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決戦!桶狭間



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【この小説が収録されている参考書籍】
決戦!桶狭間
決戦!桶狭間 (講談社文庫)

決戦!桶狭間の評価: 3.44/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

パッとしないです

このシリーズの中では1番パッとしなかったです。やはり好きな作者とあまり好きではない作者に分かれちゃうので……
決戦!桶狭間 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:決戦!桶狭間 (講談社文庫)より
4065153387
No.2:
(1pt)

いまいち

前回よりつまんなくなった。改善を望みます。作家が前の方がいいと思います。
決戦!桶狭間Amazon書評・レビュー:決戦!桶狭間より
4062202956
No.1:
(2pt)

チャチで地味

小説家1人1人の力量は申し分ないが、それだけに題材の地味さが際立ってしまった。ドラマでは30分程度で終了。裏切り者も黒幕もいないから展開に厚みがない。後世から見たらその程度の戦いを人気シリーズに組み込む必要があったのかどうか。

以下、各作品の感想です。

覇舞謡
冲方氏の作風と信長が合わなかったのでは? 何者をも恐れず並外れた発想力を武器に電光石火の速さで革新を起こすカリスマ性が全くなく、義元から学ぶ謙虚さと偉大な殿様を必死に演じようとする思考力に長けた理屈っぽい信長は新鮮ではあったが、私は最後まで違和感を払拭できなかった。社会経済学的視点を交えつつ葛藤と人心掌握術を緻密に描ける冲方氏には、公家のようだと侮られながらも武将の頂点に上り詰め天下に号令しようとした義元を書いて欲しかった。

いのちがけ
実質的な主人公は利家の家来・長頼。だから利家の登場は非常に少なかった。信長や秀吉の忠実な家来というイメージから真逆の派手な傾奇者・又左を堪能したかったので、心残り。長頼になったつもりで利家の真意を考えながら読める点は良かった。起承転結がある点も良かったと思う。

首ひとつ
どうすれば義元の首を取れるか。焦点はこの1点だけ。矢野氏の作品はいつもポイントが絞られているので、目の前のゴールに向かって全力疾走する100メートル走みたいな明快さとスピード感がある。大手柄を挙げてライバルを抑えようと必死に今川軍に突入する新介は出世競争に身を置く現代のサラリーマンのようで親近感が湧いた。可愛いとすら思えた。義元の首を取れたことはもちろんだが、献身的に看病してくれる昔馴染みや諸手を挙げて手柄を賞賛してくれる主君に出会えた新介は幸せ者だ。ラストシーンでは、思わず私も爽やかな笑い声を上げてしまった。

わが気をつがんや
『決戦! 本能寺』で宮本氏が書いた『水魚の心』に続く家康をプロデュース第2弾(笑)今作では太原雪斎がプロデューサー役を務めている。雪斎というと大河ドラマ「風林火山」で伊武雅刀さんが好演した印象が強く残っていたため、懐かしい気持ちで読めた。小説家にとって、家康は描きやすいのだろうか。プロデュース第2弾も大成功!

非足の人
またも"うつけの影"を効果的に用いた作品だった。"上総介"という言葉が登場した時点で察しはついたが、期待以上のどんでん返しが最後に待っていた。本作のポイントは蹴鞠。丁寧な取材に裏打ちされた蹴鞠の説明にどんどん興味をそそられ、先を読みたいとはやる気持ちを抑え切れないまま読了した。映像が浮かんでくるような描写力も健在。楽しい読書だった。

義元の首
お見事! 最後まで結末が予想できない展開に痺れた。木下氏のカラクリ屋敷で、またも楽しませてもらった。主君への忠義を貫いた家来の話には違いないのだが、これは明らかに復讐譚だ。主君の仇である義元の家来として行動していても、結局は義元の首を主君の墓前に供えてしまうのだから。『決戦! 本能寺』の「幽斎の悪采」に続き、おぞましさを排し軽妙な筆致で復讐譚を書いてしまう氏の筆力は本物だ!!

漸く、見えた。
かなりの異色作。義元の首がしゃべるなんて! 「世にも奇妙な物語」じゃないんだから。そしてぶっ飛んでいるのはSFといえそうな設定だけではない。読点が一切なく句点だけでつながった文章は古典のようで異彩を放っていた。しかし設定と文章に最初こそ"何だ⁈"と面喰らったものの、軽妙でリズムが良い展開がだんだんクセになっていった。随所に登場する義元のデブネタには爆笑。死んでから漸く戦いの大局が見えたというオチは義元の哀れささえ炙り出していて、不思議な余韻を残す。"人気シリーズのラストを飾る作品"という重みに気負わず冒険した花村氏と講談社に天晴れ。

こちらでは今川軍の勝ちかな。着眼点がどれもユニークで面白く、題材のチャチさと地味さを打ち消していたので。
そして次回の舞台は再び関ヶ原。待ち切れない!
決戦!桶狭間Amazon書評・レビュー:決戦!桶狭間より
4062202956

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