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鏡の背面



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【この小説が収録されている参考書籍】
鏡の背面

鏡の背面の評価: 4.09/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.09pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 1~20 1/2ページ
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No.34:
(5pt)

読みやすい本でした。

テンポが良くて読みやすかったです。1人になりすまし続け亡くなるまでバレない、って、現実味はありませんが、この作品だからこそ納得できるストーリーだったと思います。推理小説の要素も有って読み応えがありました。
鏡の背面Amazon書評・レビュー:鏡の背面より
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No.33:
(5pt)

読み応えがある

最初から最後まで止まらない面白さ。途中で篠田先生得意のホラー寄りの展開になるのもたまらない!最後にはきっちり解決して読後感最高でした。
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No.32:
(5pt)

予定通り届きました

綺麗に梱包してありました。
ありがとうございました。
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No.31:
(3pt)

設定はおもしろいけど

設定も文の読みやすさも中盤までの内容も面白かったけど、ラストそんな感じかあって終わり方だったのが少し残念。あとは元記者の長島がでてくるまでがちょっと話が進まなくてなかなかページが進まず辛かった。
この著者の本はこれが一冊目なので他のも機会があれば読んでみたいけど、こちらの本は他人に薦めるほどではなかったかな…
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No.30:
(5pt)

面白すぎる

私にとって最高のエンタメ小説でした。
一体どうなってしまうんだろう?と終始ハラハラしながらページをめくりました。
男女のパワーバランスの非対称性がこのようにエンタメとして昇華されているのをみると、現代で女をやってて良かった、この小説が20年後に「古い」と感じられる世界になっていないとな、と思いました。
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No.29:
(2pt)

読後感がいまいち

設定はなかなか面白いけど登場人物の大半がメンヘラさんですぐに揉め事を起こすので疲れます…。

おそらく作者的には「はいこいつ叩いてくださいねw」的に配置しているであろう元記者のおっさんが一番マシに思えました。
語り手の女記者はメンヘラさんじゃないけど他罰的でダブスタがひどい…。
たまにおっさんの事を心の中で猛烈に批判しますが、正直この女性記者も思い込みが激しくて人格が微妙…。
なのに作中では突っ込みが入らないのでモヤモヤします。
もっと中立的な目線かつ冷静な分析ができる登場人物が欲しかったです。
あ、読者にそうなれという意図があったんでしょうか…。

あとこれは本作だけじゃないけど凶悪殺人犯も日本社会の被害者なの!みたいな流れは本当に嫌いです。
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No.28:
(5pt)

いつもながらこの人の長篇には圧倒される。

いつもながらこの人の作品、特に長篇には圧倒される。
作家として成功するまでの経歴を見るととてもそうは思えないのだが、生まれながらの作家とはこの人のような作家のことを言うのだと思ってしまう。登場人物の一人一人が実在感を伴って動いていて、それぞれに感情移入ができる。まるで百の人生を生きてきた人のようだ。
比べる必要などないのだが、あえて言えば、大江健三郎は言うに及ばず、村上春樹などこの人の足元にも及ばないように私には思われる。
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No.27:
(5pt)

圧倒的な面白さ 謎を一つ一つほどきながら向かう先にみつけたものとは

薬物や性暴力によって心的外傷を負った女性たちのシェルター「新アグネス寮」で突然発生した火災。「先生」と皆に慕われていた小野尚子は、取り残された薬物中毒の女性と赤ん坊を助けるために炎に飛び込んで死亡してしまう。
スタッフが悲しみに暮れていると、警察から「小野尚子」として死んだ遺体は、まったくの別人のものだったと告げられ、皆呆然とする。それだけではなく、その遺体は、以前、連続殺人事件の容疑者として警察に調べられていた女だというではないか。
スタッフ中富優紀は、ライター山崎知佳とともに、何が起こったのか、死んだのは一体誰だったのか、そして「先生」はどうなったか、貪るように調べ始め、かつてこの「女」を追っていた記者にたどり着く。

華族出身で日本のマザーテレサとまで賞賛されていた女性と連続殺人犯かもしれない女との接点とは?
この謎めいた、そしてどうもかなり悪そうな女性を追いかける過程がとにかく面白くてワクワク、ゾクゾクしました。
作者の作品は、本作品も含めて、とにかくテンポが良い。文章のリズムが心地よく、どんどんノンストレスで読んでいける。正にプロの文章だ。
途中から、この小説が終わってしまうことが惜しくなってしまった。結末を知りたいけれど、終わりを迎えてしまうのが惜しくなるくらいに面白かったです。
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No.26:
(5pt)

今さらながら、篠田節子さんに、はまりました。

なにか、面白い本はないかな~とおすすめのコーナーで見つけて購入。
篠田節子さんに、どっぷり、はまってしましました!
「長女たち」「銀婚式」も購入、一気読みしてしまいました。
特にミッションに衝撃をうけ、丁寧に生きて私も枯れるように死んでいきたいなと思いました。
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No.25:
(4pt)

良かったです。

半田明美は小野尚子以上に小野尚子になった。
感動しました。
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No.24:
(3pt)

面白かったですが。

『聖域』と『ゴサインタン』が混じっているような気がしました。この二作とも鮮烈な印象を受けただけに、新作にその残滓が感じられたのは少し残念です。読みごたえはありましたが。
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No.23:
(4pt)

篠田節子らしい長編だが読後感が息苦しい

小説すばる連載の長編小説。女性の依存症グループホームを舞台にした人物入れ替わり劇。リーダーで嬰児を救った女性が実は入れ替わっていたというミステリー。フリー・ライターと後に残された古参ホームメンバーが真相を追及しようとする。入れ替わった女性が実は、保険金殺人を繰り広げてきたいわるゆる『毒婦』だった。入れ替わり劇を追跡すると見えなかった真実が見えてくるという篠田話法の典型。

デパスなどの抗不安薬・睡眠導入剤の依存、新興宗教の降霊、フィリピンスラムでの医療ボランティアと舞台は多彩だが、深刻すぎて読後感が息苦しい。時代の閉塞を反映しているのだろうか。
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No.22:
(2pt)

面白かったが、やや物足りない。

恵まれた家庭の令嬢であるにもかかわらず、社会の底辺で生きざるを得ない女性たちのシェルターを私費を投じて支える「小野尚子先生」が、じつはかつて毒婦と称された疑惑の女「半田明美」であった!
という衝撃の事実に、現在の寮母や寮生は衝撃と動揺をかくせない。
希代の毒婦「半田明美」がいったいどうやって「小野先生」の人生・人格を乗っ取ったのか、ハラハラドキドキしていましたが…。かつてのどす黒い人生から、マザーテレサのような人格者「小野先生」にどう成り代わったのか、最後のほうで一応明らかになるけれど、半田と小野のやり取りについての描写は非常に少なく、一方的に半田の日記を通しての説明になるのでちょっと物足りなかった。極悪人も最後は聖人君子的な人格者になって滅私奉公するようになったなら、この作品はサスペンス兼サクセスストーリーでもあるかもしれない。
ただ戸籍の乗っ取り系の作品はこれまでにもいろいろ読んできたが、このジャンルの元祖といえる宮部みゆき氏の「火車」に勝るものはまだ出会っていない。「鏡の~」については半田が具体的に乗っ取る描写が少なかった、また小野の人格を真似るための努力(鏡を置いたり、靴を履く順番など)は表面的で、内面がどう変わっていったのかをもっと具体的に紙面を割いてほしかったと思う。
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No.21:
(5pt)

篠田節子の真骨頂

女性の厚生施設を運営している聖女のような「先生」が、落雷による火事の際に、入居者の母子を救おうと火の中に飛び込んで、母子は救えたものの焼死する。

運営するスタッフも入居者も途方に暮れているさなかに、警察から連絡があり、その「先生」の死体は別人のものだった。

そして、その死体である別人は、過去に連続殺人事件を疑われ、週刊誌で書かれたことがあった女性だった。

真相を追うのは、施設の代表の女性、「先生」を取材したことがある女性ライター、昔その記事を書いた老いぼれの元週刊誌記者・・・。

なかなか味のあるキャラクターを配役としている。

そして、社会からドロップアウトせざるを得なかった施設入居者の女性達の描写が、いつもながら秀逸。

結婚詐欺にからみ連続男性殺人を起こした昨今のいくつかの事件がモチーフとなっている。

さらに、真相を求めてフィリッピンの異世界へと展開するが、これは篠田節子のお得意の異境ものの真骨頂。

最後の終わり方も見事と思う。

人間はかくも複雑である。

ところで、気付いたのだが、このタイトルの「鏡の背面」は、コンラート・ローレンツの名著と同じ。

人間の認識の背後にあるものを問う、ということで借りたのであろうか。

最後の参考文献には挙げられていなかったが。
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No.20:
(4pt)

篠田節子の本にハズレなし

篠田節子らしい宗教を絡めた長編で読み応えがあり、5分の4くらいまでのストーリーはなかなか良かった。今までの作品をほとんど読んでいるが「逃避行」のようなどんでん返しや「弥勒」のような長編を読み終えた時の達成感がない、むりやりまとめた感のある薄い終わりかたが少々残念。盲目の女性と先生の関わり、後を追って死んだ理由をもう少し掘り下げて欲しかった
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No.19:
(3pt)

真実は小説よりも奇なり、っていうけど。

篠田さんのファンなのでなんでも買って読んでいます。ただ、これはつらかった… 設定がやはり無理で、筆力でグイグイと読ませるものの、力技でねじ伏せられたような読後感が強かった。まあでも他の作品でも似たような力技は見られるので、それが篠田さんの魅力そのもので、何だかんだ言ってもそれに魅了されて自分も読み続けているのだろう。
本筋に関しては残り1/5になったあたりでちょっと予想がついたものの、前半のドキドキ感が大きかったので最後までたどり着けました。登場人物の描き方が秀逸で、本筋にあまり感動しなかったものの、それだけで楽しめました。
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No.18:
(4pt)

読み応えはあった

火事で亡くなった聖母のような女性が、実は全くの別人だったのではないかと探るお話。
登場人物のリアルさとは逆に、起こっていることは実際には起こり得ないだろうという類のお話でした。
ページ数が多いし、最初のほうは出てくるのが結構面倒臭い思考回路の人たちばかりなので、単なる辛気くさい人間ドラマなのかなぁと読んでいて退屈に思わなくもなかったのですが、謎が深まるにつれ面白くなっていきました。
また、リアルさには欠けるあらすじではありましたが、それを物語の中においては納得できるように丁寧にえがかれていたので、読み応えがあり、特に突っ込みどころもなく読み終えることはできました。
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No.17:
(4pt)

圧倒的読み応えだけど最後は少し拍子抜け

「読み応えのある一冊」。
ボリュームのある頁数なのにさくさく読めた。
途中でだれることもなかった。
半田明美が何故煌びやかな生活とは真反対の、彼女から見て何の得にもならない小野尚子になったのか、特になぜ20数年も小野尚子として生きていたのかが知りたくて一気に読んでしまったが、期待が強かっただけに最後は少し拍子抜け。
出来れば手記ではなく、回想シーンとして半田明美本人の視点で書かれて欲しかった。
それまでが圧巻するくらいの読み応えだったので、半田明美が小野尚子として生きていた日々をもっと具体的に紐解いてくれたらなと思う。
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No.16:
(4pt)

恐怖作品としては読後感良いのでオススメです!

名作サスペンスです(^-^*)/
作品の根幹は人の怖さをふんだんに描いていますが、ラストは恐怖と反比例して希望に満ちているのが読後感よく見事でしたし、
内容はあらすじから予想出来るものとさほど変わりないのに、最後まで楽しませてくれた展開の巧みさも見事でした!

ただ、530ページは少し多すぎるかな。もう少しコンパクトに430ページ位に収まっていれば神作だったとは思います。
それでも、『変わりたいと願う』人の意思の力、イメージの力の素晴らしさを、こんなに恐怖盛りだくさんで表現した点は誠に素晴らし過ぎますし、
恐怖作品の締め方としても斬新かつ秀逸でしたし、この作家の別の作品も是非読んでみたいと思いました(^-^*)/

内容が気になったら、恐怖作品としては読後感良いのでオススメです!
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No.15:
(4pt)

わたし、半田明美

やはり、半田明美の切なさや不条理、やるせなさを感じてしまう。勿論、優紀や入寮者のそれもだけど。
FDと長島が種明かし役なのは、安直に過ぎると思うが、スッと読み進めていけた。
優紀は、処方薬依存症で、その薬をデパスと特定しているのが気にかかった。医師による向精神薬(抗不安・睡眠薬を含む)の過剰処方などによって生み出される処方薬依存を、密かに弾劾しているようにも思えた。
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