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接触
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接触の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「愛されるとは何か?人が本当に美しい瞬間とはいつか?」というテーマに取り組んだ作品です。 他人に乗り移りながら気儘な人生を謳歌する「ゴースト」。 彼らは常に「美しい顔と体、潤沢な資産を持つ人間になれば、きっと愛される」と信じて、自分ではない誰かになろうとします。 しかし、ゴーストのケプラーは「人が本当に美しいのは、嘘偽りのない自分自身である時」だと知っており、それゆえ人を愛する力を持っています。 愛される事を激しく望みながら、見かけの美しさや名声では必ずしも本当の愛を得られるわけではないという事が理解できないゴーストのガリレオ。 ガリレオと、愛することを知っているケプラーは因縁の対決を迎えます。 作中ではアクションが多く、ずっと敵と追いかけっこしています。 中盤以降に明らかになるケプラーの物語がポイントです! | ||||
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ハリー・オーガストも傑作でしたが、これもまたものすごい話です。 アイデア力、その独創性たるや・・凄まじい才能を感じます。 入れ物を無くした(借りなきゃ存続できない)魂のみの存在であるゴーストの物語。 自分本来の姿ではない借り物の姿を纏いながらも、 誰かを愛してしまう悲しさ。愛されたがっている切なさ。 ビューティ・インサイドという映画で描かれた問いと重なるのだけど、 そのやり切れなさ、悲哀を描き切っているのはこちら。 「その人らしさとは何か」の考察にも脱帽。 予想していたオチからは大きく裏切られた・・。 ハリー・オーガストでも裏切られた感があったのだけど、 なんというか、世界観構築のクオリティの高さに目眩まされ、 予想や期待などどうでもよくなって納得してしまう。 クレア・ノース・ワールドが堪能できました。 三作目を早く読みたい。 | ||||
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久しぶりに、しっかり楽しめました。あ、厳密には楽しめたというより、このまま読み進めたらどうなるかとドキドキしながら読んでました。 名前のとおり、接触することで、他の人に憑依していく人の話。ただ、日本語の憑依ではなく、魂(1回もこの言葉がでませんが)が移っていく物語。書評によってはSFにもなってますが、ふつうに文学かと。訳もよい。 「眠るというよりときおり気絶するようにうとうとし、うとうとしながら自分は眠っているのだと認識し、...」と寝台列車の表現も抜群です。 外国文学は長めですが、本書は充分な長さ。お勧めです。 | ||||
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