ヘヴン

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評判

ヘヴンの評価:

3.42/5点 レビュー 157件。 B ランク

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平均点3.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全314件 221〜240 12/16ページ
No.94
(3pt)

レビュー書いてる頭カタイ方たちへ……

私といい、弘美さんといい、川上姓は揃ってキレイから、
次出てくる川上さんプレッシャーやねぇ。ごめんね。

あ、先に言うとくけど『ヘブン』の地の文、拙いんはワザとやでもちろん、
子どもの一人称やもん。

はい、本題。
学校なんて辞めてまえばええんよ。仕事なんて行かんくていいんよ。
別に、戦いから降りたっていいんよ、っていう話。

でも、くたくたになるまで踏みとどまった末に、
気を失うみたいに降りるべきなんよっていう。
したら、降りた先でも、すぐ何か見つかりますよっていう。

ラスト、降りた先の情景描写は、せやから渾身です。
戦いの激しさに見合うように、頑張りました。

やるだけやったら投げちゃいなって処世術を、
言葉を尽くして著したんよ。
哲学的アレは目的やなく手段なんよ。

ちゅーか、皆さん、もっと自分のために読めばいい。
読書って、めちゃめちゃ自由なんよ。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.93
(3pt)

レビュー書いてる頭カタイ方たちへ……

私といい、弘美さんといい、川上姓は揃ってキレイから、
次出てくる川上さんプレッシャーやねぇ。ごめんね。

あ、先に言うとくけど『ヘブン』の地の文、拙いんはワザとやでもちろん、
子どもの一人称やもん。

はい、本題。
学校なんて辞めてまえばええんよ。仕事なんて行かんくていいんよ。
別に、戦いから降りたっていいんよ、っていう話。

でも、くたくたになるまで踏みとどまった末に、
気を失うみたいに降りるべきなんよっていう。
したら、降りた先でも、すぐ何か見つかりますよっていう。

ラスト、降りた先の情景描写は、せやから渾身です。
戦いの激しさに見合うように、頑張りました。

やるだけやったら投げちゃいなって処世術を、
言葉を尽くして著したんよ。
哲学的アレは目的やなく手段なんよ。

ちゅーか、皆さん、もっと自分のために読めばいい。
読書って、めちゃめちゃ自由なんよ。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.92
(3pt)

またこのパターンか・・・

芥川賞の密室劇は、文章力で勝負!で賞を取ったような気がしたけど、
本作の構成は、芥川作品と全く変わらない構成で愕然としました。

 この作者は、何かしら返還期が起こらない限り、これから先も毎回同じような作品を
執筆するのではないかと思います。
 
 現在、素人のブログが氾濫している時代、似たような苛めのサイトを沢山
読ませていただいています。
 本作を読んで新鮮味をかんじません。
 今、苛めをテーマにするのは難しいと思いますよ。
 
 公園のハイライトまでの過程を読んで、この作者は大の映画好きなのではないかと思いました。

 個人的には、苛められっ子の男子が、同じ苛められっ子の女子に親近感を持つことに
リアリティーを感じませんでした。
 ありえないですよ。自分を鏡に映したような人間に好意を抱くなんて……。

 文章力は村上春樹に似ているような気がしますが、とても読みやすいです。

 私の区の図書館で100人近くが待っていることに驚きを隠せません!
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.91
(3pt)

またこのパターンか・・・

芥川賞の密室劇は、文章力で勝負!で賞を取ったような気がしたけど、
本作の構成は、芥川作品と全く変わらない構成で愕然としました。

 この作者は、何かしら返還期が起こらない限り、これから先も毎回同じような作品を
執筆するのではないかと思います。
 
 現在、素人のブログが氾濫している時代、似たような苛めのサイトを沢山
読ませていただいています。
 本作を読んで新鮮味をかんじません。
 今、苛めをテーマにするのは難しいと思いますよ。
 
 公園のハイライトまでの過程を読んで、この作者は大の映画好きなのではないかと思いました。

 個人的には、苛められっ子の男子が、同じ苛められっ子の女子に親近感を持つことに
リアリティーを感じませんでした。
 ありえないですよ。自分を鏡に映したような人間に好意を抱くなんて……。

 文章力は村上春樹に似ているような気がしますが、とても読みやすいです。

 私の区の図書館で100人近くが待っていることに驚きを隠せません!
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.90
(5pt)

イジメというより今の社会の本質を突いていると思った

中学生の社会も大人の社会も突き詰めればみんな同じ人間がつくりだしたもの。
大人社会にだってこの中学生たちに負けず劣らずのイジメは存在しているし、今後なくなることもないはず。
なぜなら社会を構成している人間が変わらないのだから。
新聞やテレビはイジメをいけないと声高に叫ぶけど、新聞社にいた私が見た世界はこの物語の中の中学と大差なかったです、はいw
ま、それは置いておくとして、イジメを受けるコジマが、神のような包容力を有しラストで全裸になる姿には感動を覚えた。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.89
(5pt)

イジメというより今の社会の本質を突いていると思った

中学生の社会も大人の社会も突き詰めればみんな同じ人間がつくりだしたもの。
大人社会にだってこの中学生たちに負けず劣らずのイジメは存在しているし、今後なくなることもないはず。
なぜなら社会を構成している人間が変わらないのだから。
新聞やテレビはイジメをいけないと声高に叫ぶけど、新聞社にいた私が見た世界はこの物語の中の中学と大差なかったです、はいw
ま、それは置いておくとして、イジメを受けるコジマが、神のような包容力を有しラストで全裸になる姿には感動を覚えた。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.88
(4pt)

想像力の力

川上さんの作品をまとめて読むのは初めて。詩も書く人の小説としてはくせのない散文で読みやすい。斜視の中学生の「僕」が受ける激しいいじめ、「僕」に「仲間です」というメッセージを送ってくる、やはりいじめられっ子の同級生の女子「コジマ」との出会い、「コジマ」が語る「ヘヴン」。と、ある意味こんなに分かりやすくていいのかな、作者は本当にひりひりした心をもってこんな話を書いているのかなと、3分の2くらいまではちょっと眉に唾をつけつつ読んでいたのだけれど、偶然に「僕」が学校外で会ったいじめグループの「百瀬」が語る人間観(いじめには善悪のような意味はない)、いじめは選ばれた者がいつかヘヴンに辿りつくための試練だとする(いじめには意味がある)「コジマ」の辿る最期(?)には胸をえぐられる思いがした。
 しかし、この展開は相当に作者の想像力による「作り物」という気もする。「いじめ」の陰湿さとはもっと違う、もっと静かで不気味なものではないかと。お話の上手さ、出来の良さはハイレベルだけれど、人間の怖さはもっと可視化できないところにあるのではという気持ちが残る。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.87
(4pt)

想像力の力

川上さんの作品をまとめて読むのは初めて。詩も書く人の小説としてはくせのない散文で読みやすい。斜視の中学生の「僕」が受ける激しいいじめ、「僕」に「仲間です」というメッセージを送ってくる、やはりいじめられっ子の同級生の女子「コジマ」との出会い、「コジマ」が語る「ヘヴン」。と、ある意味こんなに分かりやすくていいのかな、作者は本当にひりひりした心をもってこんな話を書いているのかなと、3分の2くらいまではちょっと眉に唾をつけつつ読んでいたのだけれど、偶然に「僕」が学校外で会ったいじめグループの「百瀬」が語る人間観(いじめには善悪のような意味はない)、いじめは選ばれた者がいつかヘヴンに辿りつくための試練だとする(いじめには意味がある)「コジマ」の辿る最期(?)には胸をえぐられる思いがした。
 しかし、この展開は相当に作者の想像力による「作り物」という気もする。「いじめ」の陰湿さとはもっと違う、もっと静かで不気味なものではないかと。お話の上手さ、出来の良さはハイレベルだけれど、人間の怖さはもっと可視化できないところにあるのではという気持ちが残る。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.86
(4pt)

うまく言葉には出来ないのですが・・・

非常に心を揺さぶられる小説でした。
才能があり、自分の世界観をしっかり持っている
作家です。
ラストシーンでは、胸が詰まって気がついたら涙を流していました。

しかしあえていいます。
いじめを行う側の論理が述べられていますが、
一言で言えば「たわごと」です。
よく読んでいる哲学者の言葉がそのまま出ているだけの幼稚なたわごとにすぎません。
小説で、登場人物にむぞうさにこのように他人の哲学を語らせてもいいのだろうか?
自分の言葉にさえなっていないこの「たわごと」はこの小説の
重要な部分でもあるのだが・・・。

レビューの方々も書いているように、
容易に、ニーチェとドストエフスキーを思い浮かべる。
すべて作者は承知して書いているのに違いないのだが・・・。

重松清氏の最新作「十字架」を読了したばかりなので、
「ヘヴン」とどうしても比較してしまう。

川上氏は、自分なりのニーチェ的言説とドストエフスキー的言説を
緻密な文章に構築するために、「いじめ」を単なる手段にした。
だから「ヘヴン」を読んでいじめを語ることはおそらくどうでもいいことだと感じる。
いじめという人間関係の係わり合いの中から、
人間はどのように変化してしまうものなのかを誠実に描ききった
「十字架」とはまったく異なる小説なのだと思う。
どちらが優れているかという比較そのものも意味は無い。

しかし、いじめに関する哲学好きの観念論者の「たわごと」を
別にすれば、非常にすぐれた作品だと思う。
次回作が楽しみです。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.85
(4pt)

うまく言葉には出来ないのですが・・・

非常に心を揺さぶられる小説でした。
才能があり、自分の世界観をしっかり持っている
作家です。
ラストシーンでは、胸が詰まって気がついたら涙を流していました。

しかしあえていいます。
いじめを行う側の論理が述べられていますが、
一言で言えば「たわごと」です。
よく読んでいる哲学者の言葉がそのまま出ているだけの幼稚なたわごとにすぎません。
小説で、登場人物にむぞうさにこのように他人の哲学を語らせてもいいのだろうか?
自分の言葉にさえなっていないこの「たわごと」はこの小説の
重要な部分でもあるのだが・・・。

レビューの方々も書いているように、
容易に、ニーチェとドストエフスキーを思い浮かべる。
すべて作者は承知して書いているのに違いないのだが・・・。

重松清氏の最新作「十字架」を読了したばかりなので、
「ヘヴン」とどうしても比較してしまう。

川上氏は、自分なりのニーチェ的言説とドストエフスキー的言説を
緻密な文章に構築するために、「いじめ」を単なる手段にした。
だから「ヘヴン」を読んでいじめを語ることはおそらくどうでもいいことだと感じる。
いじめという人間関係の係わり合いの中から、
人間はどのように変化してしまうものなのかを誠実に描ききった
「十字架」とはまったく異なる小説なのだと思う。
どちらが優れているかという比較そのものも意味は無い。

しかし、いじめに関する哲学好きの観念論者の「たわごと」を
別にすれば、非常にすぐれた作品だと思う。
次回作が楽しみです。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.84
(5pt)

主観は交わらない

主人公と百瀬(苛める側の一員)のやり取りが印象的だった。

人間のもっている主観は人それぞれ違うものだ。だからお互いを本当に知ろうと思ってもそれはできないのかもしれない。
主人公の言い分が百瀬に通じなかったのもそのせいだろう。

百瀬と主人公はわかりあえなかった。
一度はわかりあえそうだった主人公とコジマも本当はわかりあえなかった、と思う。

だから悲しい、というわけではない。人間とは、そういうものだ。
そう感じた。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.83
(5pt)

主観は交わらない

主人公と百瀬(苛める側の一員)のやり取りが印象的だった。

人間のもっている主観は人それぞれ違うものだ。だからお互いを本当に知ろうと思ってもそれはできないのかもしれない。
主人公の言い分が百瀬に通じなかったのもそのせいだろう。

百瀬と主人公はわかりあえなかった。
一度はわかりあえそうだった主人公とコジマも本当はわかりあえなかった、と思う。

だから悲しい、というわけではない。人間とは、そういうものだ。
そう感じた。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.82
(4pt)

素直な感想

読了して、常識的な素直な感想を抱きました。
子供というのは、常に大人の監視下に置いて、へんな方向へ向かおうとしたら、
軌道修正させて導いてあげなくちゃいけないよな、ということです。
えらそうに、大人だって不完全じゃない、なんて意見は無用。大人は子供より偉いのだ。
状況を変えるための選択肢だって、子供より沢山知っているのだ。
前半はリアリティがありましたが、後半はファンタジー小説です。
村上龍が娼婦を描く小説同様、ファンタジーです。
百瀬なんて、少女漫画に出てきそうなキャラクター。中学生でしょ?
おぼつかないファンタジーは、現実からこっぴどくやっつけられるんじゃないかな。
日本人がいじめを語るとき、なんでいじめられる側の物語にしてしまうんだろう、とずっと不満でした。
いじめを、いじめられる側が克服すべきもの、にしている。いじめられる側の成長の
物語にしてしまっている。本当はたかるハエを振り払うように、排除すべきものなのに。
克服の物語は、むしろいじめる側になるんじゃないでしょうか。
あと、いじめを描く小説って、どうして役割が固定しているのだろう。
馬鹿にしている筈の相手から、思いも寄らぬ屈辱を味わう、といった人間関係のダイナミズムがない。
そういう意味で、この小説には好感を抱きました。作者は百瀬もコジマも、同列に置いて否定している。
ちょっと贅沢な要望かもしれませんが、
ニーチェ的な力の理論と、キリスト教的な倫理観と、その対立をテーマに書くのだったら、
むしろ大人の複雑な世界で物語を展開させるべきでしょう。子供のいじめ問題を借りてそれを語るのは
ちょっと危険な気がします。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.81
(4pt)

素直な感想

読了して、常識的な素直な感想を抱きました。
子供というのは、常に大人の監視下に置いて、へんな方向へ向かおうとしたら、
軌道修正させて導いてあげなくちゃいけないよな、ということです。
えらそうに、大人だって不完全じゃない、なんて意見は無用。大人は子供より偉いのだ。
状況を変えるための選択肢だって、子供より沢山知っているのだ。
前半はリアリティがありましたが、後半はファンタジー小説です。
村上龍が娼婦を描く小説同様、ファンタジーです。
百瀬なんて、少女漫画に出てきそうなキャラクター。中学生でしょ?
おぼつかないファンタジーは、現実からこっぴどくやっつけられるんじゃないかな。
日本人がいじめを語るとき、なんでいじめられる側の物語にしてしまうんだろう、とずっと不満でした。
いじめを、いじめられる側が克服すべきもの、にしている。いじめられる側の成長の
物語にしてしまっている。本当はたかるハエを振り払うように、排除すべきものなのに。
克服の物語は、むしろいじめる側になるんじゃないでしょうか。
あと、いじめを描く小説って、どうして役割が固定しているのだろう。
馬鹿にしている筈の相手から、思いも寄らぬ屈辱を味わう、といった人間関係のダイナミズムがない。
そういう意味で、この小説には好感を抱きました。作者は百瀬もコジマも、同列に置いて否定している。
ちょっと贅沢な要望かもしれませんが、
ニーチェ的な力の理論と、キリスト教的な倫理観と、その対立をテーマに書くのだったら、
むしろ大人の複雑な世界で物語を展開させるべきでしょう。子供のいじめ問題を借りてそれを語るのは
ちょっと危険な気がします。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.80
(3pt)

読んでられない

いじめの本なのだが、全体の85%位が陰湿ないじめの表現と、
いじめられている二人の奇妙な友情?愛情?が描かれている。

いじめられているのは、斜視の男の子と、
ある理由から自分自身を不清潔にしておかねば気がすまない女の子の二人。

いじめられる原因として「不潔」という理由が一番多いという事で、
女の子がいじめられるのはわかるが、どうして斜視でいじめられるのか?

その女の子が言うには、「斜視というよくわからない異常な存在を受け入れられることが出来ない弱い人間たちの八つ当たり」的な解説をしていたが、途中で実際にいじめている奴が言うには、「斜視なんて関係ない。選ばれたのだ」との事。

さらにそのいじめる側が言うには、「不満があるなら、自分で解決するしかない。自立して何か行動を起こしてみろ。それが出来ないなら、不満とか思うな、黙ってやられろ。それは自分が選んだ道だ」的な発言をする。

しかしいじめられる側は、なぜか最後の最後まで親にも先生にも相談せずに自らの命を立ってしまう人が多い。どうしてなのだろうか?

自分がそんな立場に置かれたら、どうするだろう。

この本では陰湿ないじめの具体的な表現が延々と続き、このままこんなのが続くなら、もう読みたくない…とまで思うほどだった。どうしてこの作者はこんな表現が出来るのだろう。しかもこれでもかこれでもか…というほど。

85%の残り5%は、男が意思を持っていじめる側に反抗しようか…と心の中で考えているシーンが表現されていた。私も「よし行け」と応援していたが、結局その男は反撃できずに、逆に一緒にいたいじめられていた女の子が、思いもよらぬ手段で想像もつかない反撃をする。そのシーンも想像するだけでもう耐え切れないほどの辛さがある。

残り10%は、斜視の手術をするかどうか…という話になり、多分手術をすることになると思うのだが、そのシーンでは女の子が全く消えてしまい出てこない。あの反撃の後にどうにかなってしまったのだろうか?

気がかりでならない。

この本は後味の悪いというか、それからどうなったの…で終わってしまうなんとも心残りの本だった。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.79
(3pt)

読んでられない

いじめの本なのだが、全体の85%位が陰湿ないじめの表現と、
いじめられている二人の奇妙な友情?愛情?が描かれている。

いじめられているのは、斜視の男の子と、
ある理由から自分自身を不清潔にしておかねば気がすまない女の子の二人。

いじめられる原因として「不潔」という理由が一番多いという事で、
女の子がいじめられるのはわかるが、どうして斜視でいじめられるのか?

その女の子が言うには、「斜視というよくわからない異常な存在を受け入れられることが出来ない弱い人間たちの八つ当たり」的な解説をしていたが、途中で実際にいじめている奴が言うには、「斜視なんて関係ない。選ばれたのだ」との事。

さらにそのいじめる側が言うには、「不満があるなら、自分で解決するしかない。自立して何か行動を起こしてみろ。それが出来ないなら、不満とか思うな、黙ってやられろ。それは自分が選んだ道だ」的な発言をする。

しかしいじめられる側は、なぜか最後の最後まで親にも先生にも相談せずに自らの命を立ってしまう人が多い。どうしてなのだろうか?

自分がそんな立場に置かれたら、どうするだろう。

この本では陰湿ないじめの具体的な表現が延々と続き、このままこんなのが続くなら、もう読みたくない…とまで思うほどだった。どうしてこの作者はこんな表現が出来るのだろう。しかもこれでもかこれでもか…というほど。

85%の残り5%は、男が意思を持っていじめる側に反抗しようか…と心の中で考えているシーンが表現されていた。私も「よし行け」と応援していたが、結局その男は反撃できずに、逆に一緒にいたいじめられていた女の子が、思いもよらぬ手段で想像もつかない反撃をする。そのシーンも想像するだけでもう耐え切れないほどの辛さがある。

残り10%は、斜視の手術をするかどうか…という話になり、多分手術をすることになると思うのだが、そのシーンでは女の子が全く消えてしまい出てこない。あの反撃の後にどうにかなってしまったのだろうか?

気がかりでならない。

この本は後味の悪いというか、それからどうなったの…で終わってしまうなんとも心残りの本だった。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.78
(5pt)

前進している

いじめを肯定していたら、 出版できないでしょう。
いじめをなくすのは難しいから、希望を打ち出したら嘘くさくなる。

いい作品を書けば、今まで好きになれなくても覆ってしまうことがあります。
逆に、好きな作家であったとしても、上梓するたびにクォリティーが下がっていると嫌いになります。
ヘブンを読んでファンになりました。乳と卵は読みにくくて、秘すれば花である女性の生理現象を書いていたり、銭湯でいろんな女性の乳を描写していて、日本女性の奥ゆかしさはどこにいったと疑問をもち、嫌いでしたが。

ファンになったので、乳と卵を読み返して粗ではなく、良いところを探してみます。それが本来の読書の在り方だと、ヘブンを読んで立ち返ることができました。
次回作がとても楽しみです。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.77
(1pt)

単純にスキ、キライでいえば・・・。

一年にミステリーを中心に多くの本を読むが、僕個人としてはストーリー展開に自分の好みを押し付ける傾向は持たないようにしてきた。
それは各作者の意見が一番反映するものだからだ。
川上未映子の「ヘヴン」は本を読むという僕自身のそのポリシーを久々に覆させる本であった。

結論を先に言うとこのストーリーには嫌悪感を抱いた。文体、表現描写などは作者の上手さを感じるところもあったが、中盤における「人間サッカー」、この部分はななめ読みせざるを得ない残酷描写である。この本がミステリーのカテゴリーでない分より痛みが伝わるのだ。これをして筆者の描写力が優れているとは思わない。ここまでのことを書かないと筆者の意図を読者に伝えられないのかという疑問がわくのだ。現実にはもっと過酷な運命にさらされている人たちもいるのだろうが、「いじめ」をテーマに描く以上メッセージとしてはなんらかの希望をその対照にさしのべねばならないと思う。「いじめ」は本の商売に安易に使う類のものでない。誠心誠意考えたうえで取り組む問題だと思う。少し論点がずれるがそれは今、放映されているドラマ「泣かないときめた日」についてもいえる。センセーショナルに描写をエスカレートしていいものではない。

物語のラストで主人公は本来のヒトの見え方をとりもどすわけだが、筆者はこれをもってこの主人公への贖罪としているのだろうか?この問題は目を治したからといってラストにすべきものではない。とりわけいじめの加害者にたいしてのペナルティなど読者のある意味期待するカタルシスへもいざなっていない。純文学はエンターテイメントと違いその辺はあいまいにしてもいいのか?

この作者が一番言いたかったことは案外百瀬がさりげなく(作者としては渾身の力をこめた論点)ぶったいじめ論にあるのでは。他の方も書いているがどうもいじめを肯定しているようにしか受け取れない。これが物語というだけで各方面から傑作と祭り上げられる風潮に僕は危惧を感じる。泣けるというヒトなど理解できない。この本はそんな表面上の読みで済ませていい本でない。僕は問題作だと思う。
ひょっとしたらこの作者は以前いじめをしていたのではないだろうか?救いがあるようにみえて主人公の今後、コジマの今後を思うと暗澹たる気分にさせられた小説であった。いろんなことを考えてみたい方は読まれるといいのでは。

2.19にNHK「トップ・ランナー」を観ていたら何週か後に川上未映子氏が出演する旨の予告があった。
この作品のことを司会者にどう語るのか注視してみようと思う。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.76
(5pt)

前進している

いじめを肯定していたら、 出版できないでしょう。
いじめをなくすのは難しいから、希望を打ち出したら嘘くさくなる。

いい作品を書けば、今まで好きになれなくても覆ってしまうことがあります。
逆に、好きな作家であったとしても、上梓するたびにクォリティーが下がっていると嫌いになります。
ヘブンを読んでファンになりました。乳と卵は読みにくくて、秘すれば花である女性の生理現象を書いていたり、銭湯でいろんな女性の乳を描写していて、日本女性の奥ゆかしさはどこにいったと疑問をもち、嫌いでしたが。

ファンになったので、乳と卵を読み返して粗ではなく、良いところを探してみます。それが本来の読書の在り方だと、ヘブンを読んで立ち返ることができました。
次回作がとても楽しみです。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.75
(1pt)

単純にスキ、キライでいえば・・・。

一年にミステリーを中心に多くの本を読むが、僕個人としてはストーリー展開に自分の好みを押し付ける傾向は持たないようにしてきた。
それは各作者の意見が一番反映するものだからだ。
川上未映子の「ヘヴン」は本を読むという僕自身のそのポリシーを久々に覆させる本であった。

結論を先に言うとこのストーリーには嫌悪感を抱いた。文体、表現描写などは作者の上手さを感じるところもあったが、中盤における「人間サッカー」、この部分はななめ読みせざるを得ない残酷描写である。この本がミステリーのカテゴリーでない分より痛みが伝わるのだ。これをして筆者の描写力が優れているとは思わない。ここまでのことを書かないと筆者の意図を読者に伝えられないのかという疑問がわくのだ。現実にはもっと過酷な運命にさらされている人たちもいるのだろうが、「いじめ」をテーマに描く以上メッセージとしてはなんらかの希望をその対照にさしのべねばならないと思う。「いじめ」は本の商売に安易に使う類のものでない。誠心誠意考えたうえで取り組む問題だと思う。少し論点がずれるがそれは今、放映されているドラマ「泣かないときめた日」についてもいえる。センセーショナルに描写をエスカレートしていいものではない。

物語のラストで主人公は本来のヒトの見え方をとりもどすわけだが、筆者はこれをもってこの主人公への贖罪としているのだろうか?この問題は目を治したからといってラストにすべきものではない。とりわけいじめの加害者にたいしてのペナルティなど読者のある意味期待するカタルシスへもいざなっていない。純文学はエンターテイメントと違いその辺はあいまいにしてもいいのか?

この作者が一番言いたかったことは案外百瀬がさりげなく(作者としては渾身の力をこめた論点)ぶったいじめ論にあるのでは。他の方も書いているがどうもいじめを肯定しているようにしか受け取れない。これが物語というだけで各方面から傑作と祭り上げられる風潮に僕は危惧を感じる。泣けるというヒトなど理解できない。この本はそんな表面上の読みで済ませていい本でない。僕は問題作だと思う。
ひょっとしたらこの作者は以前いじめをしていたのではないだろうか?救いがあるようにみえて主人公の今後、コジマの今後を思うと暗澹たる気分にさせられた小説であった。いろんなことを考えてみたい方は読まれるといいのでは。

2.19にNHK「トップ・ランナー」を観ていたら何週か後に川上未映子氏が出演する旨の予告があった。
この作品のことを司会者にどう語るのか注視してみようと思う。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469