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(短編集)
むかしむかしあるところに、死体がありました。
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むかしむかしあるところに、死体がありました。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 21~40 2/3ページ
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この本を最初に知ったのは新聞の書評だが、何よりも書名を見て思わず噴出してしまった。 そして、その衝撃的な題名に惹かれて思わず購入してしまったのだからインパクトは大切である…いや、そればかりか私はその書名から“昔話に隠された闇”を読み解いた作品だと勝手に憶測したのだから困ったものだ…つまり、予想は悉く外れたのである。 本書は日本の有名な昔話からヒントを得て創作したサスペンスであり、謂わば“新しい昔話”…即ち、オリジナルの昔話には殆ど関係なく、全く違う発想だと思って頂きたい。 尤も、これはこれで新鮮であり面白く読ませて頂いた事には変わりはないので、結論としては購入して良かったと思うが…。 本書の基となるのは日本を代表する昔話「一寸法師」「花咲爺さん」「鶴の恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」の5編であり、登場人物だけは重なるものの粗筋は異なる。 サスペンスなので内容は明かせないが、オリジナルの作品を基に自由に展開したストーリーと思って頂ければ間違いないだろうか…中々工夫が凝らされていたように思う。 取り分け面白かったのは、ただの創作でありながらも昔話で注目すべきポイントを抑えている所であり、例えば「鶴の倒叙がえし」では民話研究でお馴染みの“見るなの座敷”パターンが二重構造でさりげなく活かされているし、「密室竜宮城」に於いても同じく民話で重要な鍵を握る“四季の間”を舞台に話が展開する。 また「絶海の鬼ヶ島」は最終章に相応しく、それ迄の物語の小道具がリンクして登場する上に、最後に温羅の伝説が残る吉備国で幕を閉じているのも絶妙であり、軽い読み物でありながらもしっかりと民間伝承に則っている所には感心した。 尤も、本書を本格的なミステリー小説と位置付けてしまうと物足りないであろうし、然も後味の悪い結末も多いので賛否両論あると思うが、「昔話をアレンジする」発想自体が斬新なので稀有な一冊なのではなかろうか。 続編に期待する。 | ||||
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注文してから翌々日には到着しました。 読者意欲があるうちに手に取ることができるってありがたいです。 | ||||
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日本昔話をベースにしたサスペンス&本格物? しかも表紙のイラストからコメディ調の作品を想像していたのだけど、なんと内容は完全にシリアス。 どのエピソードも凝りに凝った設定でブラックな昔話を楽しめて今までなかったテイストを堪能できる。 短編集ではあるが、それぞれにトリックのテーマを変え叙述を変えながらも微妙に話をつなぐアイテムもあってなかなか面白い。 特に「つるの恩返し」ならぬ「つるの倒叙がえし」は秀逸。 | ||||
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昔話をベースにミステリ作品に仕立て上げる試み。一寸法師や花咲か爺さん、弦の恩返し、浦島太郎、桃太郎と、昔話の主人公のオンパレードである。打ち出の小槌などファンタスティックなアイテムも犯罪に使われるなど、昔話の主人公らをダークサイドに引き込んだふざけた作品かと思いきや、しっかりとミステリになっている。「つるの倒叙がえし」と「密室龍宮城」が自分の好みだった。 | ||||
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面白い。 | ||||
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赤ずきんちゃんの方を先に読んでこのシリーズ面白そう!と思って読みました。一気に読めるので楽しいしストーリーがよくわからない????ってなってたら最後の方にあああああああ!それでしたか!みたいな。感じでした! | ||||
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私は好き | ||||
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まさに「THE 青柳碧人作品」という流れであって、トリックやトリックの説明が難解であるのに展開が面白くて読みきれるという短編集だ。 原則としてそれぞれ主人公又はそれに近い人の目線(主観)で物語が動くから、読みやすいし面白く感じる。 むかしばなしベースだけど新しい殺人事件ミステリーとなっているし、飽きない展開が引き込まれる。 最後まで読むと、この短編集が一気に一冊の物語になるという回収も驚く展開はさすがのトリック。 だから、読み終えた時は、何とも言えない不思議な感覚も味わえると思う。 青柳碧人作品を初めて読む人には、特におすすめしたい。 | ||||
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誰もが知っているお伽話を違った視点からのサスペンス調物語。 短編集なのでとても読みやすかったです。 重厚感のあるサスペンス好きには物足りないでしょうが、そこがまた良いのかもしれません。 | ||||
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「つるの倒叙がえし」をイマイチと思った人は、ちゃんと読めていないと思うので、もう一度しっかり推理し直した方がいいです! なにか引っ掛かるところ(①の最初に出てくるてんぐくわ)があると思いますが、ちゃんと読めていたら本当にスッキリ納得がいくので!! | ||||
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読んでいて楽しかったです。 続きも読みたい。 | ||||
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内容は面白かったけど、昔話の文体になるとミステリーは読みにくくなるんだなと思いました。 見取り図があるのは良かったけど、登場人物が多いものは相関図も欲しかったかも… | ||||
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ラジオを聞いて面白いかもと考え購入したが、途中で飽きた。 確かに昔話を推理小説風にアレンジするという発想は良い。しかし、読み進めていくうちに、私の主観であるが、推理自体に面白みが無くなってきた。 | ||||
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カバーのイラストの雰囲気、ピンク色、「むかしむかし~」というひらがな始まりのかわいらしさで、笑える昔話モチーフのお話かと思いきや、全然違いました。 隙間時間にさっくり読むというより、じっくり読みたい本。 | ||||
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なかなか、練られたトリックです。とくにつるの倒叙返しが面白かった。2度読みした。 | ||||
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興味深く読みました。なる程、と思う物語のひろがり、必然性を踏まえつつの広げ方だったと思います。 | ||||
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これは確かに好き嫌いが分かれます。 私は好きでしたけどね。 五編もあり、登場人物もそれぞれ多いので追いつかない人は一編ずつ読むのがおすすめ。 子供の頃から馴染みある昔話がミステリー小説として読むことになるとは想像もつきませんでした。 面白いですよ^^ | ||||
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知ってる話がこうもインパクトのある変化ができるものかと感心しました。 | ||||
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「日本の昔ばなし」をミステリ仕立てに、というアイデアが光っていたので、読んでみたのですが、予想を上回る出来栄えで、高く評価したい作品です。 収録されている5つの短編。 「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室竜宮城」「絶海の鬼ヶ島」という題名から、誰もが知っている昔ばなしが連想できると思います。 本作品は、それらの昔ばなしを踏襲しつつ、ミステリ仕立てとするために、脚色を加えたものとなっています。 単なるアイデア勝負でないことは、作中に、これまで多くのミステリ作家が苦心して新しい趣向を生み出してきた要素が散りばめられていること。 「アリバイトリック」「密室トリック」「意外な犯人」「倒叙ミステリ」などなど。 過去の作品をよく研究しているな、と感じさせるものがありました。 記述形式や物語展開にも工夫があって、これらは、ネタを明かすことになるので、詳細には触れられませんが、どの作品にも個性があって、退屈する暇もない、ミステリ作品となっていました。 また、この昔ばなしワールドとでも呼べる虚構の世界が根底で繋がっているというのも、楽しめるところでした。 私が感心したのは、「意外な犯人」。 これは、これまでに数多くの作家が挑戦してきて、究極の「読者が犯人」が登場するに至り、もう「犯人の意外性」で驚くこともないだろう、と思っていたら、「この手があったか」という感じ。 昔ばなしをベースにしているからこその趣向で、久々に驚かされた「意外な犯人」でした。 今度は、日本を飛び出して、「世界編」で作品を作ってみたら、面白いものが出来るのではないでしょうか。 | ||||
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もっとライトな話かと思いましたが(表紙の印象で)、意外としっかりした構成、展開で、読みごたえがありおもしろかったです。 登場人物や主人公が人間以外の生き物なのに、昔話を題材にしているだけで普通にミステリー小説になってしまうのがすごい! 個人的には「花咲か死者伝言」と「つるの倒叙がえし」が好きです。 | ||||
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