。どんな小さなことでもさ。一生懸命って普段からやってないと、さあやろうと思った時にできないからさ。 ・会社というところはそこまで懐が深くないんじゃないのか。石田康夫が丁度良いと言っているのは、かれがてのひらで転がせるほどの向こう見ずでありがむしゃらで生意気なのだ、たぶん [感想] いわた書店の一万円選書で頻繁に選ばれる本。 心に残るフレーズが多数あった。細かく区切られている為読みやすく面白かった。 | ||||
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本書は一万円選書のいわた書店に選んで頂いた一冊。 序盤はあまり楽しめなくて読むのをやめようかと思ったが、せっかく選んで頂いたので読んでみたら、中盤から徐々におもしろくなってきて、小学校の同級生たちとバーのマスターがどんな人生を歩んできたのか、その一端が少しずつ明らかになっていく。 同級生たちの回想を聞きながら、「田村は、まだか」とつぶやく同級生たち同様、読者も「田村はいつ来るのか」と待ち遠しくなってしまう。 四十歳にもなれば、仕事や恋愛、浮気や離婚など、誰しも何かしらの苦い想い出があり、それを乗り越えてなんとか今に至っているという話は平凡だが、引き込まれた。 田村が来るのか、来ないのかは書かないが、そんな彼らが待ち焦がれた田村自身の回想も描いてほしかった。 | ||||
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