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屍人荘の殺人
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屍人荘の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全212件 81~100 5/11ページ
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Amazonで購入させていただきました。 著者の今村昌宏(いまむら・まさひろ)さんについては本書奥付によるなら、「1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は「このミステリーがすごい!」、<週刊文春>、ミステリーベスト10で第1位を獲得、第18回本格ミステリ大賞を受賞。続編に『魔眼の匣の殺人』がある」とのことです。 本書の帯には、「ミステリランキング驚異の4冠‼︎/シリーズ累計50万部‼︎/映画化!」の文字が踊っています。 ちなみに映画は帯によると2019年12月13日の金曜日から全国東宝系にて公開とのことです。 監督は木村ひさしさん、脚本は蒔田光治さん、出演は神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さんなどです。 本書の内容に踏み込みますが、ミステリ界のお約束としてネタバレは避けようと思います。 主人公は、葉村譲という平々凡々なミステリ好きの大学1年生です。 ミステリ好きのため、大学のサークルはミステリ研究会に入ろうと目論むのですが、そのサークルの体たらくさに呆れていたところ、明智恭介という男にミステリ愛好会に誘われます。 明智恭介もミステリマニアで、ミステリ好きが高じて子供じみた探偵稼業を営んでいます。 あるとき明智は、映画研究部が催そうとしている合宿に興味を持ち、参加を希望します。なぜなら、合宿こそ人がバタバタと死んでいくミステリの王道の舞台設定だからです。 はたして明智と葉村はその合宿に参加することになるのですが……。 ここから先はネタバレとなりますので控えさせていただきます。 いやあいい意味でヤられました。 半分ぐらい読んだ時点で、犯人はこの人じゃん、とぼくは思ったのですが、最後の最後のでどんでん返しがあって、ぼくが想定していた犯人は無実だったのでした。 とても面白くて巻を措く能わずだったのですが、そうですね、ぼくがいままで読んできた最高品質のミステリと比べると最後に得られる驚きとか感動が少し小さいかな、と思ったので星を一個減じました。 でも面白いですよ。ミステリランキング4冠も納得の一冊です。 ミステリ作家の有栖川有栖さんの「怪物的な傑作」という解説を含めて、全381ページと結構分厚いですが、一気読み確実です。 最後に上述した有栖川さんの「怪物的な傑作」からの引用をして擱筆したいと思います。 「今村昌宏の『屍人荘の殺人』は、驚異の新人による衝撃のデビュー作である」(p.373) 「『屍人荘』がメディアミックス抜きで半年間のうちに十万単位の読者を獲得したのは<事件>と称していい」(p.374-375) 「鮎川哲也賞の贈呈式に出席した際(本作はその直前に読了した)、私は今村さんに初対面の挨拶をした後、「十年に一本の作品」と感想を伝えた。興奮していたので、何をしゃべったか正確には記憶していないが、「見事なトリックが炸裂するだけではなく、全体の構築性が圧倒的に高い。あなたは本格ミステリの素晴らしい書き手だ」というのが一番言いたいことだった」(p.379) オススメです。 秋の夜長に読書でもどうでしょうか。 | ||||
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奇をてらっているようで実際は王道のクローズドサークル系です。綾辻有栖川系統が好きならぜひ | ||||
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賛否両論あるレビューですが、わたしは久々にヒットです。裏面の「しかし想像だにしなかった事態に見舞われー」が、ミステリーとは別の、本当に想像だにしなかったダイナミックな事態で、一気読みでした。夜寝れなくなるくらいドキドキしました。 | ||||
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私はハードカバーの方と続編の魔眼の匣の殺人を読んだ今村さんのファンです。文庫版がまた出たのでもう一度読みましたが中々楽しめました。この作品の魅力はある状況下でしか使えないトリックを使った殺人方法です。屍人荘の殺人はこのトリックの為にあると言っても過言ではありません。トリックが素晴しいので多少の粗も新人作家なので全部が完璧でわないよなと納得しました。ミステリー警察のラノベのような文章や○○○を使った作品はミステリーではないという批評もミステリーと言うジャンルの衰退と関係の無いことです。個人的には続編の魔眼の匣の殺人は現時点で今村さんの最高傑作です。今作が75点だとするならば、魔眼の匣の殺人は90点ぐらいでとても完成度の高い続編になっているので、まだ読んだことの無い方は是非読んで見て下さ い。 追記:ハードカバーの方と彼方のアストラという少年漫画が原作のアニメの低評価のレビューが、「こんな者は、SFじゃない、ミステリーじゃない」といった批評がどちらも共通しており、偏屈なSF・ミステリーファンの方がジャンルの拡張を阻害している印象を感じました。(個人の感想なので、不快に感じられた方は申し訳ないです。) | ||||
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「想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされ」たにも関わらず、その状況下で連続殺人事件が発生するとしたら、犯人には余程ひねくれた動機があるに違いない。 その動機まで探偵役が推察することは不可能で、動機については最後に犯人が語るのであろう。 とすれば、探偵役が客観的に知り得た情報から、誰がどうやったのかをきちんと推理できなければならない。 状況設定や人物設定は変化球でも、犯人を特定する推理は、ど真ん中のストレートを投げねばならない。 そんな事ができるのか。 と思いつつ読んだが、なかなか良くできている。 人物設定は麻耶雄嵩や城平京の作品を思わせるのに、推理そのものは古典的王道なのだ。 普段から推理小説を読み慣れている者には面白さが伝わるであろうが、「話題になっている作品だから」読んでみただけの者には、わからないかも知れない。 | ||||
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ゾンビに建物を包囲されたクローズドサークル物、と発売当時聞いて凄い飛び道具だなあと思っていたのですが、ゾンビを舞台装置だけでなく、犯行からテーマ的なモチーフまで存分に活かしていて非常に満足感がありました。 主人公自身はライトミステリを軽んじるような言動をしてる一方、この作品自体には現代的なキャラクター小説としての軽さがあり、読んでいて疲れないのも魅力です。 女性キャラの造形が古すぎではみたいな声には同意しますが(素人探偵明智の方が全然キャラとして面白かったと思います)、それを差し引いても全然楽しめる小説でオススメです。 | ||||
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元々、普段はビジネス書とか普通の恋愛小説を読んでいるのですが、こちらの小説の漫画化されたものを読んで展開が気になったので小説版を手に取りました。 正直、序盤までは良くありそうな推理小説だなと思ってたいしてハマらなかったのですが、ストーリーの主要人物だと思っていた人が死んでから一気に興味を惹かれました。 とはいえ最後まで序盤で死んだ人が惜しくて仕方なかったのですが、このおかげで心惹かれたので、あれはすごい演出だったなと感心しました。 また、この本の探偵役が謎を説く理由がまた、今までの推理小説にはない展開で逆にハマるきっかけになりました。 正直言うと、良くある推理小説の探偵が謎を解くという当たり前の展開に飽きていたんだと思います。 ちょうどコナンや金田一世代なので、推理漫画を読みまくっていたせいか、序盤で登場人物を見たら、トリックは分からないけど、犯人はこの人だろってのが空気で分かってしまう。 殺人事件に巻き込まれて、そこになぜかとびきりの探偵役がいて、こんがらがったトリックを見破って犯人を見つけるというストーリーってもう当たり前すぎて。。。 そんな中でこの小説は、考えもつかなかった◯◯◯が出てきて推理するどころじゃなくなります。 人間の心理だけならなんとなく想像つくんですが、そこに異物が入っただけでこんなにも訳分からなくなるものかと。感心しました。 こんな展開見たことない!笑 の連続で、最後まで飽きずに読むことができました。 いや、本当に面白かった。 この小説に低評価をつけてる方は、本格的な王道の推理小説しか好きじゃないんだと思います。 確かにそういうのが好みだとしたら、このストーリーは受け付けないかなとも思うんです。 ただ、私みたいに、今まで見たことのない考えたこともないストーリーが見てみたいと思ってる人にはハマると思います。 次回作も買ったので、今から読むのが楽しみです。 | ||||
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最近は動画にゲームにスマホに漫画にあらゆる媒体が自分を楽しませてくれる。取り分けYouTubeなどの動画はもう見ない日はないと言い切れる媒体だ。それが、職場の同僚のススメで読んでみたのだが、これが大正解!もの凄くハマってしまった(笑)1日6時間をかけて読んでしまった!LINEや動画、ゲームなど映像が好きな自分が、だ。普段本を読まない自分がまず親切だと思ったのが、登場人物欄と別荘の見取り図だ。スクリーンショットを撮っておけばいつでも確認出来るからかなりいい。忘れてもいつでも思い出せる。電子書籍はスクリーンショットが取れるから、気になるところはいつでも見返せるので、トリックもひとつだけすぐに分かった!・・・ただ犯人はわからなかったが・・・(笑)最初の入りの葉村と明智の会話が面白く、入りが面白くないと読むのをすぐやめてしまうスマホ世代の心をガッチリ掴んでいる。それから美女ばかり出てくるのも想像をする上で重要かも(笑)トリックはゾンビを絡めたりする非現実ながらも現代のスマホ世代の心を掴むだけでなく、それを利用する本格トリック!これが全て推理出来る人は・・・すごいです。二転三転する衝撃の展開が待っているので、ぜひ長期休みを利用して読んで下さい!ハマって一日で読んじゃうかもしれないけど(笑) | ||||
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今までにないからこそ受賞できたんだと思う。時代は変化していくしね。でも正直本格ミステリー好きにはちょっと退屈かも。次回作には十角館の時のような衝撃を期待しています。 | ||||
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読後まず思ったのは「金田一少年のバイオハザード」 少年漫画にある推理漫画のようなノリで話が導入され、 金田一少年の事件簿みたいだなぁ、と思って読み進めると あれ?ラクーンシティ?みたいな感じに。 そうかと思うと、「後は任せたぜ」的な感じで謎解き役かと思われた人物が退場。 そこからは、まぁ、よくある雪山とか嵐の孤島とかに閉じ込められた金田一少年の事件簿的な話が再開。 密室トリックを論理的につぶしていくのは面白かった。 江戸川乱歩の「類別トリック集成」をわかりやすく解説してもらってるような感じ。 お話としては、こんな動機でここまでやる?とか、緻密な殺人計画をとっさに練り上げられるものかね?とか 結局、バイオハザード起こした連中は何がしたかったの?とか思うことはあったけど、 そこは全体に流れる少年漫画のような雰囲気のせいかそこまで気にならなかった。 これが実写だったらかなり違和感感じたかも。 以上のように、「本格ミステリ」にはやりのゾンビモノと少年漫画要素を入れて カジュアルダウンされた作品って感じで非常に読みやすかったし、自分的には面白かった。 | ||||
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軽くネタバレしますがゾンビが出ます。 撮影でもCGでもない、本物のゾンビです。確かに今までの推理モノとしては邪道も良いところでしょう。 しかし前提となる全ての条件が伏線として作中のいずれかで提示され さらにラストに至るまで気付かず、騙された私はまさにこの作品を最も良い形で堪能したと言って良いでしょう。 クローズドサークルで起こる殺人事件、いつ自分が殺されるか分からないという緊張感の中救助を待つ登場人物たち 手がかりを探して事件を紐解いていく探偵とその助手 これほど普遍的でかつ斬新なミステリは過去になかったかと思います。 最後の最後に至るまでページを送る速度を緩ませないそんな魅力を持った本作には大満足の星5を付けさせて頂きます。 | ||||
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まだ事件前の部分ジャンプで漫画化されててそれ見て本編も読みました。ミステリーは学生のころ金田一とかコナンくらいしか触れてないライト勢です。ミステリーの基本用語考え方を登場人物が語ってくれたり事件の前に登場人物をおさらいして覚え方を語ってくれる等親切設計。kindleはページ飛びしにくいので前の登場人物表に飛ばなくていいのがありがたかった。 読者への配慮をこめつつストーリーもミステリーとしても作者のアイディアが詰め込まれていて非常に面白かったです。娯楽作品としてはハリウッドが動いてもおかしくないと思いました | ||||
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このミステリーはたしかに凄い。大学生のサークルの夏合宿や大学生の名探偵達の組合せで、殺人事件に遭遇するというありふれた設定で始まります。名探偵たちもそれを予期して、夏合宿に参加したと思えば、とんでもなく奇想天外な事件と遭遇します。一瞬、笑ってしまうシチュエーションですが、密室殺人の謎解きは並行して進むし、犯人がまさかこの人もって思わせる序盤の展開にも脱帽です。トリックの素晴らしさ、登場人物が10人くらいいて覚えにくいなぁと読者に思われる前に語呂合わせで表現する親切さも取り入れているのも圧巻です。 | ||||
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この本が賛否両論になる理由もわかります。なぜならこの本は本格ミステリを読んで読んで読みつくした人に刺さる本だからです。本格ミステリとはこういうものだという持論を持っている人にほど、アイデアの奇抜さとその昇華方法が評価されますが、ただの本好きにはなぜこの本が評価されるの?となるわけです。だから本をたくさん読んでいてかつ自分で執筆もしてる選考者には受けがいいのです。 あと文章が軽いと言ってる人もいますが、江戸川乱歩賞を受賞した東野圭吾のデビュー作『放課後』はこれと同等、もしくはそれ以下でしたよ。 | ||||
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はじめは普通のミステリかーと思っていたら、途中からの展開に驚愕する。これほど話題になったのも納得できる。 ただ「ゾ◯ビといえば、こういう性質だ」と、ほとんど検証なしで決めてかかって進むところにだけは違和感あり。 とはいえ、ゾ◯ビの性質をうまくトリックに絡めているところは非常におもしろかった。 | ||||
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内容・結末ともにどっかで見聞きした感はあるが、普通にサラッと読め、まあ楽しめる。 | ||||
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僕はミステリー小説の経験値は少ないので、読み慣れた猛者にとっては知りませんが、僕はかなり面白かったです とりあえず、読みやすい、物語に引き込まれる、キャラも魅力的、トリックにも感心しました 特に最初の犯人は全く思いもしなかったというか、それこそこの世界観じゃないと無理な犯行なので、分かった時にはやられたと思いました それはわかんねーよ、と… なんだか賛否両論みたいですが、非現実な世界観を受け入れられるなら十二分に面白いと思います | ||||
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ここ最近一気に低評価が増えたのは知名度のせいだろうか 普通に面白かったけどラノベっぽいのと 女性像が明らかにオタクの妄想って感じだから 高齢者と女性には受けが悪いと思う あくまで男性向け 年齢はいいとこ30台中盤までの人向けだと思う | ||||
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ミステリー好きには説明不要のクローズドサークル物。久々に凄く良かった。読み始めは、ちょっと取っ付きにくい感じだったけど、剣崎比留子が登場するや否や、キャラやストーリーにハマりまくりました。映画されるので観に行きたのですが、オヤジなのでちょっと無理かな。DVD出るまで待ちます。 | ||||
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選評通り、新しいクローズドサークルの形を提示した傑作 いわゆる心理的密室殺人に近い◯◯◯トリックが良くできているし、THE王道なのでは 三冠を取ったことで、逆に過剰に酷評されてしまっているように感じた | ||||
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