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路(ルウ)
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路(ルウ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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NHKBSプレミアムで特別編集版が再放送されます。特別編集版って何だ? ただの再放送のような気がする。 | ||||
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NHKのドラマを波瑠ちゃん狙いで見て「なんじゃこのドラマ。薄っす!」と思ったことから、1度原作を読んでみようと、Kindleで購入。数日で読了してしまった。 ドラマが『薄い』と思った理由は、NHKと台湾の公共放送PTSの共同制作である為、映像はきれいでも、日台間に横たわっている問題だったり、台湾が抱える歴史的な問題について、徹底的に避けまくっているから。 また、台湾新幹線プロジェクトの内実についても、ほとんど取材されていない。波瑠ちゃんはかわいかったし、アーロンはかっこよかったけど、それだけ。もっとかっこいいはずの井浦新も生かしきれておらず、残念に思った。 それ故、原作を読んでみたが、ドラマが『薄い』理由は、原作も『薄い』からだとわかった。 普通は、原作をドラマ化・映画化する時は、映像表現の制約や、配役の大人の事情によって「やっぱり原作の方が良かった」となることが多いのだけど、この『路』に関しては、ドラマの脚本家と監督が良かったのか、『薄い』ながらも『見られる』ものになっていたと思う。NHKの制作力の高さを見せつけた形だ。 星をひとつとした理由は、以下。 ★完成度は別として、台湾の専門家でも、プロジェクトの専門家でもないのに「書こう」と思ったモチベーションと、「書き切った」ことはすごいと思う。 ☆台湾および日台の歴史に対して、あまりに無知すぎる。あまりにナイーブ。 ☆阪神淡路大震災や台湾地震をテーマの一つに据えているが、全く加える必然性を感じなかった。ドラマでは波瑠が演じる春香は、神戸の出身だが、神戸のディティールもほぼなく、取材不足は明らか。両震災の被災者や、神戸に対して失礼だとすら思うレベル。台湾のそれぞれの街の描写も甘い。 ☆台湾新幹線を受注したのは住友商事連合なのに、プロジェクトものの取材も全く至っていない。春香が勤務する商社は青山にある「大井物産」。台湾新幹線をテーマに、黒木亮さんに書き直して欲しい。 ☆著者が版元の文藝春秋を騙して1ヶ月くらい「台湾取材」と称して林森北路で遊んでいたことのアリバイとして書いたとすら思える。やたらと林森北路のスナック遊びの描写だけがしっかりしている。笑 | ||||
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"台湾新幹線建設"・"NHK土曜ドラマ(主演波留)"の帯コメントを見て購入。 不屈の取材積み重ねによる「社会派小説」山崎豊子の壮大な人間ドラマを期待しましたが、全く台湾新幹線建設の内情を知悉している内容ではありませんでした。 初めての日本の新幹線の輸出は、この本に引用されている新聞記事からでは読めない壮絶なドラマがあった、残念。 | ||||
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なにしろ文章が下手ですね。描写が軽すぎます。ストーリーも盛り上がるところがなく、話に深みがありません。「こんな風に書けば、読者がそこそこ満足するのでは」といったレベルで書かれています。 とくに台湾の描写が陳腐です。著者は台湾に何度も通っていたようですが、それならリアルな表現ができてもよいかと思いますが、愛人の台湾女性(娼婦?)についての描写は多少リアリティがあり、著者が台湾で遊んでいた経験が生かされていると感じました。 また日本統治時代に台湾で生まれ育った「湾性」についても造詣がなく、資料を見て描いている感じがします。鉄道に関することも浅い情報で鉄道ファンにはつまらない内容ですし、ビジネス的な側面、日台の二国間の政治的な突込みも薄く、すべてに中途半端です。 本当は★1にしたかったのですが、台湾を扱っているということでお情けで★2にしました。 | ||||
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文章は読みやすいし、大筋のストーリーも悪くはないと思う。台湾や新幹線に関心がある方ならばきっと夢中で読めるんだとも思う。私の失敗は本作の根幹であるそれらの題材にもともとまったく興味がないのに作家買いしてしまった点かな。映画館で上映中に寝落ちしてしまうかのように途中でパラ読みになってしまいました。頑張って1/4くらいまでは読んだのですが最後の頼みの綱である人間ドラマ部分にすら特に惹かれなかったので、個人的には☆1.5です。私には退屈でした。 台湾、新幹線、それらを中心に淡く人間模様が展開されていく感じなので、刺激もドラマも物足りなかった。空気的には同作者の「横道世之助」と似てるのでそちらが好きだった方にはおすすめします。私は「パレード」のようなブラック系の吉田修一が好きなのでこちらはハズレでした。 | ||||
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台湾新幹線建設をめぐる時代背景に、関係した人々の人生ドラマ大変興味深いものがありました。 | ||||
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絶賛の帯と高評価レビューに惹かれて購入。 が、正直全く面白くなかった。 オムニバス形式で、台湾における新幹線敷設に関わる人物の人生模様が描かれているが、それぞれの物語が浅すぎる。最後まで特に何の盛り上がりもなく終わってしまう。 どうせなら山崎豊子氏のように徹底した取材に基づいて新幹線プロジェクトを巡る欧米チームとの戦いを掘り下げる、または、敗戦によって台湾から引き上げざるを得なかった当時の「一等国民」と、彼らに置き去りにされた「二等国民」の人々の物語にフォーカスした方が良かったと思う。 台湾新幹線を抜いてもほぼ成立してしまう小説で、大変残念。著者の作品は「悪人」は大変面白かったのに、「平成猿蟹〜」レベルでつまらなかった。読み終わってすぐにBOOKOFFに持ち込んだ。 | ||||
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まず、鉄道ファンの方で、台湾高速鉄道の建設を巡るドラマを期待されている方には全くお勧めできません。そこで働く人が主人公ですが、鉄道建設に関する内容は大してなく、失望する事になると思います。ヨーロッパ勢と日本との対決など、興味深い話もたくさん有る筈なのですが、ほんの少ししか描写されておりません。 一方で、人間ドラマが面白いかというと、そんな事もなく、淡々と話が進んでいって、思わせぶりに終わるだけで、さっぱりとしない読後感でした。 「芥川賞作家の長編最高傑作」という帯が泣きます。 | ||||
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