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平場の月
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平場の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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読み難いのです。出だしの数ページから、どうにもややこしい場面・時間と筋の展開で戸惑いました。著者の頭の中では整理出来ても、独りよがりな文章で読者が戸惑うようでは物語と言えないのでは? しばらくして、やっと少し整理されたと思ったら、男女がそれぞれ「青砥」「須藤」と氏で呼び合い、セリフもお互いが男言葉としか思えない、少々荒っぽい会話が続きます。しかも客観的な描写もその調子ですから、どうにも読まされる方は違和感がある。そう感じたのは自分だけでしょうか? 後半になってそう呼び合う理由の様なものが、妹の口を通してぼんやりと伝えられますが、どうにも不自然です。第一に読者として男女を描いた小説の雰囲気が、その呼び合いでかなり損なわれていると思うのも自分の偏見でしょうか?会話でも客観的な描写でも、どこかで「名」で書かれていれば、より読み易い男女小説・恋愛小説の様になったのではないでしょうか? それにしても、この男女は「中学を卒業して35年」の様ですから、50歳でしょうが、どうにもそうは思えない。30代ぐらいのフリーター同士にしか思えない。50代ならそれなりの人物らしい雰囲気を作るのが作家の技量でしょうが、残念ながらぐるぐる同じ会話と場面が繰り返された様な、しかも後半は癌と闘病という平易な内容で引き回された読後感しか持てませんでした。 「たっぷりと世間の水をくぐったはずなのに炊き損じの米みたいな固さを残す~」(p36)「コップの中の氷が溶けていくように。いつしか消えた・・・妻はコップの中の氷を揺すり、小さくなった氷の音を立てていたのかもしれない」(p180)の様に、これは!と思わせる文章も書けるのに・・・山本周五郎賞と帯にあり、どうなものかと期待しましたが、誠に残念でした。 | ||||
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恋する男女の50歳という年齢を考えるとちょっと信じられないような 精神年齢の若さ(幼稚さ)に驚愕して、え、これって今の標準なの? とかえって自分を疑いたくなりました。 この人たち、団塊ジュニアの世代だよね。 読んでいるときに、何十年も前に読んだ「なんとなくクリスタル」を思い出し、感慨にふけりました。 日本もここまできたか、と。 大人の恋愛話(ということになっているらしい)なのですが、 語り手は自らを卑下して「平場」だの「庶民」だのと言う言葉を使っています。 こんな悠長な言葉を使っていられるのは、先進国で日本だけでしょう。 他の先進国の主要都市に話を移したら、庶民、じゃなくて貧民層。 ちょっと油断すると老年期にホームレスか生活保護、という階層の話です。 そして日本のマイノリティのお話です、きっと…。 物語のテーマとは大いに外れますが、私はしみじみ恐ろしくなりました。 | ||||
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酸いも甘いも噛み分けた、50代、経済的に豊かでない、老いと死への不安、孤独、離婚…。共通項があるのに皆目共感できなかった。 時系列バラバラで読者についてこいみたいな書き方。最初からヒロインは死ぬことがわかっている。プロポーズした時の、須藤のリアクションも容易に予測できる。 須藤の「〜だ」という言葉遣いに違和感。LINE、UNIQLO、セブンイレブン…これでもかと固有名詞の羅列。座面の高いひとりがけのソファ…平場に生きる孤独感の象徴なのか知らないが何度もでてくる。 先が読めて、最後の方は飛ばし読み。 帯には感動の声続々!らしい。 私の心の琴線には触れなかった。 | ||||
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この作者の本を他に読んだことがないので、これがこの作者の持ち味だ!と言われてしまえばそれまでなのですが… ・文章の書き方が独特で読みづらい ・キャラに魅力がない。1人も魅力的なキャラがいない。 ・とくにヒロインの須藤に可愛らしさが全くなく、青砥の気持ちに共感することができなかった。「〜するなよ。」「〜だ。〜なんだ。」中二病をこじらせた学生ならまだしも、50の女性がこんな喋り方します?品がなく、青砥はこの女性のどこを好きになったのかわからなかった。お互いに最後まで苗字の呼び捨てで呼び合う設定って必要でしたかね?途中で名前呼びに変えてもよかったのでは?最後のほうは読んでいてイライラしてきました。 全体的に貧乏臭いのはまあ、リアルといえばリアルなのですが、恋愛小説なんだからもう少し瑞々しさというか、甘酸っぱさのようなものがあってもよかったのではないでしょうか。 | ||||
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「中学校で同級生だった男女が 五十歳になってから再会する。 でも女性のほうが助からない病気になって…」 という構想自体は、面白いかもしれません。 才能のある作者の手にかかれば、 という条件はつきますが。 直木賞受賞作「星々の舟」以後の 村山由佳さんはどうも私は感心できないのですが、 直木賞以前の村山さんなら 同じ構想でこの作品よりも 半分の長さでしかもこの作品 よりも格段に切なくて面白くて 読み応えのある小説を 書いただろうと思います。 しかしこの作品は完全に 「構想倒れ」です。 理由は簡単で、この作者に 魅力的な構想に骨肉をつけて 読み応えのある面白い小説に 昇華させるだけの筆力、 もっと言ってしまえば才能が 無いからです。 私が住んでいる市の図書館がやっている、 市民読書会のテーマ本になった作品なので つまらないのを我慢して 必死こいて読みましたが、 私がこの作家さんの作品に手をつける 事はもう無いでしょう。 カネと時間を返して頂きたいほどです。 | ||||
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全編通して兎に角、貧乏臭く読んでいると憂鬱になる。文章の一人称も不快 ヒロインの汚い言葉使いとか、あらゆる描写の全てが不快な話しだった。買った本は最後まで読む主義なので苦痛に耐えて良かったが何のカタルシスもなかった。中年の切なさとかそんな感じを出したかったのかも知れないがひたすら不快な作品。キャラもおそろしく魅力がなかった。今年で今のところ一番のハズレ | ||||
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大人の恋をつづった小説と聞いたので、購入して読みました。 女性を苗字で呼んでいるので、イメージと女性がどうも結びつかず、それは最後まで続きました。 私はこの小説とはあまり相性がよくなかったようで、読んでいて少々ストレスがたまりました。 | ||||
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ヒロインはなぜここまで頑な?て思い、感情移入できませんでした。人生、色々あって再会した同級生の男の子。お互い気が合っていて楽しいし、男性からここまで尽くされていて、この結末はなに?こういう女性にはなりたくない。 「平場」とあえて言っているので、夢がなく現実感満載の小説。病気についてまじめに現実と向かい合っている点は評価できる。もし自分もこういう状況になったらどうするかなって考えて、恋愛小説というより闘病小説なのかな。 | ||||
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お堅い本ばかりでなく、久しぶりに小説でも読もうかと思い、購入して読み始めたが、最初の数ページで呆れかえった。文章構成力が全くない。何を言おうとしているのか、作者以外で分かる人がいるのだろうか。最終ページまで読む自信がない。金返せ!! 久しぶりに最低の本に出合った。再度登場人物を理解するために最初から読み返してみるが、腹立たしくて、、。 | ||||
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高評価の作品ということで読んではみたものの、期待外れでした。まず同年代の人間としてはあの二人のまるで中学生同士のような会話は有り得ないと思ってしまう。それも学生時代親友同士であったのならいざしらず一応意識しあった二人ですがただのクラスメート。50歳にもなって普通の社会経験を積んだ人間なら再会してすぐにあんな乱暴な物言いは考えられません。物語の中で彼女をいくら美化しても蓮っ葉なイメージの女性しか浮かんできません。あの会話に説得力を持たせようと思うのなら二人が20代じゃないと無理があり過ぎ。 文章も奇をてらった表現が多く集中して読めませんでした。 中高年の恋愛のピュアさを伝えたかったんだと思いますが・・残念ながら共感は出来ませんでした。 | ||||
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宣伝が過度で、それで買ってしまった。内容のない本だ。 | ||||
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電車の車内広告が、気になり Amazonのレビュー見たら 高評価が目についたので 購入しました。 しばらく読んで中断しました。 ごめんなさい。 Kindleだとかさばらないので 埋蔵しておきます。 | ||||
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どこの書評でも高評価だったのでとても期待していたが、途中で何度も投げ出したくなった。 ただの好みの問題かもしれないが、どうしても文体に違和感があったし、独りよがりな文章だと感じた。 変にカッコつけず、「青砥は」が全て一人称だったならまだ、マシだったかも。 須藤の言葉使いも汚くて、「えっ?こんな話し方の女性いる??」と全然感情移入できず。 内容は、生乾きの洗濯物の臭いがしそうなくらい(それを狙っている感がまた不快…)生活臭プンプンで、読んでいて鬱になりそうだった。 確かに人生の夕暮れを感じる年代ではあるが、周りの50代ってもう少し輝きと透明感が残っているし、もっと魅力的だと感じていたので、「あー、こんなふうになるのだけはイヤだな」としか思わず、とにかくガッカリ。 「50になるのも悪くない」と思わせてくれるような、深みと厚みある登場人物の話が読みたかった。 | ||||
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女性的視点での中年男女のストーリーのため、我々中年男性には面白みが無かった。 | ||||
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恋愛対象の女性が癌で・・・、という物語は余程心地がよいのだろうか、何度小説や映画になったことやら。 主人公の須藤は中学時代に自立を志しそのために訓練までして、男子に強烈な印象を残し、その印象を50歳まで保っているという設定なのに、終盤に打ち明けられる経歴と生活保護の利用まで図る自立心たるや同一人格とは思えない矛盾に満ちてます。打ち明け合戦につきあう男の過去も同様のくずっぷりで、要するに割れ鍋に綴じ蓋のツンデレ小説です。 山本周五郎が草葉の陰で泣いている気がしました。 | ||||
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時系列が飛ぶので、いつの話をしているのか分かりにくい。つまらない日常生活をダラダラと書いていて、小説の内容に必要があるとは思えない。アマゾンだけではないが、不自然にレビューの評価が高いのでステマでもやっているのかと勘繰りたくなる。 | ||||
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読売新聞の書評欄で激賞されてたので読んでみたけど、実につまらない。いわゆる難病ものの範疇だと知ってたら、スルーしたのに。 主人公も馬鹿過ぎ。癌患者と恋仲になって、1年会わずにいたらどうなるか、想像がつきそうなものだけど。 それ以上に馬鹿なのは須藤の妹。例え誰にも言うなと言われても、大人の判断は出来るでしょうに。結果、登場人物の誰にも感情移入、共感出来ず。 | ||||
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青砥が須藤に出会ったのが「売店」だったのか「花屋」だったのか?気になり、それが何時のことだったのか? プロットの時系列がこんがらかり訳が分からない。しかも物語がスタートしたばかりなのに「須藤の訃報」って なに?最初から引っかかってばかりで思考渋滞、なかなか前進できない。著者だけに景色が見えていて、読者は 置いてけぼり。乱暴で意味不明なブツ切り会話が続く。高校生の様な会話ばかりの二人は一体歳いくつなんだ? ストーリーはと言うと幼馴染の中年男女の日常生活から一歩も踏み出していない。思考範囲、行動範囲が狭す ぎて、閉塞感に息がつまりそう。たまに女性作家にみられる作風である。もし貴方が男性の読者なら50~60 ページ程立ち読みしてから(購入の)判断されることをお薦めする。 私は途中で放り投げてしまった。 | ||||
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書評や書店でもかなり高レビューが煽られていたので読みました。 映画館を途中で退出したくなるレベル 自分には合わない。男性は読んでも途中で飽きると思う。完読できないと思う。 あくまでも個人的意見です、偏見かも。 好感のレビューが多いということは私がずれているんだなというのも認識。 | ||||
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朝倉かすみさんの小説が好きでこの本の文庫化を待っていましたが、こちらのレビューを拝見し是非読みたいと思い、思い切って購入。期待していたような感情への作用はありませんでしたが、楽しませていただきました。 | ||||
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