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静おばあちゃんと要介護探偵
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静おばあちゃんと要介護探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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毎回、納得の解決策が展開する。 こんな頼りになる老人達うちの町内に居てほしい!? | ||||
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暴走老人こと香月玄太郎(こうづき げんたろう)の無茶ぶりと気骨(きこつ)、とってもイカしてました。なんせ、あの高遠寺静(こうえんじ しずか)おばあちゃんをして、はらはら、じたばたさせちまうてんですから、ただ事ではありません。あちこちで、元気パワーを注入されて、胸がすっとしましたぜい。 話の中に、ルシアと遥(はるか)、玄太郎の二人の孫娘が登場するシーンには、と胸を突かれましたねぇ。『さよならドビュッシー』ならびに『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』を読んだ方でしたら、二人の孫娘と久しぶりに再会したこのなんとも言えない胸のうち、きっと分かってくださることと思います。 旨そうな味噌カツとか、〝やっとかめ〟なる不可思議な言葉(久しぶり、て意味らしい)とか、名古屋の土地柄を生かしたアイテムが所々にひょっこり顔を出してるところ。ほっくりした、なんやいい心持ちになりました。 あと、アガサ・クリスティー作品のタイトルそのままだったり、ちょいともじったりしたものが、それぞれの話のタイトルに使われてますよね。アガサ・クリスティーのファンの一人として、にんまりしちゃいました。〝スタイルズ荘〟ならぬ「菅田荘(すがたそう)の怪事件」てのには、「なんやそら。ぶへっ!」と噴きそうになりましたけど。 柴田純与さんによる文庫本イラストも、登場人物のキャラを上手いこと捉えて、ええ味出してますね。玄太郎のじいちゃんが操縦してるパワーショベルも、話ん中にちゃあんと出てきます。そのシーンがまたとても痛快で、わくわくしながら頁めくってました。 | ||||
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(以下ネタバレがあります) 中山七里さんのミステリー作品はどれも面白くて結構読んでいますが、その中で、香月玄太郎が活躍するシリーズ(3作あります)は、私と年代が同じで、作中彼の発する言葉から想見される心情に共感を覚え、彼の活躍に元気をもらえることから、中山さんの作品の中では私が一番気に入っている作品です。 ただ、その香月源太郎が事もあろうに「さようならドビッシー」の始まりの部分で火事で焼死、それも彼がプロ並みの腕を持つ趣味のプラモ戦艦工作用の塗装スプレーがストーブで引火して爆発したのが原因という無惨、というより惨め、愚かな死に方をするのは、私としてはあまりにも納得がいかない!(私もプラモが好きですが、ストーブの近くで塗装スプレーを使うなどということは絶対に有り得ない!)著作順に言えば「ドビッシー」の後追い的にこの香月玄太郎シリーズが書かれたので仕方がない面もあるでしょうが、年寄りの私には何とも嫌な思いが残る。。 「年寄りが元気をもらえる小説」という点では、森村誠一氏の「星の陣」を是非読んでいただきたい(男性向きかもしれませんが。。)。 | ||||
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2人のキャラがよい | ||||
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最初はあんまりハマらなそうだったけど、読んでるうちにキャラが好きになったら面白くなった | ||||
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他の方のレビューにもありますが、私も何度か声を上げて笑ってしまいました!!! 特に第五話『白昼の悪童』での玄太郎さんがパワーショベルを操るくだり『がしがしがしがし』、面白かったです。 さよならドビュッシーを先に読んでいたので、香月玄太郎さんの名を見たときハッとしましたが、玄太郎さん静さんの掛け合いの面白さ、お二人のお人柄にどんどん引き込まれあっという間に完読しました。 すらすらと読め、楽しい時間が過ごせました。ありがとうございました。 | ||||
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面白かったです。 80歳の元女性判事と70歳の財界のドンのコンビ(と言ったら静さん怒るだろうな)。 「どうして男はいつまでも子供なんだろう」 という静さんの愚痴が何度となく出てきて、最後には 「子供に危ないおもちゃを与えないで!」 女性は、いつも男性の子供っぽさに振り回されるのねえ、と思いました。 | ||||
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前回の静おばあちゃんが面白かったので購入したが、安楽椅子探偵モノではなく現場主義なお話がこれまた面白いし、パートナーとなっている香月氏がいい。同じ著者の作品に出ているので知っている方も多いと思うが、私は初対面ですっかりファンになってしまい、彼が主役の文庫も購入してしまった。静さんとの対比も良いし続編も楽しみだ。 | ||||
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初登場で明かされた静おばあちゃんの正体を容認してしまうと殺人事件の推理など成り立たないが幸い本作では孫に寄り添う以前の彼女が描かれているのでひとまず安心して読める。静おばあちゃんVS要介護探偵…性善説をモットーに肯定的に裁こうとする彼女と、弱さを指弾し強くあることに善を説く彼、社会が弱者を擁護する姿勢は法に基づいて正しいが強さを願う躾を否定的に捉える昨今の風潮は如何なものか?それにしても矍鑠とした二人のやり取りににやつく顔をマスクで隠せて良かったと考えていたら「いよっ、大岡裁き」声をあげて笑ってしまった。 | ||||
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ふたりの掛け合いにほっこりします。 大好きです。 | ||||
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シリーズ2作目かと思いますが、面白く読ませていただきました。 | ||||
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日本で20番目の女性裁判官で、80歳となった今も信望が厚い高遠寺静と、中部地方の経済界の重鎮である70歳で車椅子の香月玄太郎が難事件に巻き込まれながらも解決していく短編集。 認知症や転換社債詐欺など最近の社会的問題がうまく取り上げられていて読みやすかった。 理屈主義で真面目すぎる静と破天荒な玄太郎のやりとりは楽しめたが、事件自体はそれほど難解なものではなく、いまひとつ物足りなかった。 また、静と玄太郎のやりとりもパターンが決まっていて、終盤は冗長ぎみだったのが残念。二人の立場が逆転するような展開や、警察が玄太郎を出し抜くような展開も観てみたかった。 | ||||
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※削除申請(3件) | ||||
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作品の登場人物が別の作品にさりげなく登場していたり、はたまた、主役になって登場したりする試みは少なくない。 本作品も、そうしたたぐいの趣向だが、高齢化社会の問題点を描写しており、還暦過ぎのワシにとっても考えさせられる内容だった。 とはいえ、そこはストーリーテラーの中山七里だから、サービス精神満載で、ぜひとも、ドラマ化してほしい | ||||
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元裁判官の静おばあちゃんが、熱血漢の玄太郎の暴走の重しとなりながら、事件を解決していく。 2人のキャラがしっかりしているので、読み進めるのに安心感がある。 ただマンネル感と隣り合わせなので、あまり長いシリーズにはしなくて良いかも。 | ||||
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静おばあちゃん出演作品としては3作目です(^-^*)/ てっきり1作目の『静おばあちゃんにおまかせ』の後の事件だと思っていて、あのラストから如何にコンビを組ませるように繋げるのか?という不安も期待もありましたが、時系列としては1作目よりも昔の話であり、 静さん作品の時系列としては、 2作目『テミスの剣』の前半~中盤まで→今作品『静おばあちゃんと要介護探偵』→『テミスの剣』の中盤~後半まで→1作目『静おばあちゃんにおまかせ』→2作目『テミスの剣』エピローグという構成になっていました。 今作品で静さんとコンビを組む玄太郎さんは、音楽小説の絶対的な至宝『さよならドビュッシー』と、番外編の『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』に出演していますが、 『さよならドビュッシー』での出番場面は忘れていて、 番外編『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』は、音楽小説としての絶対的な神シリーズなのに、老人が主人公のミステリ番外編なんて出して欲しくなかった(>_<)と、読む前から勝手にガッカリして未読でした。 ところが、『情に熱いが世情にも諭く、憎まれっ子世にはばかるとばかりに、みんなから慕われつつも築いた人脈と豪腕で、事件に介入&解決しまくり』というキャラクター性が見事に素晴らしく、 相反する静さんとのコンビも、絶妙な掛け合いで魅力的で、次は 『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』を読まなくちゃ!と魅了されました! 今作品は連作短編集ですが、老人をテーマに『老人がしやすい犯罪・老人が逢いやすい犯罪被害・老人が両方の意味で抱える問題』を扱っており、 一方的に老人を擁護する事もなく、老人の抱える問題や、老いの悪い面に関しても触れつつ、 勧善懲悪ではない奥深い面白さを備えた作品に仕上がっていました! また、僕としては老いの弊害を少なくするために、如何に心身の健康を毎日ケアして高めていくか?という重要性を改めて教わった想いでしたし、 老いに向けての生き方・老いた時の生き方の指針も教わった想いであり、 ミステリとしてはずば抜けてはいないのですが、 人生の奥深さも伝えてくれた上でキャラクターの面白さや、高齢化社会への警鐘まで含めると、 『流石は中山さん!あまり期待してなかった作品でしたが、期待を遥かに上回る名作!』と嬉しくなる作品でした(^o^*)☆彡 最初に『静おばあちゃんにおまかせ』を読んだ時は、ラストが正直微妙なので売っちゃおうかな?と思いましたが、 次に『テミスの剣』を読んで、売らなくて良かった!と思いましたし、 今作品で改めて、静さんシリーズを揃えて良かったなと強く思いました! 『静おばあちゃんにおまかせ』や『テミスの剣』が好きな方には是非オススメです(^-^*)/ | ||||
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次々に起きる事件の謎解きで、一話ずつ解決するので、読みやすいです。 全体にリアル感があって上出来のミステリーと思いましたが、最後の最後でガッカリしました 最後の荒唐無稽な展開は余計だったと思います | ||||
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2冊目です 一冊目は静かおばあちゃんの~でした これは今読んでいるところですけど 面白いと思います | ||||
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「虎の子のカネで、明日からどう暮らしていいか分からん」に 「嘘だね。」と、思った。今日明日どうこうなる訳じゃないから被害に遭う。そういうもんさ。と 玄太郎の論理は小気味よい 「好きとは口が裂けても言いたくないが、差別はしない」 ↑この言い方覚えておこう。 力業だけど、水戸黄門的爽快感で楽しく読みました | ||||
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