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ホワイトラビット
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ホワイトラビットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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どちらかと言うと私は“伊坂作品”の初心者である。 だからか、はじめの数十頁がチンプンカンプンで、この作品を一度挫折している。 私は読んだことないが、この作品は『レ・ミゼラブル』にインスパイアされてるようだ。 それ故か、読者をナビゲートする地の文によって独特かつ自在に視点や場面が頻繁に切り替わる(その際の言い回しもユニークである)。 しかし、このようなやや複雑な仕掛けは著者の企みだとは思うが、良くも悪くもそれほど物語の世界観に引き込まれなかった点が個人的に残念だ。 映像化したら面白そうだなとは思った。 毎度読むたびに、あの手この手で楽しませてくれる伊坂さんの作品をこれからも読み続けようと思う。 | ||||
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始まりの部分で登場人物たちが出揃うのだが 誰が誰か整理できなくなり、その先が流し読みになってしまった。 あとがきで著者が、なんかいまいちな出来で申し訳ない、と言わんばかりのコメントを残していて、やっぱり好き♡、と思った。 | ||||
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複雑な人間関係や背景がラストに向けて結びついていくのはさすがと思った。ただ他作品ほどの「愛すべきクズ」を感じなかった。 雰囲気のあるメタ文体でご都合主義を正当化する(予防線を張る)場面が散見されて少し白けた。 | ||||
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無理くり感は否めないものの、作中人物に優しが感じられ、読んでいやな気はしない。 伊坂作品には独特なワールドを感じる。 | ||||
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文書自体は読みやすく、スラスラと進めることができたが、タイトルでどんな内容なのか惹かれた自分としてはあまりパッとしない印象です。 様々なバックグランドの人間が自身の身を守るために悪戦苦闘している姿にどのような展開になるか想像つかず、面白い展開になるような予感も感じさせましたが、期待以上とはならなかった気がします。 | ||||
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普通 | ||||
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AでBで、それからCなんだな…ふんふん。と思って読み進めていると、突然次のパートで ごろっと状況がひっくり返される。その繰り返しで、物語が進んでいきます。 最初は面食らっていましたが、そのうち、「おぉ、そうきたか」と面白くなってきて 気が付けばすっかり伊坂ペースに引き込まれています。 一方、冗長な言葉遊びのような、オヤジギャグスレスレの独特のノリが気にならないと言えば 嘘になります。このへんは持ち味でもあるところと思うので微妙ですが。 また、伏線回収やネタバラシが若干ご都合主義なのも気になるところですが、 伏線回収を端から放棄している作品も多いことを考えれば良心的なほうかなあと。 長短併せ持つ作品だと思うので、どこに惹かれるかまたは引っ掛かるかで 評価が別れそうです。 | ||||
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誘拐をビジネスとしている組織など(実際に存在しているのかもしれないが)やっぱり着眼点が斬新だなと思う。誘拐をスムーズに進める手順として被害者に冷静に説明する件など伊坂節というか、直感的に面白く感じれる。 泥棒の黒澤がとにかくスマートだ。泥棒は非道徳的だけど、黒澤みたいに臨機応変に冷静かつ的確に判断できる男になりたいものだ。それくらい黒澤はカッコいい。オリオリオこと、折尾がくどいほどにオリオン座をネタに警察側を翻弄させるのだが、こんなKYな奴がなぜ誘拐組織のお金を横領できたるのだろうという違和感がチリチリと頭の片隅に燻ぶっていたけど、最後の急展開で理由がわかるので結構スッキリもできる。 伊坂幸太郎おなじみのクロスカッティング技法(異なる場所で同時に起きている2つ以上のシーンについて、それぞれのショットを交互に繋ぐこと)は従来と比べて、今回は特に織り込んでいるように思えた。ついてこれない読者が続出したんじゃないのかな?もう少し時系列をシンプルに要約してもよかったかも。 | ||||
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まぁまぁ。。。心に残るものがなにもない作品。パットしない内容でした | ||||
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伊坂さんの作品は陽気なギャングシリーズが一番好きです。 10年ほど前に出会ってから、陽気なギャングシリーズを超える作品を期待して、 伊坂さんの作品を読んでいます。 今回の作品は皆さんのレビューが好評でしたので、Kindle版の発売日に購入しました。 最後まで楽しく読ませていただきましたが、夢中になって読み進めるというほどではありませんでした。 文庫価格になってからの購入で十分かなと思います。 | ||||
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私はデビュー当時からの作者のファンなのだが、国家論などを語り始めて一時期低迷していた頃は心配していた。それを(多分)「マリアビートル」で払拭して、最近は楽しんで読んでいたのだが、本作はスラスラ読めるものの微妙な出来。 1つの事件を複数の登場人物のエピソードと多視点とで描き、それらを巧みに繋ぎ合わせて大団円へと導くという構成は初期の代表作「ラッシュライフ」に似ているが、「ラッシュライフ」と比べて緊密度が低いのである。良く言えば伸び伸びと、悪く言えば野放図に書いているとの印象が強い。張り巡らした伏線を全て回収する手腕は流石だとは思うが、お手軽過ぎる感も否めない。また、「オリオン座」と「レ・ミレザブル」に関する薀蓄が本作のキーの1つとなっているが、その「レ・ミレザブル」よろしく、作中に作者が顔を出すという趣向(この結果、時系列をずらしている)も"遊び心"とも取れるし、読者への甘え(苦肉の策?)とも取れる。更に、レギュラーの黒澤を登場させているのはファン・サービスと言うよりは、泥棒でありながらも"正義漢"でもある黒澤抜きでは本作が成立しなかったためではないか。黒澤の"正義感"がなかったら、本作は物語になっていなかったであろうから。この辺も、黒澤の性格・技量を読者が知っているとの前提に立って作者が執筆している事が窺え、読者への甘えを感じさせる。 その一方、「オリオン座」と絡め、「宇宙より広いのは人の心」、といった前向きなメッセージをさりげなく織り込んでいる辺りは作者らしい爽やかさである。軽いフットワークを好む方にはお薦めの作品だが、個人的にはもう少し"芯のある"内容にして欲しかった所。 | ||||
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伊坂さんお得意の時系列をずらしながらの語りと最後にそれがすべてまとまっていく技法がふんだんに使われている作品です。 伊坂さんの作品は好きでほぼ全部読んでいますが、今作は構成が良くできているなーとは思いましたが、引き込まれる何かがなかったと感じました。 今作で取り入れられている狂言回しのおかげでストーリーが判りやすいとの指摘もあるようですが、ネタバレを先に読んでしまっているようでいまいちピンとこなかったです。 兎田のあまりにも短絡的な立てこもりや刑事の夏之目の激高シーンもいまいちぴんと来なかったです。 次回作に期待したいです。 | ||||
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『来た~』なんですかね、これほどで。 オシャレですよね、確かに。 伏線と回収、お手の物の感じで納得。 可もなく不可もなくを地で行った作品。 グラスポッパー、アヒルと鴨、ゴールデンスランバーの幻を追うのはやめようと思った。 バイバイ・ブラックバード、マリア・ビートルよ!永遠に~ 落胆のあまりの取りとめのないレビューで心底申し訳ないです。 伊坂ファンは是非、一読の上、ご判断を・・・ | ||||
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ふと、星新一さんの「気まぐれ指数」(←うろ覚え・多分そんなタイトルだったと思う)を思い出した。(あそこまでごちゃごちゃしてはいない) 小馬鹿にした様なこの語り口かなり好きw 自分的には脱線項目が多過ぎた オリオン座の話をされれば「説はあれど、最終的に『殺される』んだよねー」と、思い ジャンバルジャンの話をされれば「そう。全編間違いなく読んだ稀人なんだけど、頭に入ってるかと言えば結局「抄録」程度分しか入ってない」と、思い ファンチーヌの話をされれば「順番が間違ってたんだよ。どうせ身を売るとこまで行くんなら髪も歯も温存した方が楽に沢山稼げて、思わぬ展開もあったかもしらんのに」と、思い、 白ウサギの話をされれば「そうなんだよ。『や~い騙された~』とかさえ言わなきゃ、単に「上手くやった」の話なんだよね」と、思い、 つい「ギリシャ神話」と「レ・ミゼラブル」を引っ張り出し… 多分↑の行為は「腰据えて読み始めたら一気だ。勿体ないからゆっくり読もう」の裏返しなんだけれど… 集中切らして、戻った時に、逆に「あれ?何の話してたんだっけ?」で、前を読み返し… 勿体ながって余計に勿体ない読み方をした気がする。 「一気で堪能」をお勧めします | ||||
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