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(短編集)
M(エム)
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M(エム)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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死の瞬間を想うときのような、胸を絞めつけられる絶望と恍惚を教えてくれる。 いいのがそろってます。 名作『片翼だけの天使』を思い出させる作品では、白い雪が降り積もる男が、白くなるどころが、どうしようもなく暗く闇に沈んでいくようなノアール。 | ||||
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深いのか・・混乱。ストーリーは読みやすくまた奥深さは確かにある。ただまだ人生経験が浅いので、ラストの余韻の深さが掴めずにいる。でも面白いと思った。ミステリーとは異質だが、こんな作品に触れるのもありかな。 | ||||
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短編集だが落ちが特にない。もっと長くかけそうだが。この作者の短編は初めて読んだが、まあまあ上手いと思う。 | ||||
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何気ない日常生活なのに、こんな怖いことになるなんて。。 物語だと分かっていても引き込まれて一気に読めてしまいます。 どのお話も読み終わってからの続きが気になって仕方ありません。 特に「声」に至っては、この後、更なる不幸が押し寄せてくるのが容易に想像され、怖くてたまりませんでした。死ぬより不幸で怖いことがあるんだと教えられました。 怖くて仕方ないのに何度も読み返したくなるのは何故なのか。 心の奥底にある弱さと快楽を求めてしまう欲望を見透かされてしまった気がしてなりませんでした。 | ||||
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サディズムとマゾヒズム。文筆家の多くはこの得体のしれない関係性に興味を惹かれるようだ。江戸川乱歩、谷崎潤一郎、沼正三などなど、多数の作家が自身の作品に取り上げてきた。馳星周の『M』も、その一つ。文芸と大衆文学の狭間で、巧くサド/マゾの関係性を描いている。ハードボイルド作家らしいアプローチだ。ただの官能小説に読みごたえを感じない人には、是非オススメしたい作品。 | ||||
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男の手による情念の小説である。凄いものを読んだという気がしてならない。これは男にしか書けない。ぜひ女性にも読んでもらいたい。 小池真理子や山本文緒が「恋の情念」を描くのだとしたら、馳は「欲望の情念」を描いている。どちらが上等でどちらが下等だという議論は不毛である。感情が揺れ動き、制御できなくなり、奈落に落ちていく心の状態を余すことなく描く。確かに描かれている事は少し「特殊な事例」ではある。しかし一方ではどこか「思い当たる」所もある物語。それが小説を読むときの醍醐味であろう。 | ||||
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