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路(ルウ)
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路(ルウ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全130件 21~40 2/7ページ
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台湾新幹線受注から開通までの7年間にわたり、台湾新幹線と直接、間接に係ることになる人々の群像劇です。 台湾新幹線開通までの軌跡を描いたビジネス小説かと思って手に取りましたが、台湾新幹線の工程の進行は物語の底流、時間軸の指標として書かれており、主題はあくまでも登場人物のプライベートな人間模様です。 小説の舞台は現代台湾ですが、戦前からの台湾と日本の関係、戦後の台湾史が現代の日台の人間関係に微妙な影を落としている部分が興味深いです。 同著者の「悪人」のようなやりきれなさは薄く、舞台となる台湾のように穏やかで暖かな読後感でした。 | ||||
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日本の商社が台湾新幹線建設の入札に成功し、完成させるまでの物語を、商社の台湾支社職員春香、日本で働く 建築家人豪の出会いと交流や台湾生まれで戦後引き上げた老人、あるいは「今」を謳歌する台湾人青年などの人間模様をからめて感動的に描いた傑作である。 | ||||
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台湾新幹線の事を知りたくて、NHKドラマ「路」はたった三話で描いていたけど、そんなもんじゃ無いだろう!日本と台湾との絆は、自然災害による被害に、お互いの無償の支援や援助がある。国交の無い国同士、政治に翻弄されることなく信頼があってこそ。しかしながら台湾新幹線開通までの苦労話は尽きないだろうと思います。 | ||||
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台湾を訪問したことのある人なら多分多くの人に共感戴けると思うが、台湾ではあまり外国に 来たという緊張感がない。なんとなく日本の田舎に来たような気がして、とてもリラックス出来る 気がする。私も現役時代、仕事の関係で海外生活も長かったし、海外出張も数多く熟して 来たが、このような国は他にない。その台湾を舞台に、台北、台中間に日本の新幹線を 走らせるという国家プロジェクトを大きな幹としながら、それに関係する日本と台湾の人間の 群像を描いた作品である。大手商社でこのプロジェクトを担当する女性多田春香。彼女は以前 台湾で出会った台湾人の青年のことが忘れられない。そして、その台湾人の青年劉人豪は 春香を探して、日本で働いている。台湾生まれの老人勝一郎は、最近妻を亡くし昔の友人 と交流を始める。新幹線事業の担当で春香の同僚安西は妻との関係がうまくいかず、やがて 台湾人の娘ユキと懇ろになる。他にもいろいろな日本人や台湾人が登場し、台湾新幹線という シンボリックな事業に多かれ少なかれ関係しながら、人生を送る。悪い人間は登場しない。 いい人間ばかりだ。なんとなく台湾を舞台するとこういうほんのりとした物語がぴったりと 合うような気もする。作品全体に著者の「台湾愛」が溢れている。刺激がないと言えば、それまで だが、台湾と日本との関係に今一度気づかされる、そんな作品である。 | ||||
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毎年台湾に行くほど台湾大好きで、この作品のドラマも楽しく見ました。 でもちょっと3話では無理があるよな~と思っていたので小説も読んで「なるほど」と思えることが出てきて良かったです。 ドラマだと8年もわからなかったヒロインの連絡先が唐突にわかるのだけど、小説を読むと納得できました。 ドラマでヒロインがずっと待ってくれていた彼氏を振るのも「軽い女」に思えて嫌だったのだけど、小説を読んでスッキリ。でも、あの病気は3話で終わるドラマには入れられないかもなー。 読み終わって、また大好きな台湾に行けるように早くコロナが収束してほしいと切に願いました。 | ||||
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線と線は面と面をつないでいく。 時を越えてまじりあう。 「立ち止まった時の景色が世界一美しい街」台湾。 日本と台湾の人と人がつながっていく。 印象に残る思い出はいつまでも続いていく。 ハートフルなストーリーを読んで、健やかな気分になる。 募る思い、そのきもちに包み込まれるように。 台北方面にビジネスで滞在したことがある。 その余韻で、プライベートで再び台北方面を訪れた。 歩きと庶民文化に触れるひとり旅。 バイクの滝とはうってかわって、のんびりとした路地裏。 立ち止まったその街並みは、やさしさにあふれていた。 | ||||
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原作の方が三回に凝縮しているドラマの内容よりも 登場人物像が丁寧に描かれていて、引き込まれていきました。 エリックと春香の再会からその後も気になるという余韻を残してのエンディング。台湾新幹線から焦点をエリックと春香に移しての続編が見たいと思いました。また台湾の活気ある風景や暮らす人たちや自然など行ってみたい国の一つになりました。 ありがとうございました。 | ||||
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もともとはNHKのテレビを見て面白かったので購入しました。が、テレビは3回放送に縮小されていましたので、原本の方が相当内容が濃くて面白かったです。コロナの影響で3回だったのでしょうから、もう一度10回放送くらいでテレビ放映してほしいと思っています。おすすめです。 | ||||
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土壇場で日本の新幹線が選ばれた政治の裏側から、開通までの日本側の懸命な努力が結実するまでの年月と熱帯の植物、スコールなどを背景に、登場人物達のそれぞれの想いが綴られていて、一気に読みました。自然描写が気持ち良く、建設現場の苦労話(嫌いではない)を浄化させてくれました。 | ||||
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台湾新幹線建設に関わった技術者の一人として大変共感しました。 50年間日本であった台湾に当時関わった人たちが、何を残したか? 多分人類の歴史上他には例を見ないであろう。 私の台湾の友人たちは、いま私にそれを返してくれている気がします。 彼らにとって、台湾独自の新幹線であることが重要であると感じています。2倍以上の費用をかけても! 最近知り合った台湾を知る知人と「台湾はいい国になった」と言い合っています。 | ||||
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ドラマを観て、原作を読みたくて購入しました。ドラマより詳しい部分、ドラマとは違う部分もありあっという間に読めました。ドラマの王さんに惹かれて興味を持ったのに原作にはいなかった⁈のが残念。 | ||||
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台湾の地名が初出は、ルビが振ってあるのでそれを小さいメモに書き込んで栞がわりに使いました 中身も整然とした内容で、倫理的に不安に思うところがなくスッキリ読めました | ||||
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きれいな状態で届き、満足でした。 | ||||
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NHKテレビドラマ『路 ~台湾エクスプレス~』を見て、「ストーリーが納得いかないなぁ」と思いました。それで原作の吉田修一さんの本『路(ルウ)』を読んでみたら、ストーリーはほぼ納得ができ、作者の台湾への愛に溢れた物語だとの感想を持ちました。 台湾の気候風土、美味しい料理、景勝地がふんだんに書かれていて、台湾へ自分も行きたくなります。また、主な登場人物として三角関係の1組とペアの3組がいるのですが、それぞれに日本人と台湾人の気質や雰囲気、そして両国の歴史などを感じさせてくれ、物語に厚みがあります。 本の中で印象に残った文章を2点挙げると次の通りです。 ①「台湾の人が日本を思う気持ちに比べると、日本人が台湾のこと(台湾と中国のこと)を知ろうとする気持ちは、あまりにもお粗末としかいいようがない。」 ②「しばらくその(熱心に勉強をしている彼女の)横顔を眺めていた。たぶん理想としていた人生からは少し外れたのだろうと思う。(中略)。しかし情けない日本の男と間違いを犯し、彼女はその結果をきちんと受け止めている。(子の)振振を可愛がる様子を見ていると、彼女が多少の躓(つまず)きくらいではへこたれない強い女なのだということが分かる。」 少し物足りなく感じたこともありました。 ①主人公の日本人女性の多田春香が、台湾新幹線の仕事に具体的に取り組み奮闘しているシーンをもっと描いてほしかったです。恋愛と食事の語部が主では、せっかく台湾新幹線建設という大プロジェクトを素材としているのに勿体ないと思います。 ②高速道路設計の大家で現在は高齢で引退している葉山勝一郎の台湾話が、メインの新幹線の話や主人公の恋愛話と無関係に進んでいくことに違和感を覚えました。人それぞれの「路(ルウ)」があるのかもしれませんが、話にまとまりが無いように感じました。 | ||||
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台湾への深い愛 | ||||
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物語が進んでいくテンポか緩やかで穏やかな気持ちで読みました。台湾の景色をおもい浮かべながら。 | ||||
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ドラマを先に見てしまったが、原作はそれ以上に素晴らしい。台湾の人々は日本が大変好き。だから災害の度に最も早く駆けつけ、多額の寄付してくれる。日本はそこまでできていない。特に中国に気を使いすぎてとても残念。この本は現地の匂いも伝わる佳作です。 | ||||
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テレビドラマをきっかけに買いました。台湾は母親が台湾統治時代に生活していて、良い思い出を聴かせてもらいました。そんなことで、「路」を購入しました。出来ればハードカバーが良かったですが、文庫本しか無くて残念でした。 | ||||
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ドラマを観て、原作本を買いましたが、私は原作本の方が心に響きました。若干ストーリーも違いますので是非、どちらも体験していただきたいです。心に残る一冊でした | ||||
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面白かった、2回読みました | ||||
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