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ノースライト
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ノースライトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 61~80 4/10ページ
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今まで読んだことのないジャンルだったのですが、興味をひかれました。横山さんの本を他にも読みたくなって、 「クライマーズ ハイ」もキンドルで購入して読みました。 推理小説しか読んだことのない私でも、次々と読み進めることができました。 「64」は長そうなのでもう少し短い小説に挑戦します。 ただ、新聞社・警察などあまりしらない世界なので、専門用語などわからないところもあって読み飛ばしました。 | ||||
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ミステリーかと思って読み進めていったものの、なかなか謎解きのストーリーに乗っていかない。 しばしば本線の謎解きから離れて、主人公の生い立ちや家族との関係、仕事について語られる。 最初の謎はどこに行ったのー!?と思いつつも、ブルーノ・タウトの椅子からタウトの物語に引き込まれ、メモワール建設や所長との人間関係に関心がシフトしていく。 最後にはすべてがつながり、謎は解決していくのだが、中後半あたりで、あーこれはミステリーじゃないんだな、一人の建築家と家族、周りの人々の再生物語なんだな、ということに気が付く。 いい意味で裏切られ、いい意味で、その再生物語にのめりこみ、没頭した。 ブルーノ・タウトも名前くらいしか知らなかったが、熱海の別邸をこの目で見たくなった。 ノースライトをメインにした信濃追分の家は、実際目にするとどんな造形なんだろうか。 メモワールは、どんなふうに完成したのか。 この冬(2020年)NHKでドラマ化するようなので、そこで見られるのが楽しみです。 | ||||
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横山さんにとって珍しく警察小説ではない作品でしたので、少し構えて読み始めましたが、とても楽しく読み終えることができました。謎の作り方と、引っ張り方、伏線と回収は見事です。ストーリーも重めではありますが、最後に救いもあったかなと思います。 | ||||
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建築士の青瀬稔は施主の吉野陶太と妻の香里江に「あなたが住みたいと思う家を建ててほしい」と言われ、依頼地の信濃追分に腕を振るってY邸を建てた。しかし、完成後も吉野夫妻がY邸に越した形跡がない。青瀬が現地に向かうと邸宅にはひとけがなく、泥棒が入ったかのように床に足跡がついていた。そしてなぜかブルーノ・タウト設計と思しき椅子が一脚だけ残されていた。果たして吉野一家はどこへ消えたのか? そして誰が家に侵入したのか……。 ------------------------------------ 2004年から2006年にかけて『旅』誌に掲載された原稿を全面的に改稿して昨2019年2月に単行本化したものです。「このミス」2020年版の第2位です。 2012年の『 64 』にもどっぷりと引き込まれたものですが、今回の『ノースライト』も巻を措く能わず、としか形容のしようがない内容に大いに魅せられました。 一家消失の謎解きもさることながら、バブル崩壊後に決して本意ではない仕事に追われざるをえなくなった建築士の職業小説としても魅力的です。前著の『 64 』が警察小説でありながら、昭和最後の年の事件の謎解きよりも、警察組織のがんじがらめな硬直制を見つめていて、サラリーマン読者である私は身につまされる思いとともに読んだものです。今回の『ノースライト』も「クライアントの顔色を窺い、工務店の人間に足元を見られ、それでも痛みを感じない不感症の建築士」となりさがった主人公の姿には、反感や嫌悪ではなく、むしろ労(いたわ)しさばかりを覚えます。 そしてだからこそ、この物語は主人公が敗残兵のまま終わらない、再生と願いの物語へと組みあがっていくところに最大の魅力があります。ある女流画家の遺作コレクションを収める美術施設の建築コンペに臨む過程と、Y邸の施主失踪事件とが並行して描かれ、そのどちらにもほんの一筋の希望の光がさすところがたいへん清々しく感じられます。 この物語を読みながら、三谷幸喜監督の映画『 ラヂオの時間 』(1997年)のことを思い出していました。あれもまた、いつかひとつでよいから熱のこもった、単なる雇われ仕事で終わらない作品を残したいとあがくクリエイターたちの物語でした。 . | ||||
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藤宮春子メモワールの建築コンペを勝ち取るためのお仕事小説の中に、吉野が青瀬稔に設計を依頼して信濃追分のY邸が引き渡し後に住んでいる形跡がない謎、Y邸にブルーノ・タウト(ドイツから亡命した著名な建築家で日本に滞在していた)が設計したと思われる椅子が残されている謎を明らかにしているストーリーラインがある。青瀬が所属している設計事務所の岡嶋所長が軽微な不正を問われて社会的に抹殺されようとしているところに、青瀬と吉野の過去が詳らかになっていく。2本のストーリーが個別に存在しているように思えるが、複雑な家庭環境と建築設計を共通の舞台にして、上手に融合していく。謎解きというより、人が人を赦すこと、人が人に遺すものといった人間の内面に鋭く切り込んでいるところがたまらなく切ない。 | ||||
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私には合わなかったようです。 物語とタウトの作品がどう絡むのかワクワクしながら読み始めましたが、絡み方が全然違っていてタウトでなくてもいいじゃん。って思ってしまいました。ヴォーリズとかレーモンドでもありかな?って思ってしまいました。 | ||||
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謎時の妙味があり、スリリングでした。 | ||||
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中高年者の男性にファンが多いイメージの著者ですが、私はまだ二十四歳、しかし、氏の小説が大好きで、ほとんどすべての作品を読みました。 ノースライトは、これまでの横山秀夫氏の小説とは少し毛色が異なりますから、ハードボイルドな作風で描かれた警察小説の世界観をイメージしている方は、肩すかしを喰らうかもしれません。 だけどテーマが異なるから、それはそれで良いのだと思います。今作は、緩やかに、丁寧に、一級建築士の半生を追いながら、その再生の過程を描いていますから、同じ仕事小説とはいえ、クライマーズ・ハイのような怒涛!矜持のぶつかりあい!といった雰囲気の仕事小説ではありません。 そう、私のこの本の印象は前述の通り、仕事小説でした。なまじ、横山秀夫氏はミステリー作家であり、確かに一家失踪の謎を追うという描き方をされているため、どこでもこの本は''ミステリー''と紹介をされていますが、ミステリーの観点から感想を述べれば、今作の''謎''には、氏のこれまでの小説のような読者を引き込む圧倒的な''引力''はなく、さらにミステリーに対する回答にもさしたる意外性はありません。 結末に明かされるミステリーの解答にも感動を覚えることはなく、ここに半落ちのような、''ミステリーと胸を打つドラマの融合''はありませんでした。 にもかかわらず、私は終盤、この本に枯れるほど泣かされました。 ネタバレになりますが、 所長の生前の独白、さらには青瀬が所長の作品を彼のために、彼の息子のために残そうと奔走して図面を起こす場面。プレコンペにぶつける場面。 死者の声を拾う、臨場を描いた作者の魂がここにもあるような気がしました。 一言で言うなら、これまでの氏の小説の中で、最も強く胸を打つ感動作品。それが私の感想です。 (ただ、タウトの話が作品に厚みを与えていることは確かなのですが、ここまで延々と掘り下げる必要があったのかと、ヤキモキしましたので星を一つ減らしました) | ||||
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他のレビューにもあるように、情景描写など途中、多少もたつく感はありますが、それが最後の方で生きてくるんだと思います。 最後は引き込まれ、思わず「あっ」という声がでてしまいました。 ミステリーでありながら家族愛、友情など感動が出てくる、なんとも不思議な気持ちになりました。いろいろな角度から感動をもたらす作品で本当に面白かったです。 | ||||
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連休だったので、2日で読み終わりました。 この先、どうなるんだろう、という興味でどんどん読み進みました。しかし、読み終わってみると、なんだかあっけない。実際にはこんなのありえないという設定。タウトをせっかく取り上げているのに、どこに生かされているのか良くわかりませんでした。椅子が置かれた経緯も面白くない。いっぱいネタを積み込みすぎて、ひとつひとつが浅くなってしまった、という印象です。著者は、あまり人間を描くのがうまくないのではないかと思いました。警察ものなら、それでも十分面白かったと思いますが・・・ 他人に紹介しても、面白くなかったと言われそうで、躊躇します。 文学の香りが少しはしたので、次回作に期待します。 | ||||
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横山秀夫氏の警察小説はすべて読破し、史上最高の警察小説の大家だと思っている しかし、今回は警察小説ではなく、また主人公も警察官ではないため、買うのを躊躇ったが、結論から言えば、買って大正解! 内容もさることながら、何より、氏の文章の美しさに魅了された! | ||||
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まだ、読んでないけど、聞いた話では、とても良かったらしいです。 | ||||
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横山秀夫は他の作品がおもしろいので好きな作家の一人です。 この作品はあまりに期待外れ。駄作。 無理がありすぎる展開が初めから終わりまで続く。 後半は読み飛ばし飛ばし。 読み終えて無駄な時間を使ったことに後悔。 | ||||
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土木建築関連の大手ゼネコン会社に数十年務めている立場からひと言。 作品で重要な主人公の生い立ちで父親はダムの型枠職人で渡り鳥のように全国各地の山岳地帯を渡り歩いたとありますが、一般的に土木工事と建築工事とは工期の長さが桁違いです。 "ダム工事"になると会社人生の四十数年で三つ四つ程度の現場で定年に至ります。 建築型枠工なら全国渡り鳥でも成り立ちますが、土木型枠工で渡り鳥の設定は違和感が。 タウトやコルビジェ、ライトについて文献で熱心に勉強されたのは判りますが建築学生程度の表面的な薄さ。 アーキテクトとコンストラクションの違いも理解不足。もっと活字でなく人間に取材されて下さい。 | ||||
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こんなに優しい家族の物語を、それとは気がつかせないplotの中で進行させる作家の術中に見事にハマって涙腺が緩んでいる。そう、家は包む物。中身が大切。 | ||||
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「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」 依頼主の言葉で「遠慮がちに部屋を包み込む柔らかな北からの光。~悟りを開いたかのように物静かなノースライトーー」を存分に取り込んだ、「木の家」Y邸を竣工。『平成すまい200選』に載ったそれは、元妻が望んだ家でもあった。。。 Y邸を依頼した家族の失踪・残されたタウトの椅子の謎を追いかけつつ、友人で雇い主・勤務先設計事務所長と挑む、画家のメモワールの設計コンペ。 バブルに踊り弾け離婚し、やさぐれた一級建築士45歳、魂の再生の物語。 こちらの心も揺さぶられました。オススメの秀作です! | ||||
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最後の展開が全くわからずどんどん引き込まれて行きました。今までの横山秀夫氏の小説とはタッチが違う世界観でした。 | ||||
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物語としては面白いし、主人公の気持ちもよく描けている。 タクトについての逸話の入れ方もさすがだと思った。 しかし、物語を引っ張っていくなぜ施主が消えた理由についてはちょっと無理があるように思えた。 | ||||
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何より文章がすばらしい。単なるミステリーではない出来です。東野文学の最近の傑作だと思います。 | ||||
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てっきり本を買ったと思い込んでいたので、長らく来ないと思っていたら、調べに調べてKindle版であった。間違って買ってしまったときの変更は1週間以内今更どうしようもない。不便きわまりない体験をしたまとめて買った本のなかの一つ値段の所に書いてあるKindle版の文字は小さく間違い安い。とにかく本は本屋さんで買うべきとの思いを新たにした。残念。自分がいけないのは承知だが見にくい。 | ||||
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