■スポンサードリンク
(短編集)
田村はまだか
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
田村はまだかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 61~62 4/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学校の同窓会の後、スナック「チャオ」に流れ着いた男3人女2人のグループが田村の到着を待っている。 そのチャオのマスターから始まるこの本は、田村だけでなくそこで待つ5人の人生の時間も流れてゆく。 最初小学校の同窓会メンバーの話かと引きかけたものの、そんな引きぎみだった感情はすぐ消えた。 世代限定の人生振り返りではなく、小学校から社会に出てからの人生で友達や恋愛に仕事や結婚などに思いを馳せるので共感箇所がけっこう多い。 「どうせ死ぬから、今、生きているんじゃないのか」 田村のこの台詞に劣らない待つ5人とマスターの人生も、心地よい空気を伴っていて、しみじみと聞かせる。 加えてラスト田村登場の構成にけっこうホロリとくる。 気付かずに下がっていた頭が上がる、そんな充電が出来る本。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人間の暖かさが後からじわじわ感じられる、良い作品です。 読み進めるうちに、読者の私も田村を待ってる気分になってきました。 同級生の5人とマスターと私が同じ店の中で飲んでるみたい。 様々な人生を経てきた彼ら。まだまだこれからだ。がんばれ。 登場人物にエールを心の中で送ってしまいました。 作者の朝倉かすみさん、こんな素敵な連中に会わせてくれてありがとう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!