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屍人荘の殺人
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屍人荘の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全212件 201~212 11/11ページ
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こんなに楽しく読んだ本格ミステリは久しぶりです! 話題になっている特殊設定と本格ミステリが見事に融合し、謎解きも無理がなく非常にロジカルに展開されます。 このクローズドサークルを作った要因について、あり得ない・もっと掘り下げるべきだと言う意見も散見されますが(確かにそう思う部分も少しはあります)、これは他のミステリ作品と同じで、話を作る為の装置なんだと考える方がよりこの作品を楽しめると思います。 そこに突っ込むのは無粋かと。 ただ、好き嫌いはハッキリと別れる作風ですね。 それも強力な個性ゆえだと思います。 とにもかくにも次回作が楽しみです! | ||||
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本格ミステリとしては斬新なクローズドサークルも良いし、トリックも秀逸。パニックホラーの緊迫感と、探偵と主人公の関係性のおかげで先が気になり、ほぼ一気読み。次作がとても楽しみな作家だ。 あとは内容とは関係ないのだが、Kindle版には選評が入っていないのがとても残念。電子書籍のこれからを考える上でも、電子版のみ解説等をなくす風潮は改めて行くべきだと思う。(商品説明にきちんと書いてあるため、騙されたという趣旨の文句ではありません。) | ||||
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大学生の夏のペンション合宿で起こる悲劇のお話。 ゾンビから逃げて籠城する中での連続殺人。とても斬新で、面白かったです。 会話文の言いまわしに少し気になる所もあったのですが、文章自体はとても読みやすく、一気読みしました。 次回作があるのなら、ぜひ読んでみたいです。 | ||||
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設定にびっくりしすぎて、ストーリーがおもしろいのかとかトリックはうまくできているのか、とは違うところで夢中で読んでしまいました。 最後も本筋とは違うところで「ええー!」とまたびっくり。 人に「おもしろかった?」と聞かれて、「どうかなあ」とあらすじを説明すると、みんな「読んでみたい!」と言うので、本としては成功ですね。 | ||||
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表紙のような内容でした。今回は、賞に応募するということで、かなり奇をてらわざるをえなかったのでしょうが、普通に青春ミステリーを書いても十分通用する文章力だと思います。あるいは、パニックものでもいけると思います。次回作も期待しています。 | ||||
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絶海の孤島でも、雪山の山荘、っでもないあまりに強引なクローズドサークル、には賛否両論だと思いますが、 それは兎も角、クローズドサークル内での殺人に対するフーダニットの推理は、端正な「純本格推理」を貫いていて好感が持てます。 そして、ハウダニット・フーダニットを超えた「ホワイダニット」の妥当性には納得しました。非常に良いと思います。 新本格の勃興から20年以上経ち、絶滅危惧種と思われたこの分野に、このようなパワフルな新鋭が出現したこと、素直に賞賛します。今後の活躍に期待!! | ||||
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第27回鮎川哲也賞受賞作。選考委員全員の評価「A」だそうですが納得できます。この賞に相応しい作品ともいえ、本格ミステリーがお好きな方は、概ね楽しめると思います。冒頭の間取り図や登場人物等のお決まりのパターンを踏まえたうえでの、所謂『嵐の山荘』ものですが、まずはそうなった状況に意表を突かれ一気にのめり込みました。且つ、いきなり、まさかの展開が発生し、詳しくは書けませんがこれも心憎い演出です。期待に応えてくれました。 作者は本格ミステリーに傾倒してした訳ではないそうですが、充分な研究心が感じられます。伏線や情報も丁寧にそして随所に散りばめられ、読み手をかなり刺激してきます。探偵の真相解明のシーンも懐かしい感じがしますし、何よりミステリーで傍点がある文章は読んでいて楽しい。ただ、探偵のキャラクターは悪くはないのですが、今回の新しくも古典的王道の匂いのする作品には、少し馴染まなかったかな、という印象は受けました。ともあれ、非常に良く練られたミステリーです。 | ||||
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新人のデビュー作としては、90点以上の出来ではないでしょうか。 マジですか? 正気ですか?というストーリーの運び方は、 既存の作家にはなかなか出せない勢いを感じました。 ネタバレになるので、内容についてはあえて触れませんが、 読んで損したなという感想は出ないと思います。 クローズドサークルを作り出すことになる大仕掛けと、 その内部で起こる密室殺人のトリック、私はどちらも 面白く読みました。 キャラクター作りもうまく、これからが楽しみな作家さんです。 星を一つ減らした理由は、私が「このキャラ好き! 応援したい!」 と思った人が物語の中で呆気なく退場させられていたからです笑。 | ||||
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書店でタイトル見ただけで即購入。 大学生たちが人里離れた山奥の別荘で合宿、というクローズドサークル物の王道設定。 屍人=ゾンビ(感染者)が別荘を隔絶してしまい、時が経つにつれどんどん登場人物の活動範囲が狭められていくPUBG(オンラインのPCゲーム)感もあって、次はだれが殺されるかプラスの恐怖感もある。 本編のメイントリックや配役、ガジェットは80年代新本格ミステリをしっかりと受け継いだ様式美スタイル。 もう少しゾンビが迫りくる恐怖を演出できたら…とは思ったがそれを差し引いてもかなり楽しめた。 さすがは鮎川哲也賞、こういう本格推理ものを現代に生み出してくれることをありがたく思う。 | ||||
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今年読んだミステリーの中で断トツに面白かった。 久々に楽しみな若手作家の登場で嬉しい。 古典的本格ミステリーファンは必読。 | ||||
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内容紹介を見て面白そうだったので購入。期待を裏切らず一気読みしてしまいました。 ゾンビに囲まれてクローズドサークル化したペンションで起きる連続殺人。パニックホラー系の本格ミステリです。 大学生の主人公と探偵が趣味の先輩とのコンビは、有栖川有栖氏のアリスと江神さんを意識したのでしょうか… 意外な展開に驚きました。 人間をゾンビ化させた具体的な方法はぼかされていますが、ちゃんと根拠は示されており 昨今のラノベのように異世界に飛ばされたり、未知なる力が及んだりしたわけではありません。 ゾンビが襲って来る割には多少緊迫感に欠ける部分もありましたが、概ね満足できる内容でした。 このジャンルでの次回作にも期待です。 | ||||
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前評判の高さに迷わず購入しました 前年のジェリーフィッシュは凍らないがよくできた本格ミステリでしたので、この作品も楽しみに読み始めました 出だしは大学のミステリ愛好会二人のユーモラスな会話から始まり、有栖川さんの「学生アリスシリーズ」に似ているかなと思ったのですが、映研の夏休み合宿で待ち受けていたのはバイオテロによるゾンビの大発生 別荘はゾンビに囲まれ、周囲は封鎖され、電話や携帯は繋がらず、警察や助けも来ない..クローズドサークルの状態に追い込まれます 半分近くがホラーサスペンスになっているので好き嫌いが別れるかもしれません ゾンビの襲撃に怯えながら立て籠った異常な状態で起こるのが連続殺人 しかもゾンビに殺されたとしか考えられない死に方、ゾンビはまだ侵入していないのに..何故こんな時に..ここからが本格ミステリですね ホラー、ゾンビ物は苦手なもので、正直序盤は読むのに苦労しました 巻末の評論で北村薫さんが「野球を見に来たのに、いきなり闘牛が始まった」と例えていますがいい得て妙ですね ただ本格ミステリとしては見事な出来です 犯人は誰か?というより全体の真相にああこうですかと感心しました 作品のジェリーフィッシュは凍らないに続いて見事な本格ミステリです 鮎川賞は最近当たりが続いてますね | ||||
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