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(短編集)

少女を殺す100の方法



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【この小説が収録されている参考書籍】
少女を殺す100の方法
少女を殺す100の方法 (光文社文庫)

少女を殺す100の方法の評価: 2.42/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

悪趣味で内容が薄い

14歳の少女が殺される短編が五本収録されている。
『少女教室』は女学校のクラス全員が殺される。顔は見分けられないほど潰されている。21人のクラスだが、死体は20個しかない。
残る1人が犯人なのか。いい加減で乱雑な話だが、いちおうミステリらしい骨格を持っていて、そこそこ楽しめる。
『少女ミキサー』は極限状況のサバイバル。嫌な話だが、展開に意表を突かれた。これが最も好きかな。
『「少女」殺人事件』ベタなメタミス。
『少女ビデオ』悪趣味きわまりない。単に汚いだけで、たとえば馳星周や平山夢明のようにこちらの魂が黒く染まるような暗黒風味は、ない。薄っぺらいのだ。結末は意外性があった。
『少女が町に振ってくる』無責任すぎてついていけない。

後半三本は、正直いって書店で売るレベルではない。「教室」と「ミキサー」がわりと気に入ったので、評価は普通にしておこう。
でも作者はこれ一冊で充分だな。
少女を殺す100の方法 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:少女を殺す100の方法 (光文社文庫)より
433479128X
No.1:
(3pt)

何とも言えない特異な世界

過去の作品では、特殊で独特な設定のもとで、それを上手く絡めた精緻なロジックに定評があるような著者の全5作の短編集。

読み手によっては受け入れ難いような描写もありますが、一応ミステリー的な謎解きもあります。しかしながら、鬼畜系で薄気味悪い世界観の力が圧倒的であるため、それも霞んでしまいそうです。

「少女ミキサー」と「少女が町に降ってくる」が、著者が作るグロテスクな状況と論理が融合されているかなと思います。
少女を殺す100の方法 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:少女を殺す100の方法 (光文社文庫)より
433479128X

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