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九つ目の墓: 刑事ファビアン・リスク2
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九つ目の墓: 刑事ファビアン・リスク2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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1作目の「顔のない男」が、ある雑誌の書評で絶賛されていたので、このシリーズを読み始めました。 1作目、2作目と読んで一番感じたことは、主人公であるファビアン・リスクに魅力を感じないことですね。 優秀な刑事であるように書かれていますが、どちらかというと(悪い意味で)探偵小説に良く出てくる名探 偵タイプなんですね。悪い意味で、というのは、どういうわけだか自分の着想や発見したことを他人に伝え ず、独断専行してしまうところ。それでも本当の名探偵なら、いかに独断専行していようと最後にはすっき りと犯人を暴き出して終わるわけですが、現代の警察ものの主人公であるリスクの場合、そんなすっきりし た終わり方にはなりません。そこに、家庭生活における優柔不断さが加わるので、なおさらリスクに魅力を 感じないわけです。現実にはリスクのような人物の方が多いかもしれないので、そういう意味ではリアリテ ィはあるかもしれませんが物語の主人公としてはあまり魅力が感じられません。というか、北欧ではこんな 捜査が認められるんですかね?あんな結果になっているのに、辞職ですむのかなあ? ただ、作者が脚本家と聞いて納得する部分もあります。どんでん返しの繰り返しとか、読者をミスリードす る展開とかは、いかにも映像作品を生業とする人だなあという感じがします。映像作品では描けないシーン を小説で表現した、という印象も受けました。 駄作ではないけど、共感できなかったという感じですね。それでも次回作(本国では出版されているようで すね)が翻訳されたら買うと思います。そのときは、リスクがもう少し魅力的な主人公になって欲しいと思 います。 しかし、あの場面で、発砲できない刑事って・・・。ある意味リアルかもしれないけど、共感は得られない んじゃないでしょうか。 | ||||
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話はなかなか面白いとは思います。 ですが、主人公ファビアンには違和感しか感じられない。 一応、魅力的な容姿で大変優秀な刑事という設定らしいですが、、 前作では死んでしまった2人の同僚やパートナーのマリーン、今作では 女性上司を含めた新しい同僚達、そしてめんどくさい女のニヴァがいなければ、 とてもじゃないけど事件解決なんでできなかったですよね。 ファビアンの周囲や妻子に対する態度って、結局お前は自己愛の強い、 そう、、ナルシストなだけでは?と思ってしまう。 デンマークの刑事ドゥニヤも優秀なのはわかりますが、セクハラ上司に 対して驚くほどゆるすぎます。もう少し賢く立ち回らないと、 刑事としての優秀さが半減です。 北欧ミステリーの主人公達、決して完璧な人間ではありません。 欠点の多い主人公もいます、ヴァランダーとか。 でも、なんだかなあ、と思いつつも、やっぱりすごく魅力があるんですよね。 この作家は女性を書く方が上手いのかもしれませんが。 もしくはもうちょっと翻訳家の方に頑張ってもらわないと? ファビアンの魅力が全く伝わらないと思いました。 | ||||
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