ヘヴン

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評判

ヘヴンの評価:

3.42/5点 レビュー 157件。 B ランク

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平均点3.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全314件 201〜220 11/16ページ
No.114
(2pt)

作者の立ち居地?

ノンフィクションではない。
小説であれば、作者の意図なり、立ち居地があるはず。
それを読み込むことが私には難しい。

物語はどうすればいいのかわからない未熟な子どもたち【一応に主張はある】の袋小路の中の長いお話に
最終的に大人が介入して解決する。あえて言えばその方向性に意図があるのか?

読み手としてラストで初めてほっとした。

コジマの未成熟な思い込みは
現実的には、もう少し揉まれて、変化がみられるはずと思えてならない。とても危険な気がする
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.113
(2pt)

作者の立ち居地?

ノンフィクションではない。
小説であれば、作者の意図なり、立ち居地があるはず。
それを読み込むことが私には難しい。

物語はどうすればいいのかわからない未熟な子どもたち【一応に主張はある】の袋小路の中の長いお話に
最終的に大人が介入して解決する。あえて言えばその方向性に意図があるのか?

読み手としてラストで初めてほっとした。

コジマの未成熟な思い込みは
現実的には、もう少し揉まれて、変化がみられるはずと思えてならない。とても危険な気がする
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.112
(5pt)

人間というのはどういう存在なのか

傑作である。
いじめという現象をこれだけ深く、人間のひだを感じさせるほど書きこんだ小説は読んだことがない。
何となく生きているというのは、罪なのであろうか。
いじめられている人間こそ、人間の真理をつかんでいるのだろうか。
なぜ、人間は周囲の雰囲気に同調してしまうのか。
中学生のうちにこの本を読んで、じっくり議論してもらいたい。
先生にも力量が求められる。
ともあれ、文学の力を感じることができる作品だ。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.111
(5pt)

人間というのはどういう存在なのか

傑作である。
いじめという現象をこれだけ深く、人間のひだを感じさせるほど書きこんだ小説は読んだことがない。
何となく生きているというのは、罪なのであろうか。
いじめられている人間こそ、人間の真理をつかんでいるのだろうか。
なぜ、人間は周囲の雰囲気に同調してしまうのか。
中学生のうちにこの本を読んで、じっくり議論してもらいたい。
先生にも力量が求められる。
ともあれ、文学の力を感じることができる作品だ。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.110
(5pt)

これは男・女版の「長いお別れ」だと思います!

いじめ問題、善悪の論理の齟齬・・・。
わたしには本書は、まったく、そこが主眼とは読めませんでした。
確かに「百瀬と主人公の善悪対決対話」、「公園でのコジマの昇天」は
映画にするなら白眉、名場面でしょう。

しかし、私が本書に心から胸を打たれたのは、
最後の最後のたった4行の衝撃です。

ああ、そうだったのか。
セリーヌの引用も、そういう意味だったのか。
いかに奥行きのある世界を得ても、それは「ただ美しいだけの世界」で、
それをわかちあいたい「生涯の友を喪失した悲しみ」に変わりはない。
3Dの視界を得ても、それは眼をつぶるのと大差ないのだ。
そのように私には理解が、はた、と落ちてきました。誤読かもしれません。

陳腐な言葉ですがこれは稀有な「友情」の物語だと思います。
友情の芽生え、発展、変化、破綻、別れ・・・
レイモンド・チャンドラーの不朽の名作「長いお別れ」
の男と女版だと思います。
ごつい、哀しみを描いた名作だと思います。
例えば、ラノベ「1Q84」の天吾と青豆の関係のうそ臭さに比べ、
これは本格派です。

ちなみに、コジマが「ヘヴン」と名づけたシャガールの
絵のタイトルは「誕生日」。ニューヨーク近代美術館所蔵。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.109
(5pt)

これは男・女版の「長いお別れ」だと思います!

いじめ問題、善悪の論理の齟齬・・・。
わたしには本書は、まったく、そこが主眼とは読めませんでした。
確かに「百瀬と主人公の善悪対決対話」、「公園でのコジマの昇天」は
映画にするなら白眉、名場面でしょう。

しかし、私が本書に心から胸を打たれたのは、
最後の最後のたった4行の衝撃です。

ああ、そうだったのか。
セリーヌの引用も、そういう意味だったのか。
いかに奥行きのある世界を得ても、それは「ただ美しいだけの世界」で、
それをわかちあいたい「生涯の友を喪失した悲しみ」に変わりはない。
3Dの視界を得ても、それは眼をつぶるのと大差ないのだ。
そのように私には理解が、はた、と落ちてきました。誤読かもしれません。

陳腐な言葉ですがこれは稀有な「友情」の物語だと思います。
友情の芽生え、発展、変化、破綻、別れ・・・
レイモンド・チャンドラーの不朽の名作「長いお別れ」
の男と女版だと思います。
ごつい、哀しみを描いた名作だと思います。
例えば、ラノベ「1Q84」の天吾と青豆の関係のうそ臭さに比べ、
これは本格派です。

ちなみに、コジマが「ヘヴン」と名づけたシャガールの
絵のタイトルは「誕生日」。ニューヨーク近代美術館所蔵。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.108
(4pt)

どきっとする言葉選び

いじめに関する登場人物の台詞や表現はもちろん、その他の部分でも思わずどきっとするような言葉が何回も出てくる。 作者の言葉選びに驚きながら読み終えて、読んで良かったと思いました。哲学するのは三回目以降にしようかなという感じで気楽に(笑) ひとつの台詞やひとつの言葉だけで、好きになれる小説だと思います
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.107
(4pt)

どきっとする言葉選び

いじめに関する登場人物の台詞や表現はもちろん、その他の部分でも思わずどきっとするような言葉が何回も出てくる。 作者の言葉選びに驚きながら読み終えて、読んで良かったと思いました。哲学するのは三回目以降にしようかなという感じで気楽に(笑) ひとつの台詞やひとつの言葉だけで、好きになれる小説だと思います
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.106
(5pt)

何かと考えさせられます…

物事の正しいとか正しくないとかいう話と、道徳の善悪との対比みたいなものがあって、
なかなか考えさせられて、おもしろかったです。

正しいとか正しくないというのは、突き詰めると主観で決めるわけですけど、
道徳(いじめの問題)というのは社会的なものなので、
まあそれだけ社会よりも個人の方が強くなっているんですかね…
(と、意外にもいじめる側の論理に納得してしまう…)

あと、コジマ(主人公にからむ主要人物)の内面は描かれていないので、
本当に悟りを開いた聖人君子なのか、ただ単に自分より弱い人間を探している狂人なのか
とか考えちゃう…

はっきりいって感動はしませんでしたけど、いろいろと考えさせられる構図でしたので、
一読の価値はあると思います。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.105
(5pt)

何かと考えさせられます…

物事の正しいとか正しくないとかいう話と、道徳の善悪との対比みたいなものがあって、
なかなか考えさせられて、おもしろかったです。

正しいとか正しくないというのは、突き詰めると主観で決めるわけですけど、
道徳(いじめの問題)というのは社会的なものなので、
まあそれだけ社会よりも個人の方が強くなっているんですかね…
(と、意外にもいじめる側の論理に納得してしまう…)

あと、コジマ(主人公にからむ主要人物)の内面は描かれていないので、
本当に悟りを開いた聖人君子なのか、ただ単に自分より弱い人間を探している狂人なのか
とか考えちゃう…

はっきりいって感動はしませんでしたけど、いろいろと考えさせられる構図でしたので、
一読の価値はあると思います。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.104
(2pt)

好みの問題?

いじめ問題を扱っているので予想はしていましたが、読んでいていい気持ちはしなかったです。
主人公はひたすらいじめを受け続け、逃げることも、抗うこともせず、同じ立場のいじめられている生徒との交流を支えに毎日をやり過ごす。

そこに何の救いも無く、暗い出口の無い闇をずるずるとさまよっているような世界観を好きになれませんでした。

ここで多くの方のレビューを拝読し、様々な捉え方があることを知ったのがせめてもの救いでした。
読ませる文章を書く作家さんだと思いますが、当分は作品を手に取ることはなさそうです。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.103
(2pt)

好みの問題?

いじめ問題を扱っているので予想はしていましたが、読んでいていい気持ちはしなかったです。
主人公はひたすらいじめを受け続け、逃げることも、抗うこともせず、同じ立場のいじめられている生徒との交流を支えに毎日をやり過ごす。

そこに何の救いも無く、暗い出口の無い闇をずるずるとさまよっているような世界観を好きになれませんでした。

ここで多くの方のレビューを拝読し、様々な捉え方があることを知ったのがせめてもの救いでした。
読ませる文章を書く作家さんだと思いますが、当分は作品を手に取ることはなさそうです。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.102
(2pt)

わかりません

著者の作品は初めて読んだのですが
この作品から本質を読み解く事は私の能力では無理でした

「で?」というのが読後の率直な感想です

コジマと主人公の深層心理とかどうでもいいけど
二ノ宮は百瀬が好きなホモなのか?ということが最も気になりました
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.101
(2pt)

わかりません

著者の作品は初めて読んだのですが
この作品から本質を読み解く事は私の能力では無理でした

「で?」というのが読後の率直な感想です

コジマと主人公の深層心理とかどうでもいいけど
二ノ宮は百瀬が好きなホモなのか?ということが最も気になりました
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.100
(3pt)

良くも悪くも題材なのかな

今日1日で読みきって、その後今までここのレビューを読んでいました。
読み終えたときの感覚と帯から受ける印象に大分差があったので…。
小説を読むのが久しぶりな私の本に対する感覚は
世間とずれてんじゃねぇかと思いましたが
レビュー読むとそんなこともなく。

いじめの現状を扱ったドキュメントっぽいものではなく
あくまでいじめは題材で、テーマは別でした。
半分ぐらいまでは2人の手紙のやりとりや登場人物の行動、心の動きの描写に
中学生独特の未熟さ、青臭さが蘇るようで、
この時分で起こるいじめの加害者、被害者の心境も手に取るように感じられます。
が、後半は急に雰囲気が、というより話の方向性が変わる感じでした。
特に百瀬との語らいと衝撃の公園での展開は…その感覚についていけませんでした。
前半に色々伏線らしきものもあったのに…

これは孤独な人を励ます本ではないでしょう。帯にはあるけど。
前半の誰でもわかる中学校時代の感覚のまま、
主人公が生活の中にある様々なことから意味を見、価値観を見、巻き込まれながらも
そこから学んで自分に変化を与えるような話だったらそうなったかもしれません。
でもそんな葛藤と成長の話ではありませんでした。

こないだの新聞に川上さんの特集記事があって、その中で川上さんはヘヴンについて
「いじめの酷い描写があるけど、そこで
 うわ、ひどいな、何でこんなことするんだろうと
 読み手に考えさせられれば狙い通り」みたいなことを仰っていました。

善悪について一考するための小説で、万事解決ではない。
だから登場人物たちのラストはああなったんだと思います。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.99
(3pt)

良くも悪くも題材なのかな

今日1日で読みきって、その後今までここのレビューを読んでいました。
読み終えたときの感覚と帯から受ける印象に大分差があったので…。
小説を読むのが久しぶりな私の本に対する感覚は
世間とずれてんじゃねぇかと思いましたが
レビュー読むとそんなこともなく。

いじめの現状を扱ったドキュメントっぽいものではなく
あくまでいじめは題材で、テーマは別でした。
半分ぐらいまでは2人の手紙のやりとりや登場人物の行動、心の動きの描写に
中学生独特の未熟さ、青臭さが蘇るようで、
この時分で起こるいじめの加害者、被害者の心境も手に取るように感じられます。
が、後半は急に雰囲気が、というより話の方向性が変わる感じでした。
特に百瀬との語らいと衝撃の公園での展開は…その感覚についていけませんでした。
前半に色々伏線らしきものもあったのに…

これは孤独な人を励ます本ではないでしょう。帯にはあるけど。
前半の誰でもわかる中学校時代の感覚のまま、
主人公が生活の中にある様々なことから意味を見、価値観を見、巻き込まれながらも
そこから学んで自分に変化を与えるような話だったらそうなったかもしれません。
でもそんな葛藤と成長の話ではありませんでした。

こないだの新聞に川上さんの特集記事があって、その中で川上さんはヘヴンについて
「いじめの酷い描写があるけど、そこで
 うわ、ひどいな、何でこんなことするんだろうと
 読み手に考えさせられれば狙い通り」みたいなことを仰っていました。

善悪について一考するための小説で、万事解決ではない。
だから登場人物たちのラストはああなったんだと思います。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.98
(3pt)

引き込まれはするのですが・・・

辛い状況にあり、何が支えとなるのか、何が支えになっていたのか?

ラストはたしかに衝撃です。
テンポも良く読みやすく感じたのですが、
軸としているものが見えず、モヤモヤと終わってしまいました。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.97
(3pt)

引き込まれはするのですが・・・

辛い状況にあり、何が支えとなるのか、何が支えになっていたのか?

ラストはたしかに衝撃です。
テンポも良く読みやすく感じたのですが、
軸としているものが見えず、モヤモヤと終わってしまいました。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469
No.96
(5pt)

悪魔的にして超リアルな百瀬と主人公の対話は必読!

斜視。日々見つけられる、気まぐれな「苛めの新しいたね」。「どれだけ考えてもけっきょくどうすればいいのかはわからな」い「なにをしても間違っているような気が」する中学生の日常。身近に同じような苦しみを抱える人がいるので、読んでいて胸が痛んだ。教室の中での苦しみがこんなふうにリアルに書かれていることに強い痛みを感じ、作者の持つ創造力の強度に圧倒される。
 コジマは、ドストエフスキー文学に出てくるユロージヴァイ(聖なる白痴とも言うべき存在、魂とは逆に肉体は不潔なことが多い)みたいな存在で、ちょっと図式的に過ぎる人物だと思ったけれど、「僕」と美術館に「ヘヴン」という絵を見に行って、その絵を見ないで帰る夏の一日は、悲しい作品の中で、キラキラしている大切な場面だ。もちろん、ラスト前の雨の公園の場面は圧巻。
 しかし、最もすごいのは160頁から180頁までの百瀬との対話だろう。ドストエフスキー風の悪魔的な人物のように描かれる百瀬って、実は今の中学生の多くの発想そのものを語っている。普通は言語化されないが、苛める側のあまりにもリアルな実感。もう、子どもたちはここまで追いつめられている。全ての苛められている中学生とその家族に読んでほしい場面だ。いや、文学を愛する全ての人に読んでほしい。
 百瀬を造詣しただけでも、川上未映子は21世紀の文学の旗手だと思う。今後が最も楽しみな(最も怖い?)作家のひとり。
ヘヴン Amazon書評・レビュー: ヘヴンより
4062157721
No.95
(5pt)

悪魔的にして超リアルな百瀬と主人公の対話は必読!

斜視。日々見つけられる、気まぐれな「苛めの新しいたね」。「どれだけ考えてもけっきょくどうすればいいのかはわからな」い「なにをしても間違っているような気が」する中学生の日常。身近に同じような苦しみを抱える人がいるので、読んでいて胸が痛んだ。教室の中での苦しみがこんなふうにリアルに書かれていることに強い痛みを感じ、作者の持つ創造力の強度に圧倒される。
 コジマは、ドストエフスキー文学に出てくるユロージヴァイ(聖なる白痴とも言うべき存在、魂とは逆に肉体は不潔なことが多い)みたいな存在で、ちょっと図式的に過ぎる人物だと思ったけれど、「僕」と美術館に「ヘヴン」という絵を見に行って、その絵を見ないで帰る夏の一日は、悲しい作品の中で、キラキラしている大切な場面だ。もちろん、ラスト前の雨の公園の場面は圧巻。
 しかし、最もすごいのは160頁から180頁までの百瀬との対話だろう。ドストエフスキー風の悪魔的な人物のように描かれる百瀬って、実は今の中学生の多くの発想そのものを語っている。普通は言語化されないが、苛める側のあまりにもリアルな実感。もう、子どもたちはここまで追いつめられている。全ての苛められている中学生とその家族に読んでほしい場面だ。いや、文学を愛する全ての人に読んでほしい。
 百瀬を造詣しただけでも、川上未映子は21世紀の文学の旗手だと思う。今後が最も楽しみな(最も怖い?)作家のひとり。
ヘヴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ヘヴン (講談社文庫)より
4062772469