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決戦!桶狭間
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決戦!桶狭間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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今を時めく7人の時代文学作家の顔見世興行か…各人の持ち分は適切だったのか疑問が残る。そもそも「桶狭間は戦国最大の逆転劇」とする編集方針が定説に流れ過ぎではないか?突っ込み不足の感が。 | ||||
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7人の作家が描く桶狭間。個性溢れる解釈で面白かった。 | ||||
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様々な視点から見ることができました。 | ||||
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はじめの短篇で信長が義元の首に語りかけたと思ったら、最後の短篇は首だけになった義元の独白というまさかのSF展開。この意味不明のSF編集以外には、今川氏真、岡部元信、徳川家康あたりが面白かったです。特に家康は後年の悪辣さがまったくない好青年なのが印象深いです。 | ||||
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このシリーズの中では1番パッとしなかったです。やはり好きな作者とあまり好きではない作者に分かれちゃうので…… | ||||
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前回よりつまんなくなった。改善を望みます。作家が前の方がいいと思います。 | ||||
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決戦!シリーズも5作目となって、中だるみとかネタ切れどころか益々充実の中身です。 適度に執筆陣を入れ替えてレギュラーにも新規スタメンにも緊張感と競争心を煽ってる 感じがすごく伝わってきます。 さて、今回は桶狭間、これはもう信長モノでは何百回とマンガでもドラマでも描かれた 定番中の定番。信長の人間五十年~の幸若舞から一騎駆け、追いすがるように参集する 血気に燃えた若い家臣たち。。。そして豪雨の中の行軍と今川への電撃的奇襲、と、 誰もが周知のシチュエーション。 されど大概は大河ドラマの格好の幕開けシーンとしてごく短く、類型的に定番っぽく 描かれてしまうこの戦い。 これを決戦!チームの執筆陣がそれぞれのキャラクターに異なる場所からスポットライトを 当てる。今川義元はその度に醜き肥満デブから、海道一の有能な経営者まで姿を変えつつ 何回も信長の覇道の障害として立ちはだかり抹殺されてゆく。。 そして信長自身も激烈な若きカブキモノの親分から冷徹深謀な野心家まで変貌を繰り返し 難局を壊進してゆきます。 短い一瞬の戦いの駆け引きを多方面から切り取り至極のカッテイングを施すようです。 歴史モノが語りつくされてしまっていると誤解されている諸氏にはお勧めのシリーズです。 そして次回は関ヶ原2、更に賤ヶ岳まで決まっているとのこと。楽しみですね。 | ||||
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毎回この決戦シリーズが楽しみであります。 今回は7人の桶狭間。信長方と義元方に分かれて描写されています。 個人的な軍配は義元方の勝利かと。信長方を描いた3作品中、砂原氏の前田利家には利家と村井長頼の主従関係に思わず涙腺が緩んだ。信長方ではこれが唯一の勝利。 義元方の4作品中3作品の勝利。各々なりに考え抜かれた描写だが、汚点は花村氏の作品…ただただ読み辛かった。我慢し最後まで読みきったが、つまらん。 以上をもって3対1で今川方の勝利。 | ||||
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小説家1人1人の力量は申し分ないが、それだけに題材の地味さが際立ってしまった。ドラマでは30分程度で終了。裏切り者も黒幕もいないから展開に厚みがない。後世から見たらその程度の戦いを人気シリーズに組み込む必要があったのかどうか。 以下、各作品の感想です。 覇舞謡 冲方氏の作風と信長が合わなかったのでは? 何者をも恐れず並外れた発想力を武器に電光石火の速さで革新を起こすカリスマ性が全くなく、義元から学ぶ謙虚さと偉大な殿様を必死に演じようとする思考力に長けた理屈っぽい信長は新鮮ではあったが、私は最後まで違和感を払拭できなかった。社会経済学的視点を交えつつ葛藤と人心掌握術を緻密に描ける冲方氏には、公家のようだと侮られながらも武将の頂点に上り詰め天下に号令しようとした義元を書いて欲しかった。 いのちがけ 実質的な主人公は利家の家来・長頼。だから利家の登場は非常に少なかった。信長や秀吉の忠実な家来というイメージから真逆の派手な傾奇者・又左を堪能したかったので、心残り。長頼になったつもりで利家の真意を考えながら読める点は良かった。起承転結がある点も良かったと思う。 首ひとつ どうすれば義元の首を取れるか。焦点はこの1点だけ。矢野氏の作品はいつもポイントが絞られているので、目の前のゴールに向かって全力疾走する100メートル走みたいな明快さとスピード感がある。大手柄を挙げてライバルを抑えようと必死に今川軍に突入する新介は出世競争に身を置く現代のサラリーマンのようで親近感が湧いた。可愛いとすら思えた。義元の首を取れたことはもちろんだが、献身的に看病してくれる昔馴染みや諸手を挙げて手柄を賞賛してくれる主君に出会えた新介は幸せ者だ。ラストシーンでは、思わず私も爽やかな笑い声を上げてしまった。 わが気をつがんや 『決戦! 本能寺』で宮本氏が書いた『水魚の心』に続く家康をプロデュース第2弾(笑)今作では太原雪斎がプロデューサー役を務めている。雪斎というと大河ドラマ「風林火山」で伊武雅刀さんが好演した印象が強く残っていたため、懐かしい気持ちで読めた。小説家にとって、家康は描きやすいのだろうか。プロデュース第2弾も大成功! 非足の人 またも"うつけの影"を効果的に用いた作品だった。"上総介"という言葉が登場した時点で察しはついたが、期待以上のどんでん返しが最後に待っていた。本作のポイントは蹴鞠。丁寧な取材に裏打ちされた蹴鞠の説明にどんどん興味をそそられ、先を読みたいとはやる気持ちを抑え切れないまま読了した。映像が浮かんでくるような描写力も健在。楽しい読書だった。 義元の首 お見事! 最後まで結末が予想できない展開に痺れた。木下氏のカラクリ屋敷で、またも楽しませてもらった。主君への忠義を貫いた家来の話には違いないのだが、これは明らかに復讐譚だ。主君の仇である義元の家来として行動していても、結局は義元の首を主君の墓前に供えてしまうのだから。『決戦! 本能寺』の「幽斎の悪采」に続き、おぞましさを排し軽妙な筆致で復讐譚を書いてしまう氏の筆力は本物だ!! 漸く、見えた。 かなりの異色作。義元の首がしゃべるなんて! 「世にも奇妙な物語」じゃないんだから。そしてぶっ飛んでいるのはSFといえそうな設定だけではない。読点が一切なく句点だけでつながった文章は古典のようで異彩を放っていた。しかし設定と文章に最初こそ"何だ⁈"と面喰らったものの、軽妙でリズムが良い展開がだんだんクセになっていった。随所に登場する義元のデブネタには爆笑。死んでから漸く戦いの大局が見えたというオチは義元の哀れささえ炙り出していて、不思議な余韻を残す。"人気シリーズのラストを飾る作品"という重みに気負わず冒険した花村氏と講談社に天晴れ。 こちらでは今川軍の勝ちかな。着眼点がどれもユニークで面白く、題材のチャチさと地味さを打ち消していたので。 そして次回の舞台は再び関ヶ原。待ち切れない! | ||||
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