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滅びの園
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滅びの園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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箭ねハリや」らやら柵原油日や」理繭縁やぬさはら油胸はらや」理ひられはらなさり「ならゆはらやぬふひら」 | ||||
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宇宙から現れた生物のため、 人間は絶滅の危機に瀕していた。 章ごとに主人公が変わる。 地球は救われるのか・・? 浅はかな思考の登場人物が多く、 皆に感情移入ができなかった。 展開としては、盛り上がりに欠けた。 | ||||
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主人公はいわゆるブラック企業のサラリーマンで、人生に疲れ切っている男性。 この男性が異世界に迷い込み、生活を営んでいく前半部分に不思議な魅力を感じました。子供のころの夏休みがもう一度やってきたみたいな。この前半で没入して後半にたどり着くと人間の醜さと美しさと悲しさが溢れて……。 ふしぎな読後感のあるよい小説でした。 | ||||
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ブラック企業で希望のない日々を送る鈴上誠一は、ある日異世界行きの電車に乗ってしまった。 そこは誰もが穏やかに暮らせる社会で、山へ行けば金や宝石が拾えるので生活に困らない。 一方地上は、大気圏に現れた物体のせいでプーニーという怪生物が発生し絶滅に瀕していた。 広告を見て破滅SFみたいだったので大いに期待したが、半ば裏切られた。 いや、破滅テーマではあるのだが。 プーニーの大量発生がもたらした悲劇の数々とエゴをむき出しする人間の醜さが、迫力の筆致で描かれる。 人類の必死の対策も読みごたえがある。 納得できないのは、地上の悲劇と鈴上が暮らす仮想日常がリンクしているという設定である。 フィクションだから何を書いてもいいのだが、大ボラを読ませるにはそれなりの理屈が必要だ。 本作は説得力皆無だ。 SFガジェットと非論理ファンタジーが入り混じって、行き当たりばったりの変な話になっている。 じっくり書き込むかと思えば、盛り上がるはずの最終決戦がしごくあっさりしている。 たぶん作者は大ヒットしたアニメ映画の影響で、 主人公に「自分と家族の幸福は世界より大切だ」と言わせたかったのだろう。 それなら得意の幻想小説で勝負すべきで、中途半端な疑似科学など不要だったのでは。 | ||||
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SFっぽいニュアンスを中途半端に取り入れた、ご都合主義だらけのセカイ系。 『一人の男の見る夢がすべての鍵を握る』、と帯にあるが、似たような設定の(しかしもっと練られた)作品はゼロ年代以前からゴロゴロある。 登場するガジェットも絶望的に陳腐で古臭い。 次元転送装置て。 この人はホラーという隔離ジャンルから一歩も出ない方が賢明だと思う。 | ||||
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突如現れた未知なるものに支配され、増殖するプーニーに翻弄され人類は滅亡の危機に瀕する。その原因となる想念の異界に住む男と、地球を救うために死力を尽くした人間たちの物語。 最初は想念の異界に迷い込んだ鈴上誠一の異世界を舞台にしたファンタジーかと思いきや、一章の途中から人類滅亡の危機と話が飛躍する。その事実が第二章の「滅びの丘を越えるものたち」で明らかになっていくのだが、一気にのめり込んだ。 増殖するプーニー。それを操るものたち。次元転送装置と突入者。人類と想念の異界に住む男がどのように折り合いをつけていくのか、最後まで読み応えがあった。 全体的に非常に楽しめたのだが、個人的には地上でも想念の異界でも重要な役割を果たした野夏旋の思いにもう少し触れてほしかった。 | ||||
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この人の作品は読むのではなく観ると言った方がしっくりきます。本を開けば映像が見える。現在最も好きな作家です。 本書は読み始めたら止まりません。その反動のbooklessも強烈です。 | ||||
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恒川光太郎は大好きな作家です。「夜市」から始まりずっと期待を裏切らない作品ばかりです。「滅びの園」も期待どおりのワクワクする作品でした。 | ||||
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恒川作品の世界観の完成度の高さに圧倒された。とにかく面白い!次の作品が楽しみで仕方ない。 | ||||
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久しぶりの恒川本。購入して一気に読んだ。 相変わらず世界の構築(=想像力)に関しては、他の作家の追随を許さない豊かさがある。 私は心情的についつい(人類の)敵側に感情移入してしまった・・・。 | ||||
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この人の作品は文章があっさりで読みやすいな、と思ったら単に表現が苦手な天然さんでした。だから短編メインなんだね。ネタも既存作品からツマミ取ったパクリで作者と同世代ならすぐ気付きます。子供時代にTVで見たアレとかちょっと前に映画でやったアレとか。他にも。あと定価高過ぎ!690円くらいが妥当かと。すぐ読み終わって大雑把な記憶しか残らない、そんな内容です。パクるにしても更に膨らますとかグレードアップしてればねえ。。取って付けたパクリの寄せ集めはガッカリ。初期作品には面白いものもあったので子供に逃げないでもっとちゃんと書いて欲しいですね。 | ||||
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ともすれば陳腐になりがちな空想世界を描いたものですが(ちなみに、帯のキャッチコピーは陳腐です)、著者の執筆力によってその世界にどんどん引き込んでいきます。この著者の短編には凄みがありますが、本作品はあえてやや軽いタッチの、メルヘンチックなホラーとなっており、そこが絶妙な味付けになっています。重苦しい文章で書いていたなら、空想の世界が浮いてしまって。この作品の良さは出てこなかったのではないかと思います。個人的には、結末にもう一つスパイスを利かせてもらいたかったなと思います。 | ||||
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登場人物1人1人がちゃんとした 役割を持ってる感じ。 各章で、主人公が交代するが それぞれが独立した話ではなく、 言ったら、伏線だったり のちに登場するキャラの過去だったりします。 この小説に出てくる主要キャラ全ての視点が わかる感じになっています。 内容について述べるのは避けますが とにかく、良い話です。 敵側にも味方側にもそれぞれ 守りたいものがあるってことがわかります。 少しだけ言うと よっちゃんがめっちゃ可哀想な退場で とある少年のお母さんの息子に対する愛はすごいと思った | ||||
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不思議な小説です。設定もファンタジーなのに、なぜか現代の日本のことを言ってるなーと思ったり、自分も同じかもって思ったり。今の日本や自分自身に投影できるところがありました。 | ||||
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仕事に疲れた大人向けの童話のようなスタートだった。 そこはとても不思議な世界で、その世界を理解しようとするうちに、物語に引き込まれた。 いくつもの謎の理由が見えてくるのは中盤以降だ。そこから更に物語は加速する。 凡庸な人物であるはずの鈴上と、幼くして異才に目覚めていく野夏、セーコ、理剣。 立場が異なれば、事象はまったく別の物語になり、人はたやすく誰かのせいにする。 なにかに挑戦する人は爽快さを与えるが、残された人々の生活はどこか苦々しい。 これは綺麗に終わることができなかった愛のせつない物語だったのだと思った。 | ||||
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凄い世界が想像されている。 やはり、恒川光太郎の想像力が凄い。似たようなストーリーが見当たらない。 未知なるものとは、プーニーとは何なのか。そして「突入者」は世界を変えられるのか。 最後まで、この独自の世界を楽しめます。 | ||||
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「スタープレーヤー」「ヘブンメーカー」の世界観に近い本作 勿論設定なんかは全然違うんだけど、読むと分かる近似感 最後が少し尻すぼみ的に終わってしまったのが残念ですが、読みごたえと読み終えた後の充実感はあります | ||||
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いや、小説の神様とマブ友な作家、といった表現の方が、恒川光太郎作品で感じられるものは伝わるだろうか。 この人は一体どの視座から物語を綴っているのだろう、と思わせる破格の「神話」的作品を読ませてくれる。 終末モノは多々あれど、地球全体にクラゲのような巨大な生物がへばりついて、そのなかに男が一人 ぷかぷかと浮いていて夢を見ている、その夢の世界「想念の異界」が地球存亡の命運を握り、 実際に地球には牛乳プリンのような生きものが大量繁殖して、すべてを吞みこんでいく…… という、このイメージはちょっと比類がない、あらゆる既出作品に回収されない強烈なオリジネーター足りえている。 前述のイメージを描けるだけで、恒川光太郎恐るべし、だし、 ファンタジー文学をネクストレベルに上げるような奇想が、苦いカタストロフにつながっていくあたり、 ストーリーテラーとしての脱皮も感じられる。マジで人間離れした領域に到達しつつあるのではないか。 恒川作品ではまぎれもなく最高到達点ではないかと思う。 | ||||
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恒川流SFといった感じで面白かったです。 個人的には古い祠のようなしっとり静かな雰囲気の恒川ワールドが大好きですが、本作品は現代(または近未来)と異世界を巡る物語です。 スタープレイヤーとは別の手法で描かれる何でも手に入る世界に心がぐっと引き込まれました。 | ||||
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短、中編6編の連作で各章の主人公が交代する。最もボリュームがあるのは第2章で約100ページ、その他は15~70ページ位。 第1章:サラリーマンの鈴上が電車で帰社中、ふと知らない駅で途中下車する。そこはまるで絵本の中の世界。この微妙な世界 観を醸し出す作品に出会ったのは初めて。読んでいると思わずフッと笑顔になってしまう。ストレス社会の住人である 我々にとってまるでオアシスの様なメルヘンの様な作品である。 と思いきや後半の部分では、あたかもカルト教団の 信者の様な主人公の行動に驚愕を覚える。愛するもの・信ずるものを守るために、部外者の正論にも耳を貸さないかた くなな心は「頑固者」では済まされない一種の恐ろしさが内蔵されている。 この章★★★★★★6つ。 第2章:第1章の前日譚。地球を滅亡に追い込む「プーニー」は、ふにふにと蠢き、踏むとぶにゅぶにゅする牛乳プリンの様な 不定形生物。まるでゆるキャラのようだ。このプーニーによる被害者を救助する女子中学生が主人公になる。★★★★ 全般的に春の日差しの様な小説で、個人的にはラストの盛り上がりなどはもうちょっとスパイスを効かせたらいいのにと思うが これがこの著者の特長なのかもしれない。 | ||||
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