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(アンソロジー)
1968 三億円事件
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1968 三億円事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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わたしも犯人は警察だとおもう。 凄く読みやすくてわくわくしました。 | ||||
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事件からちょうど50年目に出版されているんですね。 それもそのはず、1日違いで『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』が発売されているんです。 話題の本に発売日を合わせてくるという手法はよくありますね。 さて、内容ですが良い意味で「ザ・小説」という感じ。 あまりにも多くの作家に、題材にされすぎた「三億円事件」 謎が謎を呼び、答えがわからないからこそ、人は想像力を働かせて絵を描きます。 その最たるものの一つが、小説であるのです。 やはり、この本の中の小説も面白かったですよ。 しかし、事件の核心部分にはどうしても触れることができない。 犯人は誰かわかりませんので。(少なくても、この小説が書かれた時点では) それでも、そこに関わる人々の苦悩葛藤、腹の探り合い、人間としての感情や機微。 そういったものを描けるのも小説だからでしょう! 逆に、事件の詳細(犯人がだれで、どのようなカラクリがあったのか)がわかっていれば、想像力の働かせどころはなくなりひどく陳腐なものが出来上がるでしょう。 そういう意味では、今回の件で『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』によって カラクリ部分の大部分が明らかになってしまった。 「真実を知る喜び」と引き換えに、知らないからこそそこに「存在した喜び」がなくなったのです。 | ||||
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三億円事件が起きた時、警察は寝耳に水のとんでもない事件が起きたと思ったが、あざやかすぎる手口と警察をばかにしたような行動にかえって謎のヒーローだと心の中では思う人が多かった。そのころの心情や風景風俗が取り入れられていて久しぶりの三億円物を楽しく味わう事が出来た。その中で過激派、共産党系が集まり全共闘として連帯し時には敵対し、とあるのは間違いである。全共闘は過激派グループが中心で、共産党系は平和路線であり過激派とは敵対をしていたのである。過激派の中には連合赤軍というような悲惨な事件を起こしたグループも居て、すでに自己批判が終わっている。小説の中では幾ら話とは言え犯人の逃走車の中に身をひそめというと言うのも有ったが、そんなのギャグ漫画ですら恥ずかしくて描けないようなことで、しかしそれも読んでみれば面白かった。事件現場のニセ警官の男前振りをみてしまいずっと恋心をもちつづける女性の話も、なかなかいいなあと思いました。 | ||||
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