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ファーストラヴ
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ファーストラヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 21~40 2/5ページ
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とても文章が上手く詠みやすい。自分の実年齢と離れた若い女性、しかもモデル並みの美貌を持ち父親が高名な画家という別世界の人物の犯罪を取り上げながら、臨床心理士の由佳(30代?)を語り手にしたことが成功している。由佳自身は平凡な女性ながらも実の母との間に心理的葛藤を抱え、また誠実で優しい夫に隠していることがある、という設定で物語が進むので、由佳に肩入れしながら読むことができる。画家である父親を刺殺したとされるカンナは虚言壁があるうえ、何かを隠している、あるいは肝心なことを由佳の義理の弟である弁護士にも言わない。そのため、カンナの本心、カンナと父、あるいは母の間に実際は何があったのか、カンナ一家の隠れた人物像、家族像を突き止める家庭がミステリーとなっている。筋立ては面白く、映画化も納得なのだが、最後については賛否が分かれそう。そこがこの作品の優れたところでもあるとは思うが、このタイトルは結局何だったの、と肩透かしを食わされてがっかりする人も一部にいるかも。 | ||||
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センセーショナルなようでいて、実は思いの外多いかもしれない性虐待やネグレクト、毒親の問題について取り扱っていて、意欲的な作品だと感じた。臨床心理士の活動や法務関係のことはあまり分からないのだけれども、興味深く読んだ。ただ、根本的なところで疑問が残る。①子ども時代に男たちの目に晒される恐怖をトラウマとして持っている女性が、いくら意識下に閉じ込めているとはいえ、女子アナになることを希望するものだろうか。言葉で表現できる能力が優れていることは、ストーリーの展開上必要だとは思うが。②臨床心理士をはじめとする心理系カウンセラーになりたい人の中には、自分自身、愛着や発達の問題や心の傷を負った経験を持つ人がいることは知っているけれども、由紀がこれほどの痛みを抱えながら、この事件に出会うまで自分の傷に気がついていなかったということも信じがたい。大学院での実習中やその後に職についてからのトレーニングでも、気づくきっかけがあるはずで、それが無かったというのは随分鈍感なのではないかと感じた。また、ラジオ番組に出たり環菜の事件を本にするという企画に乗ったりするというのも、由紀のキャラクターには合っていないように感じる。でも、物語全体としては面白く読めた。 | ||||
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知らない世界など、自分だけでは経験の出来ないことを知れた気がする。人の心を感じようとした時に、それぞれのいろんなバックグラウンドがあるんだと改めて認識出来た。 | ||||
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映画の予告を見て原作に興味が湧き購入しました。色々な感情を丁寧に表現しており、引き込まれてしまいました。 | ||||
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綺麗な状態で、大変満足です。 | ||||
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親から受けた心理的虐待は、素直に愛情を表現できないという後遺症となって、孤独を選択することで心の均衡を保とうとしがちだ。 普通に愛情ある家庭で育った人にはなかなか理解しにくい心の癖のようなものだ。そんな癖を持つ者同士が出会い惹かれ合った時、二人に待ち受ける未来は、どういったものだろうか? タイトルに込められた作者の思いを読み取るには反芻する必要がありそうだ。 | ||||
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裁判が始まるまでは恐る恐る読んでいましたが裁判が始まるところから最後までは一気に読みました。映画公開が待ち遠しいです。 | ||||
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作中に 「自分の社会的な立場だったり、家庭のことを考えての判断でしょう」 家庭、と今度こそ環菜は呆然としたように反復した。 という一節が出てくるのですが、ここの「反復」という言葉の使い方に違和感があります。「反復」というのは同じことを何度も繰り返すこと、という意味で、この場面のように一つの言葉を一回だけ鸚鵡返しに言う場合には用いるのは少し変じゃないでしょうか? それとも私の感覚がおかしいのでしょうか。日本語に詳しい方に教えていただきたいです。 | ||||
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真実が知りたくて、一気に読んでしまいました。でも、自分には想像もつかない場面や感情ばかりで、全てを読んでも彼女をちゃんと理解することはできなかったです。 ただ、こうやって苦しみに蓋をしている人がきっと沢山いるんだろうなと感じました。非常に心が動かされた作品でした。 | ||||
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この作家さんの本は、「ナラタージュ」で初めて読み、それから読み続けています。 今作もやはり、心に傷を負った人々が何人も登場します。 そして、読み続けて行くと、彼らの後ろには、彼らを傷つけた人達を感じ、ヒリヒリと心が痛みます。 この小説を法廷ものと捉えるか、心に傷を負った彼らの再生の物語と取るかで、印象はかなり変わるように思います。 私は後者として読みました。 小さい頃の傷は気づかないところで自分を苛んでいきます。 環菜のようにその事を思い出したくなくて記憶から消そうとしたり、代替え記憶のように書き換えてしまう事もあります。 また、自己評価が低くなり、自分を傷付けるような行動も多く見られます。 自分が悪い、だからあんな事が起こったんだ、全部自分の責任だ、と自分を責める事も多くなります。 自分を愛してくれる人を求めて、それが身体の関係だけでもすがりついたり。 自分を愛して、と心が叫んでいるのです。 そんな登場人物達が、事件を通して昔の自分と向き合い、記憶を取り戻し、再生していく過程は読み応えがありました。 心の傷は癒えて行きますが無くなりはしません。 その傷と折り合いをつけて本当の自分と向き合う事で前を向いて生きていけるんだ、とこの小説は伝えていると思います。 | ||||
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有難うございました。 | ||||
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島本理生さんの作品は初めて読みましたが、読みごたえがあり、大変面白かったです。 若い娘の傷ついた心の内面まで、踏み込んで描写されたサスペンスで、最後まで一気に読みました。 | ||||
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「父が包丁に刺さった」という娘の言葉を信じなかった母親。家出した娘を追い返してしまった祖父母。私の言葉は伝わらないと何度も絶望を感じたに違いない。それでも最後の彼女の言葉は周りの胸を強く打つ。 | ||||
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主人公の臨床心理士と、父親殺しの被疑者が、次第に心を通わせて、最終的に被疑者が真実を打ち明ける点が物語のポイントになっている。ただ下された判決は重く、執行猶予付きでもよかったのではないかと思う。 | ||||
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タイトルのファーストラブの対象が誰なのか? 心理学者か犯人かどちらの初恋なのか、それとも両者の事なのか よくわからなかった。だからファーストラブだという事件とのかかわりは? という疑問が残って、しっくりこなかった。 | ||||
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88歳の母がNHKの番組で島本理生さんのインタビューを見まして、直木賞受賞作が読みたいと申しましたので送りました。1度読んでもなかなかよく分からなかったので、3度読んで自分の知らない世界のことが書いてあって非常に面白かったと感想を言っておりました。もっと島本理生さんの作品が読みたいと申しますので、「ナラタージュ」を送ったところです。竜田信子 | ||||
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テレビドラマを見てから読みました。とても考えさせられる内容でした。直接手をくださなくても、人を深く傷つけることがあることを改めて感じました。幼い頃から辛い思いをした人が幸せになれるようにと願います。 | ||||
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よい | ||||
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とても興味深く、一気に読んでしまった。 少女時代に大人からむけられる視線に、訳の分からない不快感を持った経験のある女性は多いと思う。 見た目が大人びていても子供は子供なのに過度な期待をする大人は沢山いる。 性虐待や被害者というものの概念を知ることができる良い作品だと思います。 ただ、ミステリーとして読んだ人は拍子抜けするかもしれません。 | ||||
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一人暮らしででかいテレビがあって自分だけでゆっくり見られるなら22日のBSプレミアムを録画して見るけど、そうじゃなきゃな、 老眼。 | ||||
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