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(短編集)
M(エム)
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M(エム)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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エロ小説かな、読んでいてもそんなに面白くは無い。 | ||||
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衝撃的とも言えるグロテスクな作品集。 微に入り細を穿つ性的で暴力的な表現に、気持ちがささくれだってしまう。ここから入ると著者の作品を読むのを止めてしまいそうだ。それほどインパクトは強い。 妻の妹への歯止めが効かない思い「眩暈」は、酷似した女性をAVを観て妄想爆発で精神が歪んでいく様に痛々しさを感じる。 幼馴染の父親への思慕がつのる女性「人形」は、ぐちゃっとした人間関係に嫌悪感が残る。 出会い系で転落していく主婦「声」は、子供の虐めの顛末と並行する寒気のはしる展開。本作品集を象徴するグロテスクさは記憶に刻まれる。 SMクラブにハマった男「M」は、度肝を抜く胸くその悪さである。 …とは言え、著者の作品は読み続けているのだった。 | ||||
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死の瞬間を想うときのような、胸を絞めつけられる絶望と恍惚を教えてくれる。 いいのがそろってます。 名作『片翼だけの天使』を思い出させる作品では、白い雪が降り積もる男が、白くなるどころが、どうしようもなく暗く闇に沈んでいくようなノアール。 | ||||
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普通の生活をしていたのにひょんなきっかけから堕ちていく人々を短編で描く筆力は凄いと思うけれど近親相姦やSMが多くて、、、 官能小説ではないですね。 中では声がなんとも怖かったかなぁ。 | ||||
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深いのか・・混乱。ストーリーは読みやすくまた奥深さは確かにある。ただまだ人生経験が浅いので、ラストの余韻の深さが掴めずにいる。でも面白いと思った。ミステリーとは異質だが、こんな作品に触れるのもありかな。 | ||||
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「声」の絶望感、閉塞感こそは作者の持ち味の白眉。加えて表題作の鋭い悲しみ。 | ||||
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気持ち悪くなりました。 人間のイヤーな面を見せつけられ こんな人間にはなりたく無いと。 関わりたくない人間ばかりでした。 | ||||
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短編集だが落ちが特にない。もっと長くかけそうだが。この作者の短編は初めて読んだが、まあまあ上手いと思う。 | ||||
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何気ない日常生活なのに、こんな怖いことになるなんて。。 物語だと分かっていても引き込まれて一気に読めてしまいます。 どのお話も読み終わってからの続きが気になって仕方ありません。 特に「声」に至っては、この後、更なる不幸が押し寄せてくるのが容易に想像され、怖くてたまりませんでした。死ぬより不幸で怖いことがあるんだと教えられました。 怖くて仕方ないのに何度も読み返したくなるのは何故なのか。 心の奥底にある弱さと快楽を求めてしまう欲望を見透かされてしまった気がしてなりませんでした。 | ||||
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サディズムとマゾヒズム。文筆家の多くはこの得体のしれない関係性に興味を惹かれるようだ。江戸川乱歩、谷崎潤一郎、沼正三などなど、多数の作家が自身の作品に取り上げてきた。馳星周の『M』も、その一つ。文芸と大衆文学の狭間で、巧くサド/マゾの関係性を描いている。ハードボイルド作家らしいアプローチだ。ただの官能小説に読みごたえを感じない人には、是非オススメしたい作品。 | ||||
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男の手による情念の小説である。凄いものを読んだという気がしてならない。これは男にしか書けない。ぜひ女性にも読んでもらいたい。 小池真理子や山本文緒が「恋の情念」を描くのだとしたら、馳は「欲望の情念」を描いている。どちらが上等でどちらが下等だという議論は不毛である。感情が揺れ動き、制御できなくなり、奈落に落ちていく心の状態を余すことなく描く。確かに描かれている事は少し「特殊な事例」ではある。しかし一方ではどこか「思い当たる」所もある物語。それが小説を読むときの醍醐味であろう。 | ||||
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うーん。 なんとなく、もっとえろーんな感じを想像していただけに、「肩すかしを食らっっちゃたなぁ」という印象の作品が多かった。たぶん、作者が意図するところとわたしが期待するところがすれ違っちゃったんでしょう。 まずね、エロスを題材にしながら、肉体的な描写があまりないのが、どうにもいただけない。この作品集に登場する人々は、頭でファックしているのだ。欲望を説明し、正当化しすぎるのだ。 読んでいて、「人間の情欲って、こんな直線的で分かりやすいもんじゃないよ」とかつっこみたくなってしまう。特に「人形」と表題作の「M」は、おお、基本的というかお約束の古き良き的な肉親へのコンプレックスがかなり直接的に登場人物たちの行動原理を規定しているので、容易に先の展開が読めてしまう。 こういう「わかりやすさ」っていうのは(=単純化)にもつながり易くて、エンタメ小説としてはヤヴァイんじゃないでしょうか? | ||||
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馳星周の短編集。 元々、多数の登場人物の利害関係が入り組んでみんな落ちていくという話を書く人なので、短編は似合わないかな、という感じはしていたのですが。 短編と言うには一つ一つが長めのお話なので、そこそこは楽しめます。 でも、やっぱり長い話をたくさん書いてほしいなあ。 | ||||
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