■スポンサードリンク
殺人の花客
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
殺人の花客の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
片岡鶴太郎主演のドラマ「殺人の花客」の再放送を目にして、一気に引き込まれたことから、改めて小説を読んでみた。 森村誠一氏の文体は堅い印象で、小説として読むとやや冗長な作品が多く見られる。しかし本作は割とそういうこともなく、読みやすかった。 本作でもホテルマンの経験を持つ、森村氏らしい展開から事件が幕を開ける。そしてタイトルの花客というのは洒落なのだろうが、これが事件解決の大きな手掛かりになった。犯人からしたら「招かれざる客」としか言いようがない。 文体の話は先ほどに記載したが、追加でやはり気になったのは、事件の内容やトリックなどがあまりにも都合が良すぎたり、偶然が重なり過ぎるといったことが森村氏の小説には多い。本作の幕開けとなる事件もそんな内容である。この点が申し訳ないが、他のサスペンス小説より一段劣ってしまうかなと残念に思う。 また小説よりも正直なところドラマ版の方が面白く、森村誠一氏の作品は映像化と相性が良いのだろう。 文章の回りくどさや、都合の良い構成も、映像ならさほど気にならないからだと感じた。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!