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(短編集)
白昼夢の森の少女
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白昼夢の森の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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作者の独特な世界観が好きです。 不思議な後味のあるストーリーがたくさんあります。 同作者の「夜市」良かったです。 | ||||
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大変満足しています。 | ||||
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・表題作:ちょうど知念実希人の「ムゲンのi」と並行して読んでいて、概念が重なる物語で妙なシンクロニシティを感じました。知念作品が複雑怪奇にしすぎて収拾がつかなくなってしまったのに対して、恒川作品はやはりなかなかの完成度。 ・「銀の船」:恒川光太郎らしい想像実験の愉しみにあふれた一作。最後は何かもの悲しいですが、ごく簡潔に語られた船の真理が明かされる瞬間のカタストロフが好きです。 ・「傀儡の路地」:これまた作者らしい不気味な残酷さと絶妙なユーモア(?)が入り混じった秀作でした。 もちろん作家ごとにカラーというか味わいの違いはいろいろあるのですが、現在日本においてこれほど文章が無駄のない美しさでまとめられる作家はいないのではないでしょうか?華美な装飾を排した、知的で的確な配置と分量である表現が多いです。ただ、長編の良さを知っているだけに評価は4点とさせていただきます。 | ||||
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恒川ファンでーす! | ||||
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アンソロジーや特集で「お題」を与えられて書いた作品や未収録作を集めた本である。十篇収録している。 出来不出来はあるが、平均値は相変わらず高い。気に入った作品は以下の通り。 表題作は人がゆっくり木になっていく。諦念を伴う穏やかな風景は、癒しなのか自滅なのか。 『銀の船』空飛ぶ船に乗ったら、いつまでも若いままで暮らせる。ただし二度と地上には戻れない。 天国に見せかけた地獄のような。でも船上生活は不思議に魅力がある。 『オレンジボール』奇妙な味の変身譚だ。「ビッグイシュー」に載ったらしい。 ホームレスから買った雑誌でこの話を読んだら、オツな気分になるだろうな。 『傀儡の路地』都市伝説めいた設定で描かれたホラーサスペンスだ。本書の白眉だ。 『平成最後のおとしあな』お題は平成最後、だったらしい。まさかこんな意味だとは。面白し。 『夕闇地蔵』主人公は異能者とか妖怪の仲間というよりは稀人(マレビト)と呼ぶのがふさわしい。 叙情豊かで民話風だが血なまぐさい。作者にしか出せない味わいだ。 | ||||
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大好きな作家で新作も定期的に出されて毎回読み終えるのがもったいないくらいです。今回も期待を裏切らない作品でした。 | ||||
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どの話も創造力がすごくて、どんな展開になるのか楽しみながら読んだ。 個人的には「白昼夢の少女」、「銀の船」、「傀儡の路地」が好きだった。 「白昼夢の少女」は、植物の一部となってしまった少女の話。年もとらず、その場からも動けないが、同じ現象が起きた仲間たちと意識が共有できる。どう展開していくのか、最後まで目が離せなかった。 「銀の船」は、空に浮かぶ船に乗る話。一度乗ったら二度と地上には戻れず、乗る決断もここでしかできない。幸福とは何かを考えさせられる話だが、最後は切ない終わり方だった。 「傀儡の路地」は、ドールジェンヌの人形を持った女に話しかけられると、意志に反して話したとおりの行動をとってしまう話。被害者の会を設立して皆で対応策を考えるのだが果たしてどうなるか。最後まで楽しめた。 | ||||
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恒川先生の作品は、おもしろい。 全部読んでます。 今回は短編集で、微妙な終わりかたの話が多かったが、まあ、おもしろかったのでサクサク読めた。 | ||||
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古入道きたりて、焼け野原コンティニュー、白日夢の森の少女、銀の船、海辺の別荘で、オレンジボール、傀儡の路地、平成最後のおとしあな、布団窟、夕闇地蔵の10篇を収める。 様々な媒体に発表して来たものなので、各作品の長さもトーンもバラバラで、いろいろな恒川さんを楽しめた。 | ||||
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これまで未収録だった恒川さんの短編が、一冊にまとめられた本です。そのため、作品ジャンルはこれまでのものと比べ統一感はなく、筆者もそれに言及して最後に珍しくあとがきが加えられています。 ただ、短編一つ一つは、やはり恒川さん特有の、無常感や侘しさを感じさせる、柔らかくも深く差し込んでくる「かなしさ」が描かれているように思います。記憶を失う男、変貌し失われるもの、時空を超え悔やまれる選択など。超常的な設定にも関わらず、人間のかなしさや、生きるやるせなさが一貫して描かれているのは、これまで同様に確かでしょう。 ただ、欲を言えば、発表作品のパッチワーク的な一冊なので、遠くないうちに長編を読みたい…。いちファンとしての我儘ですが。 | ||||
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唯一、恒川さんの本は全て発売日に購入するようにしており、毎巻、指折りして楽しみにしています。 恒川ワールドとでも呼びましょうか、氏にしか表現できない雰囲気を噛みしめるように読ませて頂いています。 しかし、金色機械以降はそれらの独特の表現が影を潜めて、寂しい思いをしておりましたが、今回の短編集では第1の「古入道」から、全開です。 端正な文章の間に、廃屋群の路地裏の匂いが漂って来ます。 何度でも読み返します。 | ||||
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