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殺人の花客



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殺人の花客の評価: 4.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ドラマを見てから小説を読んだものの。

片岡鶴太郎主演のドラマ「殺人の花客」の再放送を目にして、一気に引き込まれたことから、改めて小説を読んでみた。

森村誠一氏の文体は堅い印象で、小説として読むとやや冗長な作品が多く見られる。しかし本作は割とそういうこともなく、読みやすかった。

本作でもホテルマンの経験を持つ、森村氏らしい展開から事件が幕を開ける。そしてタイトルの花客というのは洒落なのだろうが、これが事件解決の大きな手掛かりになった。犯人からしたら「招かれざる客」としか言いようがない。

文体の話は先ほどに記載したが、追加でやはり気になったのは、事件の内容やトリックなどがあまりにも都合が良すぎたり、偶然が重なり過ぎるといったことが森村氏の小説には多い。本作の幕開けとなる事件もそんな内容である。この点が申し訳ないが、他のサスペンス小説より一段劣ってしまうかなと残念に思う。

また小説よりも正直なところドラマ版の方が面白く、森村誠一氏の作品は映像化と相性が良いのだろう。
文章の回りくどさや、都合の良い構成も、映像ならさほど気にならないからだと感じた。
殺人の花客 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の花客 (角川文庫)より
4041753791

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