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この世の春



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この世の春の評価: 3.83/5点 レビュー 103件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全103件 21~40 2/6ページ
No.83:
(4pt)

面白い題材と展開、だがやや冗長

関東の小藩北見藩で藩主が「押込」される。「押込」とは、臣下のものによって無理やり隠居させられること。藩主北見重興は、名君と呼ばれた父成興の跡継ぎとして周りにも期待されて藩主になった明るい
聡明な若者であった。だが、時折発症する精神的な病、今でいう多重人格者としてその任にあらずとされ
てしまう。彼に取り立てられた御用人頭伊東成孝は権勢を欲しいままにしていたが捕らわれ獄門に繋がれ
る。なぜこの聡明なはずの藩主が、気の病になったのか。それを探ることになったのが、同じ藩で働いて
いた父を持つ各務多紀。老家臣の石野織部や従弟の半十郎などの助けを借りながら、真実に迫っていく。
昔起きた少年たちの失踪事件など謎はどんどん深まっていく。わくわくするオープニングと展開だ。宮部ら
しく人物描写も巧みである。時代物には珍しくサイコミステリーという分野に取り組み、多重人格者や性的幼児虐
待などという現代的なテーマを掘り下げていく。ここらへんの展開の巧さは流石である。ただ、特に終盤近く
になると話がやや冗長になり、くどくなる。北見重興と父の関係などを掘り下げるのはもちろん重要な展
開だが、ちょっとくどすぎて面白味がなくなってくる。文庫3冊のボリュームではあるが、この冗長さを省くこ
とで上下2巻ほどにおさまるようにも思う。面白い題材だけに、後半の「たるみ」(と私には思える)がや
や残念ではある。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.82:
(4pt)

きれいでした

早いご対応でした。
気に入った作家の本は新品を購入していましたが、思いきって中古品を購入してみました。思っていたより綺麗な状態でかつ、お安く購入して良かったです。ただ、送料の方が高く微妙な気分になりました。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.81:
(5pt)

とても面白く一気に読みました。

面白かったです!
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.80:
(3pt)

盛り上がりが・・・

新潮文庫で女性に売れた本1位ということで期待したのですが、不完全燃焼でした。
上巻はモヤっとした感じで話が進みます。中巻の後半でグッと話が盛り上がるのですが、下巻でまた「モヤっ」に戻ってしまいます。起承転結の「結」がダラダラと続く印象でした。残念ながら私は読み深めることができませんでした。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.79:
(5pt)

どんどん読める

安定した面白さ。3巻ものだけど、あっという間に読んでしまった。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.78:
(3pt)

ファンにはお勧めかも

宮部さんの時代ものは好きですが、本書は結構疲れます。理由は①当時の専門用語が多い②普段使わない漢字が多い③登場人物が多いの3つです。内容については、展開がゆっくりで上巻の最後でやっと本筋が見えてくるので、時間をかけて読む人向きです。(ストーリーは面白い)
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.77:
(4pt)

宮部みゆきの時代小説を読んだことのない人にもおすすめです!

宮部みゆきさんの筆力で、グイグイと作品の世界に引き込まれていきます。宮部氏の時代物は初めてでしたが、意外な展開に時を忘れて読み耽りました。スリリングかつ切なさのある作品です。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
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No.76:
(2pt)

残念です

乖離性同一性障害を患った経験のある者として言うと、わりとリアリティはあったかなと思います。
ただ、その人物の造り込みに引っ張られすぎて、物語そのものや、他の登場人物の造形が、かなり薄っぺらくなってしまったような気がします。
さすがはページターナー、一気に読みましたが、あとに何か残ったかと言われると…。
「ぼんくら」シリーズの「おまえさん」みたいに、善人も悪者もいきいきと描かれている作品には、遠かったかなという印象です。期待して読んだだけに、残念です。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.75:
(3pt)

現実味が薄い

霊的表現は悪くはないが現実味が薄く、繰り返し同じ表現が多くダレてくる。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.74:
(5pt)

登場人物に惹かれる

ごめんくださいまし、ごめんくださいまし…で始まる文頭から宮部時代劇ミステリーの沼にどっぷりハマる。現代ミステリーでは、もはやありがちのモチーフ、ストーリー展開と言えるのかもしれないが、つるつると読める文章と魅力的な登場人物、そして江戸という時代設定が異次元の世界観に誘ってくれた。何ともおぞましい親殺しの闇を暴きお館様の心を救い出そうと奔走する人々の役回りと人物像が丁寧に描かれていて、そして皆とてつもなく優しい。猟奇的な展開であるのに何故か穏やかでほっこりとした心持ちでいられたのは、五香苑に勤める者達のおかげである。ちなみに、私の推しはおごうである。五香苑といえば、この湖畔に佇む別邸の描写も美しい。長閑な山間に時折轟く雷鳴が物語に緊張感を加える。下巻はほぼ伏線の回収にあたり意外な展開とまではいかないが、逆にモヤモヤとした引っかかりもなく爽快感に満たされた。そして、恥ずかしながら難読漢字がいくつかあり度々辞書を引くという学になった作品でした
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
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No.73:
(4pt)

宮部みゆきさんだからこそ

他のレビューでもありましたが、
物足りない感じがしました。

宮部みゆきさんだからそう思えるのでしょうね、
他の作家さんが書いたのなら評価が高いと思い
ます。
でも、宮部さんらしい作品でした。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.72:
(5pt)

よいです

素晴らしいです。感動しました。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
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No.71:
(4pt)

おとぎ話を読んでるみたい

最近の宮部さんの作品はつまらないです。おもしろくないのではなくて、ワクワクとページをめくりたくなるようなスピード感?火車のときのような衝撃が伝わってきません。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.70:
(4pt)

読み応えあり。

展開が気になる作品。一気に読める。
説明が長くて早く先に行きたいけれど、後から大事になってくるので、読みにくい所は理解しながら読みました。時代ものだけど、現代に起きることを江戸に置き換えてる感じ。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.69:
(5pt)

さすがです。

文句なしでした。途中で休むことなく上中下を一気読みです。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.68:
(3pt)

漫画チック

面白いけど、基本的に漫画。
するすると読めて後には残らない。
もう少し深掘りした話を読みたかった。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.67:
(5pt)

連続少年殺人事件

相変わらずの、饒舌、超長編だが、御家騒動に、サイコミステリーが絡んで、面白く、いっき読み。なかなかの作品に。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.66:
(4pt)

わくわく最後まで

上・中・下 最後まで一気読み
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X
No.65:
(4pt)

多重人格もの?!それともオカルトもの?!などと期待させる上巻です

宮部みゆきの時代物は、実のところ現代ものよりもその設定と限界の制限があって読みやすく面白い。今回も出戻り娘の主人公の心理を前提にして、男たちの諸問題を上手く捌いていくところは現代的に過ぎるが、作者好みのかわいい子供たちもうまく配置されて、これがドラマ化されたら誰が演じるのかなあ、などと勝手な想像をしながら読めるところがよい。
この世の春(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(上) (新潮文庫)より
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No.64:
(5pt)

陰惨で血生臭い内容をハッピーエンドで終わらせる宮部みゆきの優しさ

この小説を読み始めたとき、なぜこのタイトルなのか、と不思議に思った。中巻まで読んでも、男児の性的陵辱と惨殺・父親殺しなど陰惨で血生臭い内容と結びつかなかったのだが、ラストまで読んでようやく納得。素直にヒロイン多紀の幸福を祝福する気になった。

 物語の中核にある多重人格に重興が陥った理由と、彼を治療する事によってさまざまな謎が徐々に明るみになってゆくのが読み所だったが、その過程で重興と多起が互いに惹かれてゆき・・・と言う恋愛要素が宮部作品では珍しい。が、心に傷を負った重興が同じように辛い経験を持つ出戻りの多起だからこそ、心を許すことが出来た、と言うのは良識派の宮部みゆきらしい描き方だったと思う。数多い登場人物も生き生きと描かれて、陰惨な話なのに読むのが苦痛ではなかった。  賛否あるだろうが、最後のハッピーエンドに宮部みゆきらしい優しさを強く感じる作品だった。
この世の春(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:この世の春(下) (新潮文庫)より
410136947X

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