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(短編集)
殺人鬼がもう一人
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殺人鬼がもう一人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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色々な事件の謎解きをする短編集。個性的な主人公がストーリーをつくる。 | ||||
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文庫が出ていないので、昔の作品と思ったが、書籍自体は1年ほど前に出版された連作っぽい短編集。 若竹作品中には、これまでも多くはないが清濁併せもつタイプの主人公はいたので、そんなものだろうと思って読んでいったのだが…最初はスパイシー程度だったが、お口直しの“はしばみ”あるいは“シャーベット”的存在の「黒い袖」の後は、辛味が増していき、最後の表題作は塩辛いほど。 もしかして若竹さんの新境地はダークサイド? 新たなダークヒロインの登場か… その手の主人公、ミステリー小説では珍しくはないがマイノリティではあるので、作者がダーク方面を開拓していくのであれば、ファンとしては応援する所存。 とはいえこのヒロイン、良くも悪くも感情移入できず、まだ何とも評価しがたい。シリーズ化するのかどうかはわからないが、今後の推移を見守りたい。 小市民的には「黒い袖」の竹緒さん(頭が切れて度胸があって腕っ節も強く頼り甲斐のある姉御肌)が町内の事件を解決するようなコージーミステリーの続編も希望。 | ||||
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東京の僻地、今や吹き溜まりともいえる辛夷ヶ丘市を舞台に起きる様々な事件。そこは当然、警察が解決していくと思いきや・・・。 作者の葉村晶シリーズのファンだ。でも葉村シリーズにおいてもユーモアのセンスはかなりブラックで、時にはシニカル過ぎてちょっと疲れるときもある。 本作は、6編がリンクしているので読み終わると短編集という感じはあまりしないが、一応それぞれは短編なので、そのブラックさ、シニカルさがぎゅっと凝縮している感じがする。 出てくる人物全てが底が知れないほど深い悪意をもって行動しているようにすら感じて、その毒気に辟易した。 これって、やっぱりお人好しには書けないんじゃないか?って作者の人格すら疑いたくなるレベル。 かといって、もちろんつまらないわけじゃない。プロによる高等技術を駆使した作品をお愉しみください。(個人的には嫌いな作品だけど) | ||||
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