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蹴りたい背中
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蹴りたい背中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 1~20 1/6ページ
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若き才能溢れる作品であると思います。 応援してます。 | ||||
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文學界5月号(2024)の特集で久しぶりに綿矢りさを見た。若い頃の感じでそのまま歳を重ねたようだ。 懐かしく思い、この芥川賞受賞作を読んでみたが、当時まだ10代だった彼女がこの作品を作ったことに驚きを覚える。また、若くして才能を発揮した場合、その後消えてゆくことも多いと思うが、今も活躍されているのは嬉しいことだ。できれば、60代や70代になっても書き続けて欲しい。 この小説に出てくる”にな川”とはおそらく”蜷川”と書くのだろう。彼のようなアイドルオタクは今は珍しくないが、当時はどうだったのだろう? おそらく、当時は”推し”という文化もなかったはずだ。 男子の背中を蹴りたくなる女子の感情とは如何なるものなのか? 62歳の男性である私には皆目見当が付かないが、この作品は一気に読ませてしまう面白さがあり、やはり、才能というものは選ばれた人に天が与えるものなのだろうと、実感した。今後も面白い作品を書き続けて欲しいと願う。 | ||||
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この小説は、自分が初めて本を好きになったきっかけになった作品です。 それまで、自分は本なんて好きではなく、小説自体全部読むのは無理だな、と思っていました。 そして、ボクのおかんから、「あんた、これでも読んだら?」と、手渡されたのが文藝春秋でした。 当時の綿矢りさ先生は、はっきり言ってルックスも実力もあり、まぶい文学少女でした。 今考えると、色々な事情や事件めいた事もおありだった模様ですが、現在は落ち着かれ・・・。 この芥川受賞作は、初美とになの、微妙な心の距離が描かれており、 スカートをめくるのではなく、もといページをめくるのが本当に楽しい時間でした(笑) そして、ビギナーの方(自分もですが)には、「インストール」辺りから読むと本というものの楽しさが、分かると思いますよ。 自分の人生をいい意味で、骨抜きにさせられました。 これからも、綿矢先生の並々ならぬご活躍を、お祈り申し上げます。 | ||||
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主人公のハツの気持ちが理解できたし、私は未だにそんな生き方をしている1人かもしれないと思った。 ハツの、にな川の眼差しと狂喜じみた行動を見つめてしまう気持ちはなんなんでしょうか。分かるようで表現しづらいところが好きです。 ハツのこと、私は好きです。 | ||||
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知人の日記→面白い 見ず知らずの人の日記でしかも作り話→意味が無いからつまらない そういうふうな判断基準で、この作品は後者側である。しかし、つまらない話の土俵で戦っていながら、表現が洗練されてるせいで退屈しない。 小説をこういうふうに評するのが正しいかわからないが、頭が良くてかわいいアイドルみたいな感じの本 そういう子に低評価付けたいとは思わないでしょ(洗脳済) | ||||
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似た世界観の韓流映画をみつける、??? ちょっと気の強い美少女が朝鮮戦争の平気として、開発された狼少年と出会う、彼の知能は動物並みだが、身体能力は異常、喋れない、興味は食欲だけ、しかし、少年は少女に純愛をささげる、タイトルは 私のオオカミ少年 プラムビデオでやつてます、 | ||||
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中学から高校への進学を舞台にした人間関係のお話です。 自分に素直なろとしつつ自分の本音に気づいていない感じの主人公ハツをちょっと大人びてきた中学からの友人である絹代を通じて描かれています。 そういれば高校時代にこんな感覚あったな、思い切って行動していたらどうなっていたのかなとか、ちょっと懐かしく感じました。 今の人間関係が苦手なのはまだ高校の時からあまり成長していないからなのも知れませんね。 | ||||
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おもしろかった。また読みたいと思う。 綿谷りさには抜群に文才がある。下手な純文学を読むならとりあえず綿谷りさを読んでおけと言いたい。 | ||||
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この方の良い所は今の若者の存在感で飾らない言葉の謙虚さで文学を創作できるところでしょう。 年齢的に、この先変化も考えられるが相変わらず若々しい文学であるというところが芸術家として魅力的な女性を代表するのが綿谷りささんというのが変わらなければ価値は変わらないであろう。 | ||||
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知り合いの方に薦められて読んでみました。高校生の暗黙のルールがあり、そのルールの外にいるハツとにな川の恋愛感情とも言えない二人の不思議で素敵な関係が素晴らしく描かれていた。にな川の好きなモデルオリチャンを見ているにな川の事が好きというハツの心情に、自分のとは違う十代の物い語だったけれど、何故か共感できた。 | ||||
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思春期に関わらず誰もが持っている、「わかって欲しいけどわかられたくない気持ち」を思い出します。 (高校のときに突然部活を辞めた自分の経験を思い出しました) 振り向いてくれない気になる人。どこか空虚で生ぬるい世間。ツッパッてしまう惨めな自分。そんなものに「蹴り」を入れる衝動が弾ける作品。 | ||||
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クラスでは中学校からの友人、絹代と話はするものの高校生になってからは距離感に変化が。クラスの中心には行けない。いや、行かない初美。でもクラスを観察して羨望のような軽蔑のような気持ちで一人でいることを選んでいる。部活でも同じように。スクールカーストでどの役割にいた人でも共感できる感覚を呼び起こされて、胸からジワジワと脂汗のような思いが染み出てきます。見えてくる景色は違えど私達それぞれの学生生活がリアルに蘇ってきます。 私は男性だし現在40代。それでも女子高生、初美の蹴りたい気持ちに異常に共感してしまい。胸がざわざわとしました。恋や愛でもなく、いじめたいわけでもない。”蹴りたい”気持ち。私は女性を蹴ろうとは思わないけど、手や言葉で強く突き飛ばしたい。それは決して憎悪でもない。読んでいくと初美の感覚に私は異常にリンクして。胸が変にドキドキとしました。 あなたはどうでしょうか?是非追体験してほしいと思います。 ページ数が140ページで文章も平易なので読書習慣のない方や、久しぶりの読書におすすめです。 オススメの方 1.現役高校生の方。 2.久しぶりに小説を読む方。 3.最初に芥川賞を読む作品を探している方。 | ||||
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自分はあまり本を読む方ではないが、この本はスラスラと読めた。主人公の心の動きの描写がとても個性的で、繊細な作品だと感じた。読んだあと、こちらもむず痒くなるように感じるのは、その心情描写の上手さ故であろうか。青春の一ページを違った立場から見ることができるステキな作品。 | ||||
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当時19歳の綿矢りささんが書いた青春小説。 どこにでもいそうな「長谷川」と「にな川」の日常を淡々と描いています。 周囲に馴染めない変わり者同士。 だけど、どこか違う人間。 孤独、執着、満たされないなにか…… 意外とどこにでもいそうな二人。誰の中にもありそうな感情が綴られてるように思いました。 若い子にも何か感じられる部分があるかも? 大人になってもたまに読んで自分を見つめ直したくなるような作品です。 読み終えて、物語の全体が平凡、大きな事件が起きるわけでもないからこその気持ちが生まれました。 | ||||
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綿矢りささんの作品は初めて読みましたが、感情を表現する言葉のセンス、書き方が好きになりました。(冒頭の「さびしさは鳴る」など。) タイトルにもある、背中を蹴ると言う行為も自分より立場が下の、好きでも嫌いでもない、でもなぜか気になる存在に対する言葉では言い表せない感情を表しているのかなと解釈しました。 | ||||
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思春期特有の、「周りと比較した自分」から始まる感情をとてもうまく表現しているように思う。 周りと合わせることに違和感を感じる主人公、周りと合わせることをしない人物にながわ、自分を殺してその他大勢に合わせる主人公の幼馴染。 主人公が、周りに合わせるように生きているクラスメートを見下し、また周囲の人間に興味のないにながわも見下している、そしてそんなことを考えている自分も見下している。この何とも言えない思春期特有の気持ちをうまく、ストレートに表現できているのが本書だと思う。 | ||||
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思春期のあの頃… 若いってことは無茶だ。 人は同時にありとあらゆる可能性を脳内で試行錯誤しているのだから蹴りたいと思うことだってあるだろう。 だが、実際に蹴る奴はいない。 …蹴ってしまう。 その感性が素晴らしい。 俺なら、蹴ったあと我慢できそうにない。 自分でも大ウケ、相手の間抜けさもウケる、相手も何で蹴られる、めちゃくちゃウケる。 どの立ち位置に瞬間移動して入れ替わっても爆笑。無理っす。ストーリーおかしくなるからぁ。 こんなに笑ったの久々。 キミら、役者じゃね。 . | ||||
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この痛さを理解できる人は強い | ||||
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とにかく美しい小説 | ||||
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よくある高校生活の中でクラスの余り物である「私」と「にな川」の関係や、「絹代」の存在。恋愛や、いじめ、事故、事件などなにも無いのに心が揺さぶられる作品でした。 | ||||
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