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粘膜探偵



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【この小説が収録されている参考書籍】
粘膜探偵 (角川ホラー文庫)

粘膜探偵の評価: 3.64/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

作者独特の"生理的嫌悪感"が薄い淡泊な出来の凡作

「粘膜」シリーズの待望の新作だが、やや異色作という印象を受けた。時局もナムール人が出て来る所もこれまでと同一だが、読者に耐え切れない程の"生理的嫌悪感"を抱かせる作者の特徴がやや影を潜めた感がある。

それもその筈、本作の主人公は"特別少年警邏隊"に所属する少年で、前半は、作者らしい描写こそあるものの物足りなく、何か「少年探偵団」の様な趣きで、むしろ、ユーモアやパロディを意識している感さえある。

後半、少年を取り巻く大人達の醜悪な思惑の暴露やナムールの神話を用いて、禍々しさや呪術風味を出してはいるが、やはり物足りない。作者としては作風の進化を目論んだのかも知れないが、作者独特の"生理的嫌悪感"を味わいたい私の様な読者にとっては淡泊な出来に映った。
粘膜探偵 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:粘膜探偵 (角川ホラー文庫)より
4041007577

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