(アンソロジー)
1968 三億円事件
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1968 三億円事件の総合評価:
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私が生まれた年に起きた歴史に残る大事件、三億円事件。ミステリー作家5名(下村敦史、呉勝浩、池田久輝、織守きょうや、今野敏)による競作アンソロジーです。初読みさんは、池田氏、織守氏の2名。事件に真正面から行ったのは下村氏のみで、呉氏は斜めから、他はスカしばっかりで好みでは無かった。未解決事件になったのが不思議な位、目撃者や証拠が多く有ったのですねぇ。何か裏が有りそうだ、と想像できるのがこの事件の魅力なのでしょうが、流石に50年も経つと諸説も出尽くした感が有るのかな?。結構気に入ったのは、呉氏の作品でした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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「府中(三億円)事件」関連の創作品はあふれているので、もうこれ以上要らないと思う。米軍関与説(当時、“府中の森”の場所は米軍施設の一だった)はともかく、警察=日本政府主導説はちょっとw……警察や日本政府が“美しい”陰謀をセットアップできるなら、現在、こんなドン臭い外交はしていないです。ミステリ“小説”内のさまざまなたくらみやトリックについて、それは読者にとって楽しいかもしれませんが、「果たして現実にそんな画策自体、“必要”であるのか」「生身の人間がその場に放り込まれて、現実にそんな行動をとれるのか」などの点は、現実の事件において当然のように考えなければいけません。 それより、本年 12 月にはなんと事件からぴったり 56 年!キリのいいところで、(著者の思い入れや願望、妄想を微塵も入れず)今まで判明している事実のみから検証した大部作を読んでみたい。 (事件当時の個別の記事は別として)まとまったもので府中事件の正しい事実関係や詳細を知りたい人は、次の三冊だけで十分です: ○ 「三億円事件の謎」・・・小説の体を採りながらも、ほぼ事実のみに基づいて著わされており、妄想や願望、あるいは前提からして事実でないものが入った他の小説とは一線を画す。S 少年のような軽挙のチンピラが犯人の一味たりえないことも説明している ○ 「雨の追憶 図説 三億円事件」 ○ 「20 世紀最大の謎 三億円事件」・・・安部氏のコラムは要らないですね(ひとつ浮いちゃってます) それ以外の著作は、この事件について誤った考察を引き起こすだけです。 各々にレビューも書いたので、よろしかったら、私のプロファイルからどうぞ。 | ||||
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わたしも犯人は警察だとおもう。 凄く読みやすくてわくわくしました。 | ||||
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くそつまらないストーリーばかり。買わない方がいいです。 | ||||
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まあ楽しめました。 素人が書いた文章という意見がありますが、あれは、プロの文章ですね。 本当の犯人が書いたと思ったと思って買ったのに…違うみたいです。 | ||||
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ネタバレばかりなので、本書を未読の方は読まないで下さい。 下村敦史著「楽しい人生」 架空の犯人を登場させる内容。すらすらと読めるし「この先どうなるのだろう?」と期待感を持って読み進める事が出来た。 三億円事件は、その後三億円はどうなったのか?と言うのも興味が注がれるが、本作はその三億円の結末を描いているのが面白い。しかし、自分としてはお粗末な結果だな、と思う。宅地造成、しかも大規模の団地ならばそれなりの深さまで地面を均すだろう。個人宅の方がまだ現実味があって面白かったのではないだろうか。 呉勝浩著「ミリオンダラー・レイン」 学生運動を絡めながらのストーリー展開は、当時の世相を感じる事が出来て面白い。地方から上京して鬱屈した生活を送る若者、反体を訴えながら長かった髪をばっさりと切って就職する若者。意外な結末は、面白いと言えば面白いが、短編小説ゆえ、主人公達の心理描写や能力がイマイチ伝わって来なかった。 池田久輝著「欲望の翼」 本作は、上の二つと違って三億円事件の7年後、場所は香港の魔窟と呼ばれた九龍城を舞台としている。 実物の九龍城を見たことが有り、ビルすれすれに着陸する啓徳空港を利用した事が有るので、そう言った語句や場所が出てくるだけでわくわくさせてくれる。 主人公の”日本人先生”がもしかして?と思ったが、結末は「なるほど、そうやって三億円事件と結びつけたか!?」と言った感じ。正直言って、香港、それも九龍城が舞台でなければそこまで面白いと感じれなかった作品。 織守きょうや著「初恋は実らない」 これ、著者はやる気が無いんじゃない?と感じてしまう内容だった。はっきり言って、つまらないにも程がある。 タイトル通り、三億円事件の犯行現場に居合わせた少女が、顔を見た犯人に初恋をしてしまう、最後は兄の友人と結婚して終わり、と言う、ただそれだけの話。 本書に載せる為に、当時高校生の兄が警察に事情聴取されたり、偶然本屋で知り合った、同じく三億円事件に関心を持つ若者(後の少女の結婚相手)を出したりと、三億円事件とは本質が全く関係の無いストーリーとなっている。 今野敏著「特殊詐欺研修」 今野氏のファンなので、本書を手に取った次第。ファンなので、読後感は悪くない。しかし、客観的に考えると、余りにもチープな内容。 タイトル通り、警察大学校で警察官に対して特殊詐欺についての講義を行う。その講義の成果として、研修生である警官に、現役警察官である主人公二人に詐欺を働きかけ、最優秀者に賞金10万円を渡す、と言うストーリー。 もうこれだけでいかに陳腐な内容かわかる。 コンテストは「今日一日」。そもそも内部講習で、いきなり決まったコンテストに10万円もの大金を捻出出来るのだろうか?経理上も倫理上(職務上の事なので)も、おかしくは無いだろうか? やる気を出させる為に犯罪抑止対策本部長がポケットマネーで1万円出すと言うのならわかるが。 しかもたった一日で騙される方が騙される事をわかって待機している。案の定、次々と掛かって来る「特殊詐欺」を撃破して行く。その数なんと百件。一年ぐらいかけてと言うのならまだ現実味があるが、特殊詐欺の電話があるとわかっている人間にわずか一日の猶予で5人一班、100件の対応をさせると言う、コールセンターも真っ青のコンテストが、いかに現実離れをしているかは、子供でも理解出来るだろう。 結末は、一日100件の特殊詐欺を「撃破」した二人が、三億円事件を模倣した、本物の制服を着た本物の警察官(コンテスト参加者)が乗る本物の白バイに騙される、というもの。 盲点としては、帰宅中の二人が警察車両では無く自家用車だったので無線を聞いていないという点。しかし、現在の設定なので、当然携帯電話は所持しているはず。何事も確認をするのが規則の警察官なので、その場で携帯電話確認しないのは無理がありすぎる。 | ||||
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