■スポンサードリンク
(短編集)
むかしむかしあるところに、死体がありました。
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
むかしむかしあるところに、死体がありました。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
むかしむかしあるところに、一冊の本がありました。 その本は、そのまたむかしのはなし、いわゆる、昔話を題材に用いた本でした。 5つの短編みすてりい集で、それぞれ違う昔話を題材にしており、昔話の内容を詭計に利用した、とても読み応えのある本でした。 ある者はこの本の感想を以下のように伝えています。 「詭計の妙は素晴らしい。また、昔話独特の言葉使いが読者をこの世界に引き込んでいる」と。 その本は多くの者が手に取り、数々の賞を受賞し、後世にわたり、広く語り継がれ、読まれ継がれたのでした。 めでたしめでたしじゃ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔話を題材にしたフィクション。読みやすく、展開も面白い! 鶴の恩返しを元にした話は最高だった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美品でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本人なら大多数の人が一度は読んだり聞いたりして知っている昔話五篇が、ミステリタッチの内容に改められてこの作品に登場しています。 ミステリファンなら「これは!?」とすぐに引き込まれるストーリ展開で、事実私も第一話の「一寸法師 不在証明」はあっという間に読み終えてしまい、その後妙な感覚にとらわれました。 一寸法師の鉄壁のアリバイをどうやって崩すのか?という点に着目し、別の視点から眺めた異説昔話はとても面白いと言えます。 片や、ある人からは子供の道徳心を養い情操教育にも役立つ昔話を勝手に改竄してしまうのはいかがなものか?と反論が出そうですが、基本的な各話の内容を知った上で、これらの作品を読む分には違和感はあまり感じないと私は思うし、その時代時代に沿った自由な別の解釈の仕方があってもよいのではないかと思う。 各話ともミステリーに必要な要素はちゃんと含まれていて、オチャラケ推理とは一線を画した本格推理としての要件は備えていて、読み応えは十分にあるものと思います。 どなたにもおすすめしたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そういう切り口かという驚きから始まる殺人事件。短く読みやすい。 個人的には、牧歌的で素朴なおとぎ話の登場人物が結構好きなので、人間の欲望や愚かさが全面に出されるのは動揺してしまうが、それを除けばかなり面白い。 あっという間に読める。結構オススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は、どうしても早乙女ケイ子の絶大なるインパクトのある表紙にいきがちですが、なかなかどうして、内容のほうも表紙に負けないほどの絶大なるインパクトがあります。 特に2度読み必須の「つるの倒叙がえし」、解決後に真相に気づいて後悔する「密室竜宮城」、そして絶海の孤島で鬼たちが殺され続けた後に待ち受ける結末に愕然とする「絶海の鬼ヶ島」・・・他の2篇も秀逸です。 まさに本格的でアッと言わせるほどのインパクトがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちゃんとミステリと昔話が融合していて面白く読めた。装丁の絵にクセがあり、合わなかったらどうしようと心配で電子版の分冊を購入したが結局全編読んでしまったので心配せずに1冊購入した方が良かったな。 ミステリはいわゆる本格物だと思う。犯人を当てるのは出来る。全ての意図を解き明かすのは自力では難しかった。昔話なので若干なアンフェアを感じることもあるけど逆にこの昔話感がすごく良かった。グリム童話とかでもやってほしいシリーズと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「一寸法師の不在証明」、「花咲か死者伝言」、「つるの倒叙がえし」、「密室龍宮城」及び「絶海の鬼ヶ島」の5つの短編から構成される前代未聞の秀逸な昔話ミステリ集。奇抜なだけではなく内容も充実している。 「一寸法師」は「不在証明」と題して如何にもアリバイ・トリック物と見せかけて、実は「***」物という全体構成のミス・リーディングが巧み。現代ミステリでは不可能な、"昔話ならではの小道具"をこれまた巧みに織り込んでいる。伏線の張り方にも細心の注意を払っている。次編の「死者伝言」とはダイイング・メッセージの事だが、そう見せかけて、実は伏線の張り方だけで勝負しているアイデアが秀逸。元が人口に膾炙した昔話だけに、読者が自然とその流れに乗ってしまう点を見事に突いている。更に、犬の視点で物語を描き、全体を犬の復讐譚としている辺りが怖い。「鶴の恩返し」は倒叙物と昔話ならではの小道具との組合せだが、凝り過ぎてスベッテしまった感がある。「龍宮城」は韜晦ではなく、バリバリの本格密室物。昔話ならではの小道具の使い方に深みがある(私は作者の罠に嵌った)。最終編は、それまでの短編で用いた小道具を総動員して、「鬼ヶ島」を舞台にした「そして誰もいなくなった」のパスティーシュ物という意欲作。「そして誰もいなくなった」の弱点である動機の問題を昔話ならではの突飛な発想で解決し、原作通り、本編の後に真犯人の告白を付ける等パスティーシュとしての完成度が高くて感心した。 これまで昔話をミステリ仕立てにするなんて考えた作家がいるだろうか ? それだけでも賞賛に値するが、各短編が上質な点に驚嘆すると共に非常に楽しめた。作者の今後の作品に大いに期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰もが良く知る日本の昔話に新しいトリックを加え、オリジナルとは違う視点から再構成されています。話の大筋や背景等は知っているため、多くの人にとって読みやすい一冊だと思います。 肝心の新しいトリックには、ちょっと無理があるものが多いというのが正直な印象ですぎ、そもそもが昔話のパロディーです。それらがどうにか元の筋に嵌め込まれているのを、読んで楽しむ。本書の楽しみ方はそれで良いはずです。 見取り図や地図がミステリー作品風に差し込まれるのが楽しく、もっと凝った仕掛けを取り込んだ作品も読みたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰もが知っている昔話、5編それぞれが良く考えられています。 よくまぁ思いついたなぁと感心しつつも、一気に読めてしまう文章。そして読後の不思議な余韻。 好き嫌いは別れるでしょうが、私にはツボでした。 出来れは、他の昔話も書いていただきたいですね。あ~もっと読みたい!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは凄い! めっちゃおもしろいです! 帯に昔ばなし✖️ミステリとあって、どんなものかなあと思いまして、読むとその通りなんですが、それ以上の面白さがありました。本格ミステリの味わいとエンタメの味わいが同時に楽しめる傑作です。初読の著者さんでしたが、カバーと帯に引かれて購入。当たりです!とにかく読んで!早くも続編が読みたい。次はどんな昔ばなしを読ませてくれるのでしょう… | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!