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滅びの園



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【この小説が収録されている参考書籍】
滅びの園 (幽BOOKS)

滅びの園の評価: 4.39/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 1~20 1/2ページ
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No.24:
(5pt)

たカセハ貳ぬさヒナ由ゆならぬ覇《ゆへはら愉平谷}廬」さやなき理ひさに」らはへひやなさひる

箭ねハリや」らやら柵原油日や」理繭縁やぬさはら油胸はらや」理ひられはらなさり「ならゆはらやぬふひら」
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No.23:
(5pt)

社畜に刺さるユートピア/ディストピア

主人公はいわゆるブラック企業のサラリーマンで、人生に疲れ切っている男性。
この男性が異世界に迷い込み、生活を営んでいく前半部分に不思議な魅力を感じました。子供のころの夏休みがもう一度やってきたみたいな。この前半で没入して後半にたどり着くと人間の醜さと美しさと悲しさが溢れて……。
ふしぎな読後感のあるよい小説でした。
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No.22:
(5pt)

一気にのめりこむ発想力

突如現れた未知なるものに支配され、増殖するプーニーに翻弄され人類は滅亡の危機に瀕する。その原因となる想念の異界に住む男と、地球を救うために死力を尽くした人間たちの物語。

最初は想念の異界に迷い込んだ鈴上誠一の異世界を舞台にしたファンタジーかと思いきや、一章の途中から人類滅亡の危機と話が飛躍する。その事実が第二章の「滅びの丘を越えるものたち」で明らかになっていくのだが、一気にのめり込んだ。

増殖するプーニー。それを操るものたち。次元転送装置と突入者。人類と想念の異界に住む男がどのように折り合いをつけていくのか、最後まで読み応えがあった。

全体的に非常に楽しめたのだが、個人的には地上でも想念の異界でも重要な役割を果たした野夏旋の思いにもう少し触れてほしかった。
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No.21:
(5pt)

おススメです。

この人の作品は読むのではなく観ると言った方がしっくりきます。本を開けば映像が見える。現在最も好きな作家です。
本書は読み始めたら止まりません。その反動のbooklessも強烈です。
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No.20:
(5pt)

ワクワクする展開の小説

恒川光太郎は大好きな作家です。「夜市」から始まりずっと期待を裏切らない作品ばかりです。「滅びの園」も期待どおりのワクワクする作品でした。
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No.19:
(5pt)

内容

恒川作品の世界観の完成度の高さに圧倒された。とにかく面白い!次の作品が楽しみで仕方ない。
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No.18:
(5pt)

スタープレイヤーとはまた違った味わい

久しぶりの恒川本。購入して一気に読んだ。
相変わらず世界の構築(=想像力)に関しては、他の作家の追随を許さない豊かさがある。
私は心情的についつい(人類の)敵側に感情移入してしまった・・・。
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No.17:
(4pt)

著者の味付けが絶妙

ともすれば陳腐になりがちな空想世界を描いたものですが(ちなみに、帯のキャッチコピーは陳腐です)、著者の執筆力によってその世界にどんどん引き込んでいきます。この著者の短編には凄みがありますが、本作品はあえてやや軽いタッチの、メルヘンチックなホラーとなっており、そこが絶妙な味付けになっています。重苦しい文章で書いていたなら、空想の世界が浮いてしまって。この作品の良さは出てこなかったのではないかと思います。個人的には、結末にもう一つスパイスを利かせてもらいたかったなと思います。
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No.16:
(5pt)

メインキャラ全ての視点になって物語を読める。素晴らしい小説

登場人物1人1人がちゃんとした
役割を持ってる感じ。
各章で、主人公が交代するが
それぞれが独立した話ではなく、
言ったら、伏線だったり
のちに登場するキャラの過去だったりします。
この小説に出てくる主要キャラ全ての視点が
わかる感じになっています。
内容について述べるのは避けますが
とにかく、良い話です。
敵側にも味方側にもそれぞれ
守りたいものがあるってことがわかります。
少しだけ言うと
よっちゃんがめっちゃ可哀想な退場で
とある少年のお母さんの息子に対する愛はすごいと思った
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No.15:
(4pt)

小説だけど、ノンフィクションみたい。

不思議な小説です。設定もファンタジーなのに、なぜか現代の日本のことを言ってるなーと思ったり、自分も同じかもって思ったり。今の日本や自分自身に投影できるところがありました。
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No.14:
(5pt)

SF仕様の異類婚姻譚

仕事に疲れた大人向けの童話のようなスタートだった。
そこはとても不思議な世界で、その世界を理解しようとするうちに、物語に引き込まれた。
いくつもの謎の理由が見えてくるのは中盤以降だ。そこから更に物語は加速する。

凡庸な人物であるはずの鈴上と、幼くして異才に目覚めていく野夏、セーコ、理剣。
立場が異なれば、事象はまったく別の物語になり、人はたやすく誰かのせいにする。
なにかに挑戦する人は爽快さを与えるが、残された人々の生活はどこか苦々しい。
これは綺麗に終わることができなかった愛のせつない物語だったのだと思った。
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No.13:
(5pt)

独自の世界

凄い世界が想像されている。

やはり、恒川光太郎の想像力が凄い。似たようなストーリーが見当たらない。
未知なるものとは、プーニーとは何なのか。そして「突入者」は世界を変えられるのか。

最後まで、この独自の世界を楽しめます。
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No.12:
(5pt)

久々の恒川ワールドを堪能

「スタープレーヤー」「ヘブンメーカー」の世界観に近い本作

勿論設定なんかは全然違うんだけど、読むと分かる近似感

最後が少し尻すぼみ的に終わってしまったのが残念ですが、読みごたえと読み終えた後の充実感はあります
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No.11:
(5pt)

小説の神様に愛された作家

いや、小説の神様とマブ友な作家、といった表現の方が、恒川光太郎作品で感じられるものは伝わるだろうか。
この人は一体どの視座から物語を綴っているのだろう、と思わせる破格の「神話」的作品を読ませてくれる。
終末モノは多々あれど、地球全体にクラゲのような巨大な生物がへばりついて、そのなかに男が一人
ぷかぷかと浮いていて夢を見ている、その夢の世界「想念の異界」が地球存亡の命運を握り、
実際に地球には牛乳プリンのような生きものが大量繁殖して、すべてを吞みこんでいく……
という、このイメージはちょっと比類がない、あらゆる既出作品に回収されない強烈なオリジネーター足りえている。
前述のイメージを描けるだけで、恒川光太郎恐るべし、だし、
ファンタジー文学をネクストレベルに上げるような奇想が、苦いカタストロフにつながっていくあたり、
ストーリーテラーとしての脱皮も感じられる。マジで人間離れした領域に到達しつつあるのではないか。
恒川作品ではまぎれもなく最高到達点ではないかと思う。
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No.10:
(5pt)

読了後、自分が地獄にいる事に気付く

恒川流SFといった感じで面白かったです。
個人的には古い祠のようなしっとり静かな雰囲気の恒川ワールドが大好きですが、本作品は現代(または近未来)と異世界を巡る物語です。
スタープレイヤーとは別の手法で描かれる何でも手に入る世界に心がぐっと引き込まれました。
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No.9:
(4pt)

人類滅亡テーマなのだが緊迫感が感じられない不思議な小説(ネタバレ有)

短、中編6編の連作で各章の主人公が交代する。最もボリュームがあるのは第2章で約100ページ、その他は15~70ページ位。
第1章:サラリーマンの鈴上が電車で帰社中、ふと知らない駅で途中下車する。そこはまるで絵本の中の世界。この微妙な世界
   観を醸し出す作品に出会ったのは初めて。読んでいると思わずフッと笑顔になってしまう。ストレス社会の住人である
   我々にとってまるでオアシスの様なメルヘンの様な作品である。 と思いきや後半の部分では、あたかもカルト教団の
   信者の様な主人公の行動に驚愕を覚える。愛するもの・信ずるものを守るために、部外者の正論にも耳を貸さないかた
   くなな心は「頑固者」では済まされない一種の恐ろしさが内蔵されている。 この章★★★★★★6つ。
第2章:第1章の前日譚。地球を滅亡に追い込む「プーニー」は、ふにふにと蠢き、踏むとぶにゅぶにゅする牛乳プリンの様な
   不定形生物。まるでゆるキャラのようだ。このプーニーによる被害者を救助する女子中学生が主人公になる。★★★★

全般的に春の日差しの様な小説で、個人的にはラストの盛り上がりなどはもうちょっとスパイスを効かせたらいいのにと思うが
これがこの著者の特長なのかもしれない。
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No.8:
(5pt)

良い

やっぱり恒川さんはファンタジーっぽいやつ書くと最高。
雰囲気的に宇宙から来た何かはクトゥルフ下敷きにしてるのかな?
クトゥルフ神話好きなのでそこらへんも好ましかった。
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No.7:
(5pt)

反転する異界の地軸

恒川光太郎は「異界」の達人だ。これまで私たちは彼の描く異界が“現実”と相対するものとして、たとえば深山や街の路地裏や雪野原に立ち現れる幻想の世界として意識してきた。しかし今回描かれた「想念の異界」は、マトリックス的SF小説を思わせる世界観によって異界の地軸を大胆にも反転させ、この世こそが一つの異界であることを読者に突き付けたように感じた。

鈴上誠一の想念が作り出す魅惑的な町は言うに及ばず、それによって破滅的な危機に陥った“現実世界”もまた、数々の悲劇と冒険と人々の勇気に満ちた、すばらしく心躍るもう一つの異界だ。なかでも鈴上の想念世界への突入によって世界を救おうとする突入者たちの物語は、この世界が命のその先へと続いていることを予感させ、ことさら胸を打たれた。この世を“現実”だと思わせている常識のたがを外して、梅雨明けの夜空に浮かぶ「未知なるもの」を幻視してみるのも一興だと思う。

同時代に好きな作家がいて、その人の作品をリアルタイムで読めるのはなんて幸せなことだろう。でもひとつだけ悲しいことに気がついた。私は恒川さんよりずっと年上なので、これから世に出るであろう彼の“全作品”を、この目で読むことはできないかもしれない。それでもいつの日か私が彼岸という異界へ旅立ったとしても、きっとこの宇宙は摩訶不思議な縁(えにし)で繋がっているだろうから、そこが一から十まで“恒川ワールド”そのものだったという可能性だってある。いや変幻自在の恒川作品が産声を上げる直前の、万華鏡のような彼の脳内だったということだってあるかもしれない・・・・・・そんな妄想を膨らませながら、「滅びの園」を読了した。
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No.6:
(5pt)

やみくろもプーニーに比べたらかわいいものだ

最初の方を読んで、あっという間に作品世界にもっていかれて一気読みした。
現実世界と異次元の想念世界の並立という構造は、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を彷彿とさせる。ただ、村上作品ではメタファーを駆使して暗示されるにとどまっている、並立する世界(現実ー理想・社会ー個人)の対立というテーゼが、この作品では呵責無く残酷に、全面に押し出されている。つまり、主人公にとっての、希望が具現化した想念の理想郷は、現実世界に対して恐ろしい作用を及ぼし、災厄をもたらし破滅へと導く存在として描かれている。
泣いた。日々の小さな幸せを大切にしなくては、とつくづく思う。それらは儚く失われていくものだから。
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No.5:
(5pt)

私個人の事だが

私個人の事だが、孤独感に絶望しかけていた。
読んで良かった。
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