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(短編集)
あなたの愛人の名前は
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あなたの愛人の名前はの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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短編集の中で興味を引いたのは、はじめの『足跡』。 治療院と言っても、タオマッサージみたいな性感治療マッサージではない。紹介制の「女性向け風俗」の設定。 快楽が受ける側の内面から深く描かれる訳ではない、想像範囲内の行為が曖昧に軽く描かれ、 あとは読者の経験に基づく想像にお任せ、といったところか。 相性が『手が触れた瞬間に分かった』のくだり、これは昔の花村萬月氏のエッセイに描かれていたこと。 だから新鮮味はない(『あなたは知らない』の『月が綺麗です』も、私も使い古されたネタだと思った)。 年齢もあるのか、自らの肉体的経験を削るより、内面描写をテクニックで読ませるタイプの作家さんなのかな? 『罪悪感』初婚の倦怠期主婦にはこの程度の冒険が限界か?の話。私は真白が『壊れてる』とは思わなかったけど。 追記:私は真白側で、既に壊れてしまった部類の人間なのかもしれない。 だから創作恋愛には、経験したら危険で引き返せない、破滅ぎりぎりの深さ、谷崎のような世界を求めているような。 他の作品も他のレビューの方と同じく、私もサラリと読みました。 「人と違って私の人生はドラマティック」の自意識過剰は、実は淡々と危険を伴わない誰にもありがちな日常・恋。 破滅の匂いはしない、思い当たるような作り事、安心の保証の中で共感できれば、この本を楽しめます。 | ||||
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…が、1話目で、つい、他の作家さんの本を連想してしまい、「ん~…?」という微妙な感触のまま読み進んでしまった 「月が綺麗ですね」がアイラヴユーってのは…それは「意味」じゃなくて「そういうセンスのある『訳』をした人がいる」って話で、「意味」って言うには違和感ある気が…意味というよりトリビア? 明るく締めてるんで読後はいいが、少々安直な気も さらっと読んで今楽しんで、あっさり忘れる感じだった | ||||
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