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今昔百鬼拾遺 鬼



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【この小説が収録されている参考書籍】
今昔百鬼拾遺 鬼 (講談社タイガ)

今昔百鬼拾遺 鬼の評価: 3.95/5点 レビュー 40件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 1~20 1/2ページ
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No.26:
(4pt)

鬼とは何かそして呪われた一族とは

久しぶりに京極さんの著作を手にしましたが、楽しめました。
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No.25:
(4pt)

文庫3レーベル跨いだ妖隗談その1

陰陽師、京極堂こと中禅寺夏彦の妹君、敦子女史が
怪事件を追う!
んだけれど兄貴が出張ったら、数ページで片が付きそうな?
そこがいいんじゃな~い!って言える人は楽しく読める!
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No.24:
(5pt)

3冊まとめて購入が、おすすめです。

犯人がわかってしまっても、とても面白い!ちょっとした、ひねりがたのしい本でした。私も薦められたんですが、買って良かった。
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No.23:
(5pt)

良い状態でした。

良い状態でした。
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No.22:
(5pt)

古本にしてはたいへん綺麗な本でした。

古本にしてはたいへん綺麗な本でした。
また迅速に対応していただきありがとうございます。
良い買い物ができましたことに感謝しています。
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No.21:
(5pt)

面白かった。

面白かったです。
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No.20:
(4pt)

京極堂シリーズの入門として最適かも

百鬼夜行、京極堂シリーズのスピンオフとも言える作品で、探偵役を務めるのは京極堂の妹で記者である中禅寺敦子。そして『絡新婦の理』に登場した女学生、呉美由紀が重要な役割を果たします。日本刀で切られたらしい連続傷害、殺人事件が発生、その被害者のひとりが呉美由紀が親しくしていた上級生の片倉ハル子でした。

他のレビューアの方たちもおっしゃっていますが、軽い京極堂シリーズという感じです。それはご本家に比べて本の薄さでもわかります(笑)。事件もいたってシンプルなもので登場人物も数人に限られこじんまりした感じです。ただ、意外な犯人とその真相はインパクトがありました。犯人の狂気が鬼気迫っていました。個人的にはこれはこれで読みやすくおもしろく、あの雰囲気に浸れただけでも満足です。

文章は京極夏彦的に理屈っぽい面はありますが、まだわかりやすい。京極堂シリーズの分厚さに恐れをなして手を出しかねていた層には、むしろ入門としてかえって読みやすいのではないでしょうか。
逆に言うと、当然ファンには物足りないでしょう。どうか本家の方の続編をお願いします。京極堂の語りと関口先生の鬱々とした愚痴がなつかしいです(笑)。
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No.19:
(5pt)

虚ろな主体に〈鬼〉が憑く

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ひさしぶりにこのシリーズを読んだが、とても楽しめた。
もちろん、ミステリとしては弱いとか、ペダントリーの無いのが物足りないとかいった「注文」も付けようと思えば付けられるけれど、そうしたものとして読まなくてもいい面白い小説として、私は本作を高く評価したい。

何が気に入ったのかと言えば、最後の美由紀の演説である。あれはじつに見事な「お祓い」であり「憑物落とし」であった。

本作は「鬼」とテーマにした作品である。
そして「鬼」とは「虚ろ(虚無)」である。本作でも語られているように、それは「鬼は存在しない」というような意味ではなく、「鬼とは虚ろのことだ」という意味だ。そして「鬼」は「虚ろ」に入り込む。「虚ろ」に涌く。

麻耶雄嵩の作品タイトルにもあったが、わかりやすい言葉で言えば、「小人閑居して不善を為す」みたいなものだ。つまり「中身が空っぽな人が、為すべきこともなくボーッと生活してると、ろくなことを考えない」といったようなことであろう。

本作における犯人も、特別な人間ではない。特別に中身があるわけでもないので、そこに「鬼」が入った。

実際のところ、こうしたことは、世の中によくあることで、大した動機もないのに「つい、やってしまった」「カッとなって、やってしまった」とか、あるいは「教義もろくに知らない妄信者の確信(したつもりの)犯罪」といったのが、それだ。その時、その人は「考えていない」し「空っぽ」なのである。

もちろん、本作の犯人の場合は、そこまで面白みに欠ける存在ではないものの、やはり「鬼」に憑かれ「鬼」になってしまった理由に、納得できるほどの必然性はない。ただ、その人は「そんな(程度の)人だった」のだとしか言いようがないし、現実の世の中においても、「鬼」に憑かれる人というものは、おおむねその程度のことで「鬼」になってしまうのだ。例えば「私自身、なんどもあおり運転をされたので、そういう輩が許せなかった」とかいった具合である。じつにくだらない。じつにくだらないのだが、「鬼」はそうした「空っぽな人間」に憑くのである。

「鬼」に憑かれた「人間」の実例を、もうひとつ挙げてみよう。
韓国の裁判所が、アジア・太平洋戦争中に日本で強制労働させられた韓国人徴用工への、関係日本企業に対する「個人賠償請求」を認めて、日本企業の賠償責任を認めた、といったニュースがあった。

『徴用工訴訟問題(ちょうようこうそしょうもんだい)とは、第二次世界大戦中日本の統治下にあった朝鮮および中国での日本企業の募集や徴用により労働した元労働者及びその遺族による訴訟問題。元労働者は奴隷のように扱われたとし、現地の複数の日本企業を相手に多くの人が訴訟を起こしている。韓国で同様の訴訟が進行中の日本の企業は、三菱重工業、不二越、IHIなど70社を超える。2018年10月30日、韓国の最高裁にあたる大法院は新日本製鉄(現日本製鉄)に対し韓国人4人へ1人あたり1億ウォン(約1,000万円)の損害賠償を命じた。
日本の徴用工への補償について、韓国政府は1965年の日韓請求権協定で「解決済み」としてきたが、大法院は日韓請求権協定で個人の請求権は消滅していないとしたため、日本政府は日韓関係の「法的基盤を根本から覆すもの」だとして強く反発した。安倍晋三首相は「本件は1965年(昭和40年)の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している。今般の判決は国際法に照らしてあり得ない判断だ。日本政府としては毅然と対応する」と強調した。日韓請求権協定には、両国に紛争が起きた際は協議による解決を図り、解決しない場合は「仲裁」という手続きが定められている。日本政府はこの手続きにより解決しない場合、国際司法裁判所への提訴も視野に入れている。』(Wikipedia「徴用工訴訟問題」)

この問題については、日韓の政府間で取り交わされた「日韓請求権協定」でなされたのは、韓国政府の被害自国民についての「外交保護権の放棄」であって、韓国人被害者本人の「個人請求権」の放棄や破棄はなされていない(なされ得ない)ので、元徴用工の「個人請求」は正当なものであり、韓国の裁判所の判断も妥当なものである、といった、押さえて然るべき「法的議論」もあるのだが、しかし、この問題は、「法的問題」つまり「法的に、賠償責任が有るか無いか」の問題ではなく、「加害者が被害者に謝罪すべきか否か(法的に免責されておれば、謝罪しなくてもいいのか)」という「倫理問題」であり、こちらが「事の本質」なのだ。

しかし、「人間性」を失った「虚ろな人間」の心には、非情な「鬼」が憑くのである。

京極夏彦は、シャイな人なので、彼のこうしたナイーブさを誉めれば、京極堂のように渋面を作るのだろうが、彼も昔ほど、自分を韜晦することが無くなってきたのではないだろうか。
そして、私は彼のこういうところを、とても好ましく感じるし、だからこそ彼は、「言葉」を操りはしても、「虚ろな言葉」に憑かれることがないのであろうと考える(例えば、「オリンピック」を「立派な運動会」にすぎないと喝破したのは、じつに痛快だ)。

したがって、本作から読者が学ぶべきは、こうした点である。だが、そんな読者はめったにいない。

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No.18:
(5pt)

斬る魅力

読んでいると取り込まれそうです
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No.17:
(5pt)

中禅寺敦子と呉美由紀の謎解き

ちょっと謎解きが京極堂シリーズに比べて薄い❗でも楽しく読めた。
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No.16:
(4pt)

表紙買い

お面JKに釣られて買う、こういう感じの本は初めて読んだけど結構面白かったでもkindleでは表紙反映されんのでがっかり星4つ文庫?で買おうかな。
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No.15:
(5pt)

京極堂ファンであれば♡

些末はことは言いっこ無し。『京極堂ファン』であれば、皆の消息が知れただけで幸福。『鬼』だけと1冊購入し、結局、『河童』『天狗』と追加購入し、3冊一気読みしました。これ読んでいかないと、次の物語に支障をきたしますからね。
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No.14:
(4pt)

捉え方をそれぞれとする♪

京極節♪少し鬼のせいとしては…趣は☆モノタリナイ!?
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No.13:
(5pt)

敦子と呉美由紀のコンビはいい!

京極夏彦先生のお話の通底として、細部に無理な展開(都合のいいというか)があるのは致し方ないとしても、その面白さは最高最強です。保証します。また、敦子と呉美由紀というキャラクターで進めていくと、今までとは違う展開とか推理とかが出てこなくてはいけないのに、スムーズにやってるし。その手腕はすごいと思う。それと、京極堂シリーズの事件をにおわすセリフが、ちょこちょこと差し込まれてて、京極堂シリーズを引っ張り出して、また読み直してしまいました。やられた~!って感じです(笑)やられて嬉しかったですがね
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No.12:
(5pt)

読んでみて!

京極さんの作品、待ってました。いつも裏切らない面白さです。
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No.11:
(5pt)

蘊蓄を抜くとこの厚さになるのか(笑)

進行役が京極堂でなくて敦子さんなので、とても常識的な運びですね。
そしてこの本の厚さを見よ!という感じで。妖怪の蘊蓄もまあなくはないけれど、京極堂の語りを除いて書けばこの厚さで済むんだな、というのが一番の感想でした。

話はとても面白かったです。一気に読みました、蘊蓄が少ないのを除いてもテンポよく引き込まれ。
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No.10:
(5pt)

やられたぁ

なるほど、そうつながるかぁ。鬼と刀と呪われた家系との縦糸に、ジョロウグモの横糸が織り込まれた懐かしい昭和の織物です。ぜひ、ご堪能下さい。
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No.9:
(4pt)

軽く楽しめる妖怪シリーズ

京極堂のシリーズを「百鬼夜行」と呼ぶらしい。妖怪シリーズじゃなかったのか。いつの間に名前が変わったんだ。
本作はレギュラーメンバーはほぼ登場せず、中禅寺の妹・敦子が事件の謎に挑む。
斬り殺される呪いの家系がある。怯えていた女学生は、不吉な予測どおり通り魔に斬殺された。
その場で茫然としていた男が逮捕されたが、果たして真犯人なのか。

番外だけあって本編よりは軽めだが、しっかり妖怪シリーズらしい味わいだ。
呪いの成立する過程がいかにもこの世界らしく、唸らされた。浅草百美人の蘊蓄も面白かった。
ただ当事者が事件を起こした動機にいまひとつ説得力がないような気がする。

京極堂ファンは必読。単独で読んでも充分に楽しめる。
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No.8:
(5pt)

納得の妖怪小説とミステリーの融合

百鬼夜行シリーズ3ヶ月連続刊行の第一段。
次々と犠牲者を出す昭和の辻斬り事件の謎に京極堂の妹、中禅寺敦子と『絡新婦の理』に登場した女学生、呉美由紀が挑む作品。
シリーズファンとして待ちに待った作品だっただけに、あっという間に読みきってしまいました。その分厚さから長編作品は鈍器という異名もある長大な作品が今回は読みやすくなっております。しかしながら内容は濃密。
シリーズファンならずとも妖怪小説とミステリーの融合した本作は、初見でも他の作品を読みたくなる一冊。相変わらずこの作者の読ませ方は面白い。
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No.7:
(4pt)

百鬼夜行~。

百鬼夜行新シリーズと聞いて喜びましたが、本の薄さ同様、内容が薄い!
京極本は厚くていいんです。蘊蓄あっていいんです。長広舌が醍醐味なんです。
それがせっかく中禅寺敦子を出しておきながら、女子高生呉美由紀に持っていかれてる
じゃないですか。これじゃ他の軽~いミステリと変わらん。
でも懐かしかったので☆4コにしましたが。
スピンオフを出すなら、そして3ヶ月連続でこのクオリティを3冊出すなら、
他の方も言ってますが鵺を出してください。早く鵺。
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