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(短編集)
田村はまだか
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田村はまだかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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かなり売れた本のようだが、ここのレビューには厳しいものが多く、最近はもう読まれないのか、レビューがほとんどない。当レビューアーは、気になっていたもののなかなか読めなかったが、ようやく読む機会があったので、ひとこと。 この作者の本は、過去に何冊か読みかけたが、途中でこれ以上は無理と思うものがいくつかあって、実はもう読まないことにしていた。そうした過去の経験からすると、この本は、まず、最後まで展開が気になって読了できただけでも、出色である。会話も、以前の作品と比べると格段に良くなっていて、普通に面白いのだ。作者の進歩の跡を評価した受賞ではないかと当レビューアーには思える。確かに、田村が実際に現れないで終わる方がよかったかも知れないとは思う。作者の腕がもう少し上がれば、そのような作品になるのかも知れない。これ以降の作品も読んでみたくなった。なにしろ飛躍的に進歩しているのだから。平場の月もいいかも知れない。 | ||||
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タイトルだけは秀逸。昔「一杯のかけそば」と言う小説がブームになり、この話で日本国民全員泣いた、みたいなことが言われました。私は「こんな話で泣くわけ?」と思ったのを思い出しました。 大体30年近くも前の話を昨日見たかのように覚えていることに不自然さ極まりないです。 それに、人間が感動すると言うのは、もっと奥の深い事象だと思います。 | ||||
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身近に居そうな人々の、ありがちな泣き笑いなんだけど、それだけにグッとくるものがあるお話。 小学校のクラス会に集まった人々が、様々な想いや想い出を抱えながら、「田村はまだか」と、なかなか来ない田村を待つ、という趣向がなかなか良い。 | ||||
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[印象に残った言葉] ・一生懸命やった方がいいよ。どんな小さなことでもさ。一生懸命って普段からやってないと、さあやろうと思った時にできないからさ。 ・会社というところはそこまで懐が深くないんじゃないのか。石田康夫が丁度良いと言っているのは、かれがてのひらで転がせるほどの向こう見ずでありがむしゃらで生意気なのだ、たぶん [感想] いわた書店の一万円選書で頻繁に選ばれる本。 心に残るフレーズが多数あった。細かく区切られている為読みやすく面白かった。 | ||||
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本書は一万円選書のいわた書店に選んで頂いた一冊。 序盤はあまり楽しめなくて読むのをやめようかと思ったが、せっかく選んで頂いたので読んでみたら、中盤から徐々におもしろくなってきて、小学校の同級生たちとバーのマスターがどんな人生を歩んできたのか、その一端が少しずつ明らかになっていく。 同級生たちの回想を聞きながら、「田村は、まだか」とつぶやく同級生たち同様、読者も「田村はいつ来るのか」と待ち遠しくなってしまう。 四十歳にもなれば、仕事や恋愛、浮気や離婚など、誰しも何かしらの苦い想い出があり、それを乗り越えてなんとか今に至っているという話は平凡だが、引き込まれた。 田村が来るのか、来ないのかは書かないが、そんな彼らが待ち焦がれた田村自身の回想も描いてほしかった。 | ||||
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期待したほどの内容ではありませんでした。 | ||||
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話だけが先行して、なかなか現れない田村への興味が高まる。結末はちょっとありえない気もするけど、十分に楽しめた。 | ||||
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本当に受賞作品なんですか? まるで『内輪の飲み会ばなし』を本にしただけ。面白味が全くない。 | ||||
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全然面白くない。どかかでこの本を知って賞を取っているから面白いだろうと勝手に決めつけて買ってしまったが、あまりのつまらなさに途中で読了を断念した。その後ここで感想を読み納得。最後は斜め読みで終わりにした。 刺激も感動もない。だらだらつまらない話を延々と聞かされる、堪えられない。実際の自分の友人や知り合いの話の方がまだマシだ。この話を面白く読めるのは余程自分の人生が退屈だった人ではないだろうかと疑ってしまう。 登場人物が結局はいろいろなところでつながっていると言う隠し味もあるのだが、なにせエピソードそのものがつまらない。 作者には悪いが全くおススメできない本だ。いつかブレークスルーを期待します。 | ||||
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大ドンデンもないし、小説として読む価値が・・・・ 作者の言わんとする事がわかりません。 短編沢山収録されてますが、つまらなくて途中でやめました。 | ||||
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風邪で寝込んだ日に、一気に読みました。 こんな同窓会は正直嫌ですね。嫌な話ばっかです。 田村が来る来ないよりも、やっぱり歳はとりたくない。 と思いました。 | ||||
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おっさんの私にとっては、自分が青かった時代を思い出しながら楽しめた。 でも、受賞作の原稿をそのまま書籍化? 編集者や校閲者の手が入っているようには思えませんでした。 変な日本語(方言?)やタイポが、すげー気になる。 気にしないで物語だけを楽しむコツ(速読術?)をつかむまでは、つらかった。 | ||||
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すぐによみました。たいへんまんぞくしています。ありがとうございました。 | ||||
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ネタバレになるのでくわしくは書けないのですが、小さなスナックで田村を待つ男女それぞれの人生、田村の思い出、マスターの手帳ややりとり‥本当に面白いです。 | ||||
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盆の休みの中、某web サイトでクラス会に関連する小説が幾つか紹介されているのを見た。それに 乗せられて当アマゾンにて1円出品されていた(但し送料で257円も徴収される!)本作を購入した 次第。 札幌薄野のとあるバーを舞台に小学校のクラス会メンバーが集う。田村なる貧困且つ問題家庭で 育ったクラスメートを道化回しの要に据えつつバーテン含め参加者各人のエピソードが次々と開陳さ れる。一種の合一主義めいた物語展開形式であり、アンデルセンの『絵の無い絵本』、阿刀田高の 『街の観覧車』、はたまた映画『巴里の空の下セーヌは流れる』を想わせぬでもない。内容は普通の 人々の他愛も無い一断面が連なって開示されるが只の四方山話の集積である。表現に女性作家 がオヤジの実態を良く掴んでいると感じさせられる箇所はあるが極く少ない。そしてそれが格段に 優れた観察眼かと問われればそうではないと答えるレベルである。誰だって分かっていることを女 性が言葉にして記述しただけであるから。 何か取って付けた様な構成に対して最初から違和感を拭えぬまま、田村がいつ出現するのか の期待感の元に半ば無理矢理読み進める羽目になる。この小説構成即ち読み手の引っ張り方 はもうサスペンスと言う他はない。 各人の、40歳にしてこの程度の社会体験或いは考察の程度しか為し得ぬのが市井の普通 の人々の姿なのか、ちょっと皆子供っぽ過ぎるのではないかと疑問に思うのだが、これは飽く まで私の個人的な感想である。 文学の香りも無く、物語展開の底の浅さも相まって、新幹線に飛び乗る前にさっと買い求めて 車内で暇潰しするには、数日で中身を忘れ去ることも出来て好適ではないか? | ||||
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いわゆる、クラス会モノ。淡々と、やや気恥ずかしい40歳の男女の思い出が、「チャオ」で描かれる。その中心にいる田村は、ほとんど語られていない気がしますが、読んでる人みんなが会いたくなってしまう。 いろいろ、きびしいレビューが見られますが、これはラストのオチに期待させすぎた帯が悪い。帯なしで本書を手に入れた人は、このほんのりした、ラストの一言で、満足できるんじゃないかな?決してニューシネマパラダイスのような涙ポロポロの仕掛けはない。この後どうなるんだろう、といろいろ想像してしまう、これはこれで良いのでしょう。 | ||||
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すごい! 非常にオリジナリティの高い描写。 ユーモアたっぷりながら、彫り込みが深く頬の内側を噛みたくなるような苦みをたたえた人物造形。 絵でいうなら闊達でのびのびした太い筆致で、とても魅力的。 読んでいるだけで嬉しくなる、一年に一度出会えるかの「神品」と言ってもいい作品だった。 文学賞の選考委員は、やっぱりしっかりした目利きが多いんだなと感心してしまった。 1~3話は特に絶品。4話にはほんのわずか作り物くささを感じ、最終話も「話のもっていきかた」で意見が分かれるだろうなとは思うが、 それらはわずかなものでしかない。 前から読もう読もうと思っていたのだが、読んでよかった。年配になるとしみる本である。 | ||||
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帯の煽り文句はとりあえず無視したとしても、これはひどい。 なぜ皆が田村を待つのか全くわからない。 田村を待つ皆のエピソードについても共感もできなければ、全く何かを感じることもできなかったし。 久しぶりに買って損をしたと思う作品でした。 ソッコーブック○フに叩き売りました。(10円でした) | ||||
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すごく良い本です。 文体は軽やかですが、どちらかと言うとしっかり目。夜のバーで、静かにジャズでもかかっているような中で(この辺の設定は忘れましたが)、酔っ払いが喋っている、と言う雰囲気が非常に良く出ています。 これも連作短編集的ですが、内容はほぼ独立しているといっていいでしょう。 話の内容は特に目新しくないのですが、印象的なのは、登場人物のキャラが立っていることです。 これは素晴らしいですね。 題名が特徴的で、また「題名本か?」と思いましたが、この本は題名を非常に上手く使っています。 「田村はまだか」 が小説の中のキーワードで、小説のリズムを作るのに非常に役立っている。 上手い。 この人の本はまた読んでみたいです。 星五つ。 | ||||
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全く楽しめなかったです。 地元の新聞や週刊文春の書評で絶賛されていたので期待していたのですが、何が面白いのか分からないまま読み終えてしまいました。 セリフや描写の一つ一つにセンスが感じられないし、それぞれのエピソードはどれもヤマなし、オチなし、意味なし、といった感じでした。 特に、隣に住んでいる女子高生のブログを毎日チェックする男の話は、気持ち悪いとしか思えないのに、いい話のように描く神経が理解できないです。 途中で何度も読むのを止めたくなりましたが、せっかくお金を出して買ったんだから、という理由だけで読みきりました。 | ||||
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