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屍人荘の殺人
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屍人荘の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 61~80 4/5ページ
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なぞ解きのミステリー小説は初めて読んだのかもしれません。 さまざまなトリックが仕掛けられている。 流し読みをせず、それらの情景を浮かべながら頭にたたきこんでいく。 それらがどのように開花していくのか、関心が高まっていく。 すべてのシチュエーションが計算されている。 凄惨なあらましをスマートに表現し、感情を抑え、いくぶんコミカルにも映ってくる。 なぞ解きの醍醐味を味わおうとしている。 登場人物は多い方ですが、名前とキャラが関連付けされており、比較的覚えやすい。 こういったジャンルに好ききらいがあるかもしれません。 | ||||
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確かに、面白かった。 大学生が主人公の軽めのミステリーかと思って読み始め 紫湛荘の建物の見取り図があって おおー密室殺人事件???と期待したところで ****が出現。えええええええ?!?! (巻末の選評でもここは○○○○となってます(笑)) ****込みのクローズゴ・サークル。 イッキに読みましたし 事件の解決も、面白かったのですが 残念ながら****が出てくる件については エピソードが拾われないままなのが消化不良。 | ||||
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斬新な構成と、真摯に取り組んで書かれたということが伝わってきて好感です。ゾンビが出てくるあたり、ホラータッチか?と最初は思いましたが、雰囲気としてはトリックと謎解き重視の新・本格派だと思います。鮎川氏の賞でもありますし、それに鮎川氏に師事した有栖川有栖氏の作品といろんな点でとても似ていると思いました。 特に有栖川氏のデビュー作「月光ゲーム」です。主人公の男子学生とサークルの先輩との飄々とした会話や、異なった大学のサークルが男女混じえて合宿することになること、そこで、「屍人荘」の場合は陰謀によるゾンビ発生で脱出不可能な山荘、「月光ゲーム」の場合は火山噴火で下山不可になったキャンプ場。そこがクローズドサークルになる。回りの環境と戦うたけでも大変なのに、内部で殺人事件が発生する。そして「月光ゲーム」の評でも多かったように、「登場人物が多すぎ。しかも同じ人物を姓で呼んだり名で呼ぶこともありで、混乱してしまいいつも前の登場人物表を見直さなくてはならない」というあたりも同じです。探偵役になるヒロインが、推理している時は髪の毛で唇を触っているというところですが、これも、有栖川氏作品の探偵役、火村教授が、推理中は指で唇を触る癖があることを思い出させます。また、殺人の動機も、個人的なうらみの種類が似通っているというか・・・。そんなことでかなり既視感がありました。新本格の作家は、大学のミステリ研究会出身が多いそうで、サークルの合宿で殺人事件が起きて・・という作品が多いのですが、これもそのひとつという意味では、新鮮味がなくてちょっと残念でした。 また、最初に殺された人物の犯人は途中でわかってしまいました。そして何よりも、ヒロインの造型がちょっと受けつけませんでした。女性としての実在感がありません。作者は、むしろゲームやアニメ、漫画などを中心に読んできた人なのでは?と感じました。もしくは強いてそういう層を狙って書いたのか。作品全体がライトノベルっぽくて、本好きで、ミステリをはじめ様々な本を常に読んでいるという方には物足りないと思います。構成はおもしろいし解決のオチも説得力があるので、次作はもう少し渋めの本格ミステリを期待したいです。 | ||||
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…は無かったかな。 ではまるっきりダメな駄作か?と言われるとそうではなく、割と楽しめた感じ。 昔からの綾辻行人ファンなので、帯のコメントとタイトルに誘われほぼジャケ買い。他にもそうそうたるメンバーがコメントしてます。 ネタバレや前情報無しで読みました。 携帯もスマホもPCも蔓延した現代劇の中で、どうやってクローズドサークルを作り上げるのかな?と思ってたら、まさかそう来たか!と素直に感心しました。 ここで◯◯◯の登場を受け入れられるかどうかは人によって分かれるのかな。 私は劇中の突拍子も無いことも割と素直に受け止められる方なので、そこは返って楽しめました。 ですがせっかくのこの特殊なシチュエーションを全開に活かせてるか、と言われると…んー……となってしまう。 他のレビュアーの方も書かれていますが、まず人物描写にイマイチ深みがない。主人公の『私』にも他の登場人物にもなんだか感情移入しにくい。 登場人物の気持ちの動きも伝わりづらい。いつの間にか好意を抱いていたり、そんな気持ちになる会話あった?と思うこともしばしば。 体型や性格に合った名前は覚えやすくてありがたかったが、割と軽く読めてしまう分、それすら軽く感じてしまうような。文体は余計な情報がなくスラスラと読みやすい。それ故に、よりラノベ風に感じてしまうのかな。 たまにある、取ってつけたような大どんでん返しは勘弁なのだが、ラストでもう少し驚かせてくれるかと思っていたがそうでもなかった、というのが素直な感想。 そもそもスマホのカメラ機能が使えるのなら、若い登場人物ばかりなのだから、監視カメラ的にビデオ撮る奴いなかったんかい!と今思いました笑。 往年の館シリーズのように実際に声に出して「えっ⁉︎」と驚くような事は無かった。あのヤラレタ感が気持ちいいんですけどねー。 人によってお金の価値感は違いますが、私にはちと高い¥1800でした。 ただデビュー作とのことですので、新人離れしていることは確かでしょう。 次回作に期待! | ||||
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クローズド・サークル化された館(山荘)で密室殺人を含む連続殺人が発生するという、まさに本格ミステリの王道に挑んだ勇気ある作品。本作の舞台設定は、多分、クイーン「シャム双子の謎」からヒントを得ていると思うが、山火事の代りに、"ゾンビ"の集団襲撃とは恐れ入った。確かに恐れ入ったが、ミステリ的に面白いか否かは微妙な線。 ゾンビという破天荒なSF的奇想の割には、謎解き部分が小奇麗に纏まり過ぎていて、そのギャップが大きいのである。また、ゾンビに対する好悪・知識が本作の好悪を左右してしまうという危険性を孕んでいる(作者も充分承知しているとは思うが)。私はゾンビを題材としたアニメや映画には全く関心がないので、ゾンビが出現した時点で腰が引けてしまった。更に、私が奇異に感じたのは、"異形のモノ"が出現した際に、登場人物全員がそれを低能力のゾンビと"共通"認識した点である。これ以降、人間とゾンビとの区別が付いてしまった。私はこの設定なら、人間とゾンビとの間を自在に行き来出来る怪物が居ても不思議ではないと感じたので、この展開にはいささか不満を覚えた。冒頭から被害者(候補)及び動機は明白なので、ゾンビ化していない残った人間の中に犯人が居るのでは興醒めである。どうせなら、もっとハジケても良かったのではないか。 「十中八九全員が死亡するという状況下で、何故、犯人は殺人を決行したのか?」、という上述した「シャム双子の謎」にも通じる(趣向は異なるが、山口雅也氏「生ける屍の死」にも通じる)本作の「why done it?」の命題に対する回答も、動機が明白なために意外性がない。ここまで瑕疵ばかり書いて来たが、これは期待の裏返しである。ゾンビに目を瞑れば(ゾンビの存在なしでは本作の謎は創れないのだが)文句なく楽しめる作品であるし、何より本格ミステリに賭ける作者の意欲を買いたい。本格ミステリ・ファンにとっては読んで損のない怪作だと思った。 | ||||
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昔から本格ファンで、今回の肝となるアレ関係作品鑑賞を趣味にしている40代です。 トリックがちょっと肩透かしでした。 殺人動機はもっと残念でした。 男女大学生とOBが集う訳アリの会というだけで、このジャンル慣れした方は動機をすぐに思いつくでしょう。 たぶんそれで合ってます。 機関や首謀者の件、続編を書くつもりで敢えてあの状態なのかなと思うことにしました。 スピーディーな文章とお決まりのキャラ設定は、日頃こんな本を読まない人にはとっつき易いでしょう。 個人的に、探偵少女よりも明智先輩に活躍してほしかった。 この小説が一人称でなかったら、もう一つ評価を上げました。 | ||||
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非現実的と思われるゾンビの出現に戸惑いました。現実的な情景での密室事件ならもっと良かったと思いました | ||||
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設定は奇想天外だし、キャラ設定は面白いし、ラスト前までは最高に楽しかった。これは最後どうなるんだろう??と日々電車の中で読むのが楽しみだった。 最後がね、ちょっとミステリーマニア向けなのかな。細かい点に終始してしまった感じがあって、大どんでん返し、、って印象じゃなかったかもなあ。おっぴろげた奇想天外な設定をもっとダイナミックに料理してほしかった。 でも続編なんか出たらまた買っちゃうかも。 | ||||
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ミステリー小説を読もうとしている人にはちょうど良いと、個人的には思った | ||||
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ラノベっぽいという意見に納得。密室形成の奇策には驚いたが,それだけのような気が...下手に人物造形に拘らず,トリック勝負のザ・本格!を目指せば面白い作家になるかも。 | ||||
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本屋さんの平積みとポップに惹かれて購入。 とりかかりは、大学生が夏のサークル活動で、避暑地での合宿への参加。 ということで、なんとなく読む気がなくなりつつ、とは言え、せっかく購入したからと読み進めた。 できれば、サマーフェスティバルでのテロについてもう少し展開してほしかった。 マダラメ機関、興味がわく。 でも、あまりたいした展開はなく、いきなり、テロ。 ちょいと拍子抜け。 殺人予告からの殺人。 謎解きはとても正統派だと思う。 それなりきに楽しめた。 ★★★★くらいなのかもしれないけれど、作者の次作品に期待して今回については、辛い点数にした。 | ||||
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「このミステリーがすごい 2018年版/国内編」で1位に選ばれた作品ということで興味を持ちました。クローズドサークルの本格ミステリーであり、大学のサークルの合宿を舞台にした連続殺人ということで、綾辻行人さんや有栖川有栖さんの作品みたいな雰囲気を想像していたのですが、ちょっと違いました。 文章が全体的に、何というか、ライトノベルっぽいです。 「人物描写が浅いとか」、「これじゃ単なるパズルゲームだ」みたいな指摘は、以前から”本格”ミステリーに付き物の批判なので気にならなかったのですが、いわゆるライトノベル的な雰囲気には最後まで馴染めなかったです。個人的に苦手なジャンルなので。 感性が若々しい人や、ライトノベルに抵抗がない人ならば、面白く読めるかもしれません。 以前であれば、「このミス1位」の作品を読んでおけば、ほぼ満足できたのですが、時代が変わり、選者も変わり、自分の感性も変わったのでしょうか。いずれにせよ、今後は「〇〇1位」みたいなのを、本を選ぶ参考にするのはやめよう思いました。 蛇足になりますけど、綾辻行人さんや有栖川有栖さんなどの「人気作家が大絶賛!」ということで作品に対する好意的なコメントを寄せており、それにも釣られてしまったのですが、お世話になっている出版社から「先生、コメントをお願いします」って頼まれたら、批判的なコメントなんて書けないですよね。そのトリックに早く気づくべきでした。 | ||||
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普通に面白いですよ。読んで損は無いと思います。 ただ、いろいろ面白いエッセンスが散りばめられているんだけど、そこ!っというところまで到達していないというか。 途中でオチが見えてしまったのと、そしてそのオチはこれまで積み上げて来たせっかくの「本格」感を2時間サスペンスレベルに引き摺り下ろしてしまったかな、という気もします。2時間サスペンス好きですけど、今ここでそれは要らない。 同じ内容でも描き方次第でもう少し満足度が上がったのではないかと。 他の方のレヴューにあるようなライトノベルレベルだとは思いませんが、あれこれ読んだことのある経験値の高い方には少し物足りない、消化不良な作品かもしれません。 とはいえ、メインのキャラクターは描き切れていないとは言え魅力的なので、次作に期待できます。 | ||||
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エンタメ作品として完成度が高いパッケージになっており、賞を受賞するのも当然だろう。 本格ミステリの文脈と正統派ゾン○映画の文脈とをバランスよく接合したパッケージ感は、商品としてパーフェクトな感じがする。本格ミステリ好きには安全牌な作品と云えよう。 このため、深みや偏りには欠けるので、特定のフェティシズムを持つ御仁には物足りなく感じるだろう。私もその一人であり、★3つとした。文体の稚拙さや主人公をちっとも魅力的に思えなかった点なども減点の要因だ。 フェティシズムといえば、斑目のくだりなど、戦前の探偵小説風な胡散臭さが出ておりgoodだったけれども、それは単に記号として利用されるのみで、取り替え可能な記号であった。 個人的な好みでいえば斑目のような胡散臭さをさらに深く追究していくような世界観がイイが、然しそんなことをしたら、偏った変態小説に堕落してしまい、一般受けするような賞の受賞どころではなかったろう。正統派ゾン○映画の文脈活用も然りで、この作品でゾン○は他のものに取り替え可能な記号に過ぎぬが、やりすぎると一般読者が逃げるだろう。 その意味で本作は、商業として成功していると云わざるを得ない。 また、著者の1985年生まれ、岡山大学卒、フリーター。というプロファイルは素晴らしい。 そろそろ還暦を迎える私からみれば、著者のような若者が活躍するのをみると、「自分も頑張らねば」とやる気を起こさせてくれる。ジャンルは違えども、新しいチャレンジし成果を出すという、単純な行為はジェネラルな問題だ。ありがとう。 | ||||
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世に言う「本格ミステリー」とは一線を画した作品。 題材や舞台は面白いがトリックは平凡、動機は無茶苦茶。 あとミスリードさせようとする記述が多すぎて、結局何にも触れられない奴が一番怪しくなるっていうね。 なのでガチのミステリーとしてではなく、話題の本、くらいの気持ちで読むと良いかもしれません。 キャラは好きなので、同じキャラで続編というか別のお話も書いて欲しいかな。 | ||||
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いやまあ、間違いなく本格ミステリなんですよね。クローズドサークルとか、密室殺人とか。読者にも分かりやすい形でヒントが散りばめられていて、謎解きの段階になると「なるほど!」と膝を叩きたくなる。 けど、○○○が絡んでくるとは……個人的に、カレーライスを頼んだはずがカレーうどんを食ってるような、そんな違和感を覚えました。 作品から一歩距離を取ると、「なんでこの人たち当たり前みたいに○○○って口にしてんの?」って思わずツッコミたくなります。 けど、こんな挑戦的な作品が多くの人に支持されるのは、未だ出版業界の懐が大きいっていう証拠。これからも想像だにしなかったミステリーに出会えるかもしれない。そんな期待を抱かせてくれます。 この作家さんはキャラクターが馴染みやすいので、ライトミステリーとか書いてみて欲しいですね! | ||||
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こういうテーマはNEWですね。映像化にぴったりな作品です。ただ熟年者にはちょっと・・・。若い人どうぞ。 | ||||
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設定の斬新さは、まあ あるといえばあるけれども、最近はあれが出てくる作品は死ぬほどあるので、それでクローズドサークルになったから、何?って感じでした。 トリックも、カタルシスみたいなもの感じられなくて、本格ミステリってこんなだったかなーって感じてしまうのは、私の感性が鈍ったせいかもしれません。 「なんだか、こんなご苦労なことやって、大変だね」って思っちゃうのは、もはや本格ミステリ読むのに向いてないという他ないなと、自分で思いました。 文章自体は面白かったです。引き込まれて読みました。 | ||||
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読んで損は無いものの、是非と勧める程では無い。 輝かしいタイトルに釣られて買ったものの、期待程では無かったので残念。 ○○○が出てくると知っていたら買っていたか・・・?? 事件最終日の朝方に葉村君がとった行動は、少し不自然。 最初の報告書、そして、最後のエピローグの展開は検討が必要と思った! | ||||
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このサスペンスがすごい。と書いてあった帯を見て購入、読み始めて驚きました、まさかゾンビものとは。謎解きのキーだからか、ゾンビの生体について長々と書かれており、やたらとゾンビに詳しくなってしまいました。ゾンビ好きには是非。 | ||||
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