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そこにいるのに
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そこにいるのにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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後味のわるい話が多い。 ふーん、で終わる話が幾つかある。 最後の話は、オチ以外は良かったのに。 形ないものなのに、そんな簡単にカタできるとは。 ではなぜ父親はカタできなかった? あとがきにクママリが出てきます。 不気味ではあるけれど、何だかワザとらしくもあり‥ | ||||
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初めてこの作者の著作を読みました。ひとつ非常に心を打つ優れた掌編がありました。『通り道の子供』です。これだけでもこの本を読んでよかったと思いました。 | ||||
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作者のファンなので購入しました。 珍しくホラー作品との事でホラー好きとしては期待半分不安半分といったところでしたが… 内容は短編集で各ストーリーは『クママリ』というマスコットキャラが存在する以外繋がりは(多分)ありません。 ホラーとしてはいまいち描写のパンチが弱くオチもどこかで聞いたような物が多く正直いまいちでした。 ただし、最後に収録されている『視えないのにそこにいる』だけは別。 と言っても決して良かったと言うわけではなく惜しかったといった感じですが。 離縁して後、七年前に突如失踪した父の遺品整理に部屋を訪ねる兄弟、父の遺したノートからその死の謎を追って訪れる廃村、まとわりつくみえない何かの気配…… 題材も舞台も良い感じなのに短編なせいで魅力を引き出しきれずに終わってしまっています。 この短編をキチンと設定を練り、怪異になんらかのオチを付けて伝奇ホラー長編として仕上げればかなり良い作品になったのではないかと思うと勿体無い気がしました。 | ||||
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眠れない寒い夜に、深夜、布団の中で読むには丁度良かったです 一編一編の長さとか内容の濃さとか。 不気味な存在から、心が温かくなるものや、ぼぎわん系まで色々と楽しめました 他にレビューされている方と同じで「帰り道の子供」と「視えないのにそこにいる」が良かったです。 | ||||
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ホラー物の短編集。ほど良くテンポ良くて読みやすい。 個人的には某ドラマのノリみたいなノリで楽しめた。 (世にも奇妙な~的) 短いものから、長いものまで、内容も様々バランス良く。 個人的には『帰り道の子供』『視えないのにそこにいる』がオススメです。 | ||||
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感覚としては、阿刀田高氏の短編を思い出させるような、読後の恐怖感が気に入った。 一作を除いては、ほぼ絶望感、死に直結するような内容であるが、ホラー短編集なので 問題ないだろうと思う。文章自体も読みやすく、作者の違う作品にも挑戦したくなってきた。 ホラー小説ファンに推薦できる逸品だと思う。 | ||||
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著者初のホラー短編集。 撮ってはいけない写真、剝がしてはいけないシール、見てはいけないURL 曲がってはいけないY字路、探してはいけない場所など13の恐怖と怪異の物語。 1話目の「六年前の日記」は以前アミの会(仮)の『怪を編む』に 「イルカのシール」のタイトルで掲載されていた物ですが 後の12編は書き下ろしです。 1編のみ読後感の良い作品が隠されているが後の作品は終始ザワザワと嫌な空気感に溢れていた。 特にスマホ、PC、デジカメなどを小道具として使った「写真」と「痛い」はゾッとする恐怖を味わう。 夜読むのには注意が必要 | ||||
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ホラー系の短編集です。連作短編集ではありません。 1つ1つは別につまらなくもなくそれなりに面白いです。 でも、「今、あいつが来ている 終わり」みたいなのばっかり。 ホラーで読者の想像力に任せて終わる、とか、説明を省くのは常套手段だし短編集なので尺が短いのも理解できます。 でも、幾つかの話は、「敢えて」後日談や背景明かしなどが欲しかったですね。 消化不良ばっかりだったり、あとは想像にお任せ、ばかりではなくストーリーを閉じてくれる作品があっても良かったかな、と。 総じて面白い話ばかりなので、次回作にも期待しています。 | ||||
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今読み終わったばっかりのレビューで恐縮ですが、 率直にいうと星は5つで最高点ですが、レビュータイトル通りの感想です。 13話中、最後の中編に近いぐらい長いエピソード『視えないのにそこにいる』が秀逸です。 しかし、他の12話とつなげて連作短編にできそうなのに力尽きて「とっちらかったまま発表しちゃった・テヘペロ」みたいな印象を受けました。 自分は「連作短編」が嫌いなんで他の話と絡まなかったのはよかったんですが・・・・・・なんか、惜しいんですよね。 内容に触れてつらつら述べていきますが、全作品に登場する可愛いマスコット「クママリ」のガジェットとかはどうでも良いです。 逆にこのガジェットのせいで最後の秀作が「尻切れトンボ」&「設定空回り」になっていると思います。 「実話怪談ホラーだから後味が悪くなってかえって良いじゃない」みたいな意見がありますが、この作品には当たらないと思います。 それぐらい最後の話の出来のよさのせいでクママリが邪魔ですね。「いくらでももっと深く設定できた」という意味で。 惜しいなぁ。 ネタバレになるのでその他多くは触れませんが・・・・・・これ、13番目の話、ちょうど澤村伊智の『ぼぎわんが、来る』のような、日本でまだ光が当たっていない「クリーチャー系ホラー」の新機軸だと思うんです。 タイトルからして「Jホラー的な繊細な幽霊譚かな?」と思いきや「そうきたか!」となります。 『戦力外捜査官』の意外性と同じですね。 個人的に『ぼぎわん』は「クリーチャーもの」として失敗してると思うので感慨もひとしおです。 惜しいなぁ。 作者の似鳥さんは上述の『戦力外捜査官シリーズ』以外よく知らないのですが、このシリーズだけでもかなり地力のある作家さんだと思っています。 しかし、米澤穂信さんの『氷菓シリーズ』人気が高まってるころに同じ創元社で学園ミステリを発表したり、東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』とか三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帳』でライト文芸が流行ってから移籍してたくさん著作をものしたり・・・・・・それぞれ時代の流行に合わせて高レベルな作品を描く手堅い職人さんタイプのイメージではありました。 今回も買うまではそれ系の作品だと思ってました。 ここ数年、小野不由美の『残穢』以降、辻村美月『きのうの影踏み』、芦野央『火のないところに煙は』、真莉幸子『お引越し』などなど、女流作家が実話系ホラーの佳作を次々と上梓していることへのリアクションだろうと思っていて、その通り最終話以前はいかにもミステリ作家が書きそうなホラーが並んでいるのですが・・・・・・。 最初の話以降は全て書下ろしということで、最後の話で何かが「開花」したのだとしたら嬉しいですね。 次作に期待します。 | ||||
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